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2020.12.29
サッカー

[男子サッカー]拓大との1戦で勝ちきれず リーグ戦4連敗

第94回関東大学サッカーリーグ戦(後期)2部第21節

12月26日(土) 会場非公表


東洋大0-3拓大


<出場メンバー>

▽GK

青木裕太(国3=狭山ヶ丘)


▽DF

坂本涼斗(国4=柏U-18)

板倉洸(国4=横浜FM・Y)→81分 中村勇太(国3=鹿島Y)

神山京右(国3=横浜FC・Y)

市原亮太(国4=横浜創英)


▽MF

横山塁(国3=FC東京U-18)

山下勇気(国3=昌平)

平川孟人(国3=市立船橋)→81分 布部功輝(国4=柏U-18) 

野本幸太(国4=市立船橋)


▽FW

中村陸(国4=柏U-18) →63分 室井彗佑(国2=前橋育英)

佐々木銀士(国2=青森山田)



リーグ戦最終節を戦いきった東洋イレブン



何度も攻め込んだ横山


(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)



※掲載が遅れまして、誠に申し訳ございません。


 今節は延期となっていた第21節の試合が行われた。連敗が続く東洋大は今節こそ勝利し関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)を終わりたいと臨んだものの、相手にペースを握られてしまい、思うようなプレーができない。そして0-3という悔しい結果で今季のリーグ戦は終了となった。


 開始からペースをつかむことのできない東洋大。8分には相手にシュートを打ち込まれそうになるもここは阻止する。そして左サイドからチャンスをつくろうと攻め上がる。しかし打ち込むことができない。22分にはシュートまで持っていくことができチャンス到来。しかしこれはゴール左に逸れ、1点が遠い。その後、相手ボールの時間が続くもここはチームで抑え込む。しかし39分、相手に攻め込まれてしまい得点を許してしまう。終了間際には再び相手にシュートを打たれるも、ここはGK青木が好セーブを見せ追加点を許さない。そして1点を追う形で前半終了となる。


 後半は得点を決めたい東洋大だが、前半と同様になかなかペースをつかむことができず、相手に打ち込まれる展開が続く。ここは青木がキャッチし我慢の時間帯を耐え忍ぶ。しかし65分、相手に攻め込まれ一度はボールを弾いたものの、CKから相手に追加点を許してしまう。そして73分、再び失点。その後ボールを持った野本が左サイドから攻め上がるも相手に阻まれ思うようにいかず。試合終了までチーム全員で粘り強く攻め込むも相手ゴールを割ることができずに試合終了となった。


 今節をもって今季のリーグ戦、22節すべての試合が終わりを迎えた。井上監督も「最後まで終えられて良かった」とリーグ戦が無事終了したことをまずは喜んだ。しかし、リーグ戦最後の4連敗は痛いものとなった。「#atarimaeniCUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!」という名前で行われる全国大会に向けて勢いをつけたかっただけに今節での敗戦の悔しさは大きい。次戦はその全国大会での初戦となる。気持ちを新たにして自らつかんだ全国大会出場というチャンスを最大限生かす形での戦いに期待がかかる。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。  



■コメント

・井上監督

まずはリーグ戦が22節、1週対戦相手の状況で伸びたが最後まで終えられて良かった。我々のクラブの中にも感染者を出すことなくリーグを終えられたこと自体は良かったし、リーグ戦が開催されたこと自体にも感謝してる。内容についてはリーグ戦最後の4試合を勝てずに終わったのは残念な結果。今日の試合も前半少し消極的な姿勢で、相手の時間帯が多くて、後半は少し戦えたがセットプレーからの2失点で得点も生まれずということであまりいいリーグ戦の終わり方では残念ながらなかった。(リーグ戦全体の総括)今年は感染症の影響で4月からではなく、7月からリーグ戦が始まった。活動自粛のところから我々も3週遅れてのリーグ戦参加となったがリーグの開幕当初はサッカーできる喜びっていうのを感じながら選手たちはプレーをしていたと思うし、サッカーできることへの感謝や喜びがパフォーマンスにも出せたように思う。ただ夏場の日程のところで非常にタイトな日程をこなすことになってそこは難しい戦い方だった。選手も入れ替えながらだったが、リーグの中盤までは勝ちきれないゲームもあったがある程度順調だった。後半になるにつれて順位を争うところでもったいない勝ち点の落とし方をして最終的には2試合を残して昇格が叶わなかった。リーグ戦を通してコンスタントに実力を発揮するという所まで至らなかったというのが、我々の現時点での実力かなと感じる。(全国大会に向けての意気込み)リーグ戦を勝って全国大会に挑みたかったが、残念ながら連敗をしてでの全国大会になる。選手は勝利を欲している、渇望しているという状況で挑むことはポジティブに捉えて、また1回戦を勝つと流経大との対戦がおそらく叶うのではないかと思うのでそこを目標にしてまずは1回戦突破に最大限努力したいと思う。


・野本(国4=市立船橋)

リーグ最終節で自分自身4年間の中で最後の関東リーグだったので、チームとしても全国大会に向けて勝利が欲しい試合だったが、やっぱり球際のバトルの部分で後手に回ってしまって0-3という結果で残念。(リーグ戦全体の総括)チームとしては大きな目標だった、1部昇格っていうのを逃してしまって今振り返ればあそこの試合こうしておけばよかったなというのが大きく残った。個人としては結果の部分でもう少し取れればいいシーズンだったのかなと思う。(全国大会に向けて)全国大会も一回戦一回戦目の前の試合を勝利して上を目指していきたいので、少し期間がある中でいいコンディションで全国大会に臨みたい。


・横山(国3=FC東京U-18)

両チームチャンスがある中で、前半に決められて悪い雰囲気になってしまった。後半に指示を受けてチーム全体としてやること、球際の部分だったりセカンドボールだったりともう一回、このままじゃダメだという気持ちで入ったがその後CKで2失点してしまった。セットプレーでの失点がもったいなかった。(リーグ戦全体の総括)今シーズン掲げた1部昇格っていうのはできなかったし、後半の4連敗という形でのリーグ戦終了になってしまい、さらに今節は0-3で負けて大敗してしまったが、全国大会があるのでもう一度チーム全体として球際やセカンドボールのところを見つめ直して全国大会につなげていきたい。(全国大会に向けて)初戦は仙台大で、チームとしてはあまり知らない中で自分たちがどう戦っていくのかっていうのはやっぱり球際の部分だと思うので、今日の負けを活かすも殺すも自分たち次第だと思うので練習からしっかりやっていきたい。


[次節試合予定]  

#atarimaeniCUP サッカーができる当たり前に、ありがとう! 1回戦

1月6日(水) vs仙台大 会場非公表 11:00キックオフ


TEXT=廣瀬璃子