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東都大学野球秋季1部リーグ戦・駒大1回戦
11月3日(火) 神宮球場
●東洋大1-12駒大
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
東洋大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
駒大 | 0 | 5 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | × | 12 |
●野澤(3敗)、山内、石上祐、羽田野、細野、河北-廣岡
・打撃成績
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
1 | (右) | 佐々木(営3=帝京) | 4 | 1 | 1 |
2 | (左) | 松本(営2=龍谷大平安) | 3 | 0 | 0 |
3 | (中) | 宮本(総1=大阪桐蔭) | 3 | 0 | 0 |
打中 | 橋本吏(総1=花咲徳栄) | 1 | 0 | 0 | |
4 | (指) | 山崎(営4=愛工大名電) | 4 | 3 | 0 |
5 | (遊) | 木村(総3=霞ヶ浦) | 4 | 1 | 0 |
6 | (一) | 小口(法2=智弁学園) | 4 | 1 | 0 |
7 | (捕) | 廣岡(営2=拓大紅陵) | 4 | 2 | 0 |
8 | (二) | 石上泰(営1=徳島商) | 1 | 0 | 0 |
打二 | 諏訪(総4=浦和学院) | 1 | 0 | 0 | |
打 | 水谷(営1=龍谷大平安) | 1 | 0 | 0 | |
9 | (三) | 瀬川(総3=聖光学院) | 3 | 2 | 0 |
計 | 33 | 10 | 1 |
・投手成績
名前 | 回 | 球数 | 安 | 四死球 | 三振 | 失点 | 責 |
野澤(総1=龍谷大平安) | 1 2/3 | 40 | 4 | 1 | 1 | 5 | 0 |
山内(営3=東洋大姫路) | 2 2/3 | 39 | 2 | 2 | 2 | 3 | 2 |
石上祐(法1=東洋大牛久) | 2/3 | 25 | 2 | 2 | 1 | 3 | 0 |
羽田野(法2=汎愛) | 1 | 18 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
細野(総1=東亜学園) | 1 | 12 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |
河北(営2=浦和学院) | 1 | 17 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
*感染拡大防止のため非対面での取材を行っています
*試合写真は中大スポーツ提供
3安打猛打賞を記録した主将山崎(中大スポーツ提供)
6投手をリードした廣岡。2安打を放った(中大スポーツ提供)
最終カードとなる駒大1回戦は先発野澤(総1=龍谷大平安)、続く山内(営3=東洋大姫路)、石上祐(法1=東洋大牛久)と、投手陣が粘りきれず被安打10、12失点。与四死球7が勝敗を分けた。打線は駒大に負けじと10安打を放つもチャンスで1本が出ずわずか1得点でまたも完投負けを喫した。
この日、先発のマウンドに上がったのは野澤。前回登板での初回4失点を反省し、「厳しいコースで打たせてアウトを取ろう」とバッテリーで話した通り、初回を三者凡退で抑える上々の立ち上がりを見せる。
しかし一度流れに乗った駒大打線は止めることができない。「最小失点で終われず1イニングで大量得点されてしまったのがよくなかった」と捕手廣岡(総2=拓大紅陵)が語るように二回、五回には打者一巡となる猛攻を受け、ともに5失点。五回を終え、10点を追う苦しい展開に。
打線は三回、中前打で出塁した廣岡を石上泰(営1=徳島商)、瀬川(総3=聖光学院)が送り、佐々木(総3=帝京)の一塁内野安打で、1点を返すがその後はあと1本が出ず、反撃とはならなかった。
厳しい試合展開のなか、主将山崎(営4=愛工大名電)が意地の3安打猛打賞。ベンチでも大きな声を出し、プレーで、声でチームを鼓舞する姿があった。最終戦に向け「悔いなく後輩たちにいいものを置いて引退したい」と語った主将。最後にどんな姿を見せてくれるのか。
「快く次のステージに行かせられるように」。廣岡の言葉は後輩たち皆同じ思いだろう。去る者と送り出す者、両者が気持ちをぶつけ最終戦、有終の美を飾りたい。
■コメント
・山崎主将(営4=愛工大名電)
序盤に失点する良くないところが今日も出てしまって流れに乗れなかった。打席ではとりあえずチームに貢献することを考えた。チームの雰囲気は悪くないと思う。試合の入りを大切にしようと言ったが出来なかった。明日は4年生はラストゲーム。悔いなく後輩達にいいものを置いて引退したい。
・瀬川(総3=聖光学院)
試合を振り返って、あらためて自分達は弱いと痛感しました。1点とれるところで取れないなど守備での細かいエラーなどが多いなと思った。2安打したのですが打てなかった1打席ではチャンスだったのでそこの大事なところで1本出なかったのが課題です。2安打の打席で意識したことはとにかく低くて強い打球を打とうと意識しました。そのときそのときの2次プレーというのを内野でも確認していたのでエラーしても落ち着いてプレーすることができました。最終戦はとにかく1人1人ができることをしっかりやり、貪欲にプレーして勝ちをもぎとりたいです。
・廣岡(総2=拓大紅陵)
投打が噛み合わない試合になってしまいました。最小失点で終われず1イニングで大量得点されてしまったのがよくありませんでした。打席では相手のピッチャーはストレートに自信があるピッチャーだったのでそのストレートに負けないように初球から狙って打っていきました。その結果がでてよかったです。リード面では野澤とは厳しいコースに投げて打たしてアウトをとろうと話しました。球が甘くなり打たれ出してからはそれを止めれらずキャッチャーとしても迷惑をかけてしまったので反省したいです。四年生とできる試合もあと最後の試合となってしまいました。快く次のステージに行かせられるように全力で頑張りたいと思います。
TEXT=小林夏実