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2020.09.12
サッカー

[女子サッカー]神大に完封勝利!2連勝でリーグ戦好発進

第34回関東大学サッカーリーグ戦1部第3節

9月9日(水) 東洋大学板倉キャンパスサッカーグラウンド


東洋大2-0神大


<得点者>(アシスト)

19分 塩谷(常田麻)

46分 門脇(北村)


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食2=常盤木学園)


▽DF

出耒村亜美(食3=飛鳥)

久保真理子(食4=浦和LY)

澁澤光(食3=常盤木学園)

根間陽彩(食2=大商学園)


▽MF

鈴木陽奈(食2=JFAアカデミー福島)→75分  林みのり(食3=大商学園)

北村美羽(食1=ジェフ千葉LU-18 )→90+3分 山本麻裕(食2=ちふれユース)

常田麻友(食4=大商学園)→60分  中谷汐音(食2=飛鳥)

中原藍(食3=神村学園) →86分  村岡由梨(食1=村田女子)


▽FW

塩谷瑠南(食3=前橋育英)→78分 佐々木葵(食3=花咲徳栄)

門脇真依(食1=JFAアカデミー福島)


先制点を決めた塩谷(中央)と駆け寄るチームメート


堅実な守備で無失点に貢献した出耒村

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部女子部)


 関東大学女子サッカーリーグ戦を1勝1敗で迎えた第3節の相手は神大。前節の勝利で勢いづく東洋大は、前半で2得点を決め2連続の無失点勝利を収めた。


 立ち上がりから風向きは東洋大ペース。19分、右サイドを勢いよく駆け上がった常田麻がゴール前にクロスを上げると、「絶対に決める」と待ち構えていた塩谷が押し込み先制点。この得点で勢いに乗るとさらに試合終了間際の46分、北村のスルーパスを受け取った門脇が勢いよく右端に突き刺しシュート。見事に追加点をもぎ取り、2点のリードで試合を折り返す。


  後半は一転、神大に押し込まれる時間帯が続く。71分に常田菜が駆け上がりシュートを打つもGK正面と、なかなか得点にはつながらない。しかし、そんな状況下でもチーム全体で声を掛け合い、的確な守備で相手の攻撃の芽を摘んでいく。その後も守備陣の活躍により2得点を守りきり、2-0の完封勝利となった。


 今節の試合を終え、石津監督は後半での課題点を挙げながらも「素晴らしいゲームだった」とチームを高く評価した。次節の山学大戦までは1ヶ月ほど準備期間が残されている。この2連勝の勢いをキープしたまま次節に臨みたいところだ。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。 



■コメント

・石津監督

今節は中3日で、相手よりも間が短くコンディション的に厳しいゲームだった。前半は取りたいスペースを使い相手のプレッシングを外す事や、フィニッシュまで持ち込み2点リードで折り返したことは良かった。後半は疲労からかボールを簡単に捨てるシーンが多かったのでここは課題になった。勇気を持ってプレーすればもう少し圧倒できたのではないかと思った。ただ、選手たちは90分間集中を切らさず、しっかり勝ち点3を獲得してくれたので素晴らしいゲームだったと思う。(メンバー編成について)今節は大内と森田が教育実習で抜けたので、必然的に新しいメンバーが入った。中原、村岡、常田(菜)はトレーニングからいいプレーをしていたので今節のメンバーに加えました。特にスタートから出た中原は回ってきたチャンスをしっかり活かし、いいパフォーマンスを出してくれたので期待通りだった。(無失点で終えたことについて)2試合連続で無失点だが、後ろの選手中心にチーム全体で守れていることが要因だと思う。(次節に向けて)次節まで日にちが空くが、また教育実習で4年生が抜けるので、皇后杯予選でチームの底上げをはかり10月を迎えられるようにしたい。


塩谷(食3=前橋育英)

連戦で体力的に厳しい試合だったが、試合の入りからチームとしてやることを統一し、一人一人がやるべきことをできていたので勝利を掴むことができた。苦しい時間帯もあったが、全員が集中して常にアラートにプレーできたので無失点で終わることができた。(得点シーンについて)得点する前のシーンで決定的なチャンスを外してしまっていたので、今回は絶対に決めるという気持ちで地面に叩きつけた。意識していたプレーで得点できたのでこれからも意識していきたい。(今シーズンの目標)毎試合、ゴールシーンに絡むようなプレーをして、大学日本一になります。(次節に向けて)次節は少し間が空き準備する期間があるので、今回出た課題を改善し、チームで勝利を掴めるように準備していきたいと思う。


門脇(食1=JFAアカデミー福島)

今節は、前節と同様に試合の入り方と、ボールの動かし方を意識して試合に挑んだ。前半はチャンスを多くつくることができ前半のうちに2得点できたことは良かったと思う。しかし、自陣でボールを動かすときに相手のプレッシャーを見てパスコースをうまくつくれてなかったり、パスの質が悪かったりして何回かボールを失ってしまう場面があった。連戦で疲労も溜まっている中で、プレーの質はいつもより低くなってしまった部分もあると感じが、勝ち点3を獲ることができたのは大きな成果だったと思う。私は、FWなので相手の最終ラインの選手がボールを持ったときに、サイドに追い込むようにコースを限定することを意識した。実際に試合では相手のキーパーやセンターバックからのロングボールが多かったので、高い位置でボールを奪えるシーンは少なかったが、最終ラインの選手がしっかり対応できていたのでよかった。90分間を通して、何回か危ないシーンもあったが失点を0抑えられたのは、全員が集中を切らさずに声を掛け、マークの受け渡しやチャレンジ&カバーを徹底することができていたからだと思う。(次節へ向けて)次のリーグ戦は少し期間が空くので、課題だと感じた部分を修正し、全員でもっと良いサッカーをして勝利を掴み取りたい。また、個人としても得点という形でチームに貢献できるように頑張ります


・出耒村(食3=飛鳥)

神大戦も日体戦同様に入りは簡単に相手陣地に長いボールを入れて守備から入ることで自分たちのペースに持っていけたと思う。いい崩しから、前半で2得点して後半に繋げられたことはとても良かったが、後半の途中からボールロストが多く支配的にプレーできず相手にチャンスを多く与えてしまったのでそこが今後の課題だと思う。(守備面で意識したこと)ディフェンスラインでのチャレンジ&カバーはもちろんだが、サイドハーフとの縦関係での守備を主に意識した。2人で追い込んで奪い切る事ができたときもあったが、うまくはめられていない事もあったので修正していきたい。(次節に向けて)次は山梨学院戦で、期間は少し空いてしまいますが、この期間でしっかり課題を修正し、チーム一丸となって勝つ為の準備をしていきたい。


[次節試合予定]  

第34回関東大学女子サッカーリーグ戦1部第4節

10月4日(水) vs山学大 会場未定 17:00キックオフ


TEXT=牧田のどか