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2015.04.05
陸上競技

[陸上競技]練習の一環として出場 課題確認の場に

平成27年度しらこばと陸上競技記録会

4月4日(土)しらこばと陸上競技場


男子400m

1組

2着 本平 50"68


男子1500m

1組

2着 松崎 4'07"77


20150404rikujo本平

400mでスピードに磨きをかける本平


20150404rikujo松崎

松崎はラストの走りに課題を残す


 しらこばと記録会に練習の一環として中距離部門から二名の選手が出場した。気温やエントリーにより記録を出しにくい環境であったが、それぞれが現時点の課題を確認する場となった。

 400mには800mを専門とする本平(済3・御調)がスピード練習として出場した。前半から落ち着いて入り、ラストも落ちることなく2着でゴール。「いつも最初にオーバーペースで入ってしまう」と前半の走りを課題としていた本平だったが、レースでは他の選手がスタート直後に飛び出す中でも動じずに自分のペースを守り切った。400mでの収穫は800mに生きてくるはずだ。
 一方、松崎(済1・中央学院)は目的を「ラストを切り替えて次につなげること」とし、1500mに挑んだ。スタートから後続を引き離し単独トップでレースを進める。しかし、残り300mで失速してしまい、先週に引き続きラストの走りに課題を残した。大学の練習、レースに慣れることは簡単ではないが「得意なところから入っていきたい」と塩田部長が話すように、まずは高校時代から経験のある1500mでレースを積み今後の大会でも力を発揮できるだろう。

 記録的には物足りないところもあったが、目的を持って臨んだことにより課題を明確にさせることができた。今後も一つ一つのレースをしっかり消化し、両者とも目標である日本選手権やインカレのA標準突破に向け走力を上げたいところだ。


◼︎コメント

・塩田部長
タイム的には物足りないが、寒いし、今年は大学生が少ないエントリーでタイムが出しにくい雰囲気だったので仕方ない。この大会で記録を狙う目的はなかったのできっかけさえつかめればいい。記録は少し不満だが、最低限の目的はクリアできたと思う。(本平の400m出場の意図は)スピードを武器にする800m選手なので、400mの記録を持つことを目的とした。400mは今年何レースか出るのできっかけをつくってほしい。(松崎は)もともと1500mやもっと長い距離を走る選手で、大学では本人の希望で800m、1500mをやっていく。それの導入のような形になった。得意なところから入っていきたい。

・本平(済3・御調)
先々月から故障していて、故障している中でスピードのある400mをどんなレベルで走れるかを目的にしていた。来週の新座に向けての練習だった。(レースを振り返って)いつも最初にオーバーペースで入ってしまうので、最初は周りを気にせず自分のペースで入った。200m24秒を目安にしていて、自分の中ではできていたと思う。ラストも落ちずに走れたので、故障明けにしては良かった。(今後の目標は)関東インカレの800mが層が厚いので、まずはしっかり選ばれること。また、日本選手権のA標を目標に頑張っていきたい。

・松崎(済1・中央学院)
(レースの目的は)ラストを切り替えて次につなげることだった。(レースを振り返って)ラストが上げられずに終わって前回の課題も克服できず、また課題を残してしまった。展開としては悪くなかったが、ラストもう一度上げられなかった。(大学のレースや練習は)まだ練習に対応できてないところもあり、早く慣れて余裕を持てるようにしたい。(1年目の目標は)インカレのA標を突破すること。


TEXT/PHOTO=畑中祥江