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2020.10.13
サッカー

[女子サッカー]攻撃的サッカーで武蔵丘短大に4発快勝

第34回関東大学女子サッカーリーグ戦1部第5節

10月11日(日) 東洋大学板倉キャンパスサッカーグラウンド


東洋大4-0武蔵丘短大


<得点者>(アシスト)

32分 塩谷(門脇)

33分 大内(常田麻)

42分 門脇(常田麻)

52分 大内(常田麻)


<出場メンバー>

▽GK

今井佑香(食2=常盤木学園)


▽DF

出耒村亜美(食3=飛鳥)→45分 常田菜那(食4=大商学園)

久保真理子(食4=浦和LY)

澁澤光(食3=常盤木学園)

根間陽彩(食2=大商学園)


▽MF

鈴木陽奈(食2=JFAアカデミー福島)→87分 境ひより(食1=常盤木学園)

常田麻友(食4=大商学園)

北村美羽(食1=ジェフ千葉LU-18 )→63分 森田美紅(食4=スフィーダ世田谷)


▽FW

大内梨央(食4=常葉学園橘)→72分 高岸奈央(食3=ちふれユース)

門脇真依(食1=JFAアカデミー福島)

塩谷瑠南(食3=前橋育英)→72分 佐々木葵(食3=花咲徳栄)



気持ちを一つに円陣を組む東洋なでしこ

(写真提供:東洋大学体育会サッカー部女子部)


 第34回関東大学女子サッカーリーグ戦1部(以下、リーグ戦)第5節の相手は武蔵丘短大。試合全体を通して主導権の握る東洋大は大内の2得点の活躍もあり4-0で勝ち点3を手にした。


 立ち上がり東洋大は、ピッチ全体を大きく使いパスを回し主導権をつかみ始める。左サイドから相手陣地深くまで攻め込むが相手ゴールのネットを揺らすことができない。32分ついに試合が動き、左サイドから来たボールを塩谷が決め先制点を挙げる。さらに、直後の33分に大内が右足を振りぬき追加点を決める。42分にも門脇がゴールを決めて3点リードで試合を折り返す。


 後半も試合の主導権は東洋大。51分に大内が上手く抜け出すがオフサイドの判定。52分にまたしても大内がこの試合2点目を決めて4-0。その後も、5点目を狙うべく両サイドバックが高い位置をとり攻撃的なサッカーを貫く東洋大。4得点の快勝かつ、無失点で勝ち点3をつかみ取った。


 両サイドバックが高い位置を取る攻撃スタイルで4得点を挙げた東洋大。石津監督は「4ゴールともプレーのクオリティが高く素晴らしいものだった」と得点シーンを振り返る。次節は創部から一度も勝利したことがない早大との一戦。大内は「新しい歴史を残せるように絶対に勝ちたい」と意気込んだ。攻撃的なスタイルで突っ走る東洋大に期待したい。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。


コメント

・石津監督
前節の悔しい敗戦からしっかりと切り替えて、勝ちたいという気持ちをプレーで表現してくれた。後半少し落ち着かない場面があったが、守ってくる相手に対して4ゴールを奪い、クリーンシートで終わらせることができたので、素晴らしい結果だと思う。(4得点挙げたことについて)とるべきエリアに入り、相手を上回るプレーができたかなと思う。4ゴールともプレーのクオリティが高く素晴らしいものだった。フィニッシュに対する取り組みがつながったのかなと思う。(次節に向けて)自分達の目標のためには越えなければいけない壁なので、1週間しっかり準備して勝つことに挑戦したい。


・大内(食4=常葉学園橘)

今日の試合は優勝という目標に対して特に重要な一戦だったので、チームとして勝ち点3を絶対に取りに行くと言う気持ちで挑んだ。前半30分頃に先制点が取れたので、自分たちのペースで戦うことができた。相手のMFとDFの間にスペースができていたので、そのスペースを上手く利用し、その後得点にも繋げることができていた。しかし、完璧ではなく攻撃時にパスミスが起きていたので一つ一つのプレーに対しての意識をチームとして変えていきたい。後半もボールを保持することができたが、何度かゴールチャンスがあったので後は最後の質にこだわる課題がでた。チームにとって今日の一戦は次につなげる事ができる大きい勝利だった。(2得点について)1点目は久保から常田麻友にスルーパスが入り、その後常田麻友からスルーパスが入り悪い体勢だったが思い切って打ち決めることができた。DFからMFそしてFWといよう一連の流れがある得点だったので今後の自信にもつながるものになったと思う。2点目は、自分の得意な形でクロスからヘディングで決めることができた。ハットトリックできるチャンスは何度もあったのでとても悔しい。個人的には得点王を狙っているので、気持ちを切り替えて残りの試合で得点を量産していきたい。(次節に向けて)次節も難しい試合になると思うが、自分たちの力を最大限に発揮できるように良い準備をしたい。優勝するためには、残りの試合は全て勝たないと厳しいので、今日出た課題と向き合い、今日良かったところは自信もって次の早稲田大学に挑みたい。創部一度も勝ったことがない相手なので、新しい歴史を残せるように絶対に勝ちたい。


・塩谷(食3=前橋育英)

前節負けてしまっていたので絶対に落とせない試合で緊張感を持って挑むことが出来た。序盤は、チャンスが多くありましたが決めきることが出来ず苦しい状況が続いたが、点をとることができ、自分たちのペースで試合を運ぶことが出来た。(先制点を決めたことについて)良い所にボールがこぼれてきたので思い切り足を振った。なかなか点が決まらない中、点を決めることが出来たので、チームに良い影響を与えられたと思う。(次節に向けて)まだ、1度も勝ったことの無い相手なので気を引き締めて勝利に向け、チーム一丸となっていきたい。


[次節試合予定]  

第34回関東大学女子サッカーリーグ戦1部第6節

10月18日(日) vs早大 早稲田大学東伏見グラウンド 14:00キックオフ


TEXT=友寄慈温