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ジャパンオープン2020(50m)
2月4日(木)〜2月7日(日) 東京アクアティクスセンター
(4日目・予選)
◆女子50m自由形
3組
7着 山本 26"24
◆女子200m背泳ぎ
2組
1着 酒井 2'11"89
→全体2位で決勝進出
4組
6着 白井 2'16"42
◆男子100mバタフライ
2組
3着 阪本 52"63
→全体6位で決勝進出
◆女子200m平泳ぎ
2組
5着 今井 2'28"04
◆男子200m平泳ぎ
2組
5着 花車 2'13"68
(4日目・タイム決勝)
◆女子1500m自由形
11位 平田 16"55"69
(4日目・決勝)
◆女子200m背泳ぎ
2位 酒井 2'11"63
◆男子100mバタフライ
8位 阪本 52"85
迎えたジャパンオープン最終日は、酒井(法1=武南)と阪本(国3=三重)の2名が決勝の舞台に姿を現した。また、平田(営1=日本女子大付二階堂)は女子1500m自由形にて自己ベストを更新。今大会は各々にとって実りのある大会となり、課題を見つける契機ともなった。
女子200m背泳ぎ決勝に出場したのは酒井。酒井は今大会の100m背泳ぎと50m背泳ぎを制した実力者だ。200m背泳ぎ決勝のレースでは、スタートから先頭をキープし、ペースを崩さなかった。しかし、後半でスタミナが切れてしまい、2位でフィニッシュ。優勝はつかめなかったものの、今後につながるレースとなった。「気持ちを切らさないように」と語った酒井は「何が何でも代表権を取る」と日本選手権に向けて力強く誓った。
また、男子100mバタフライ決勝には阪本が出場した。3日目の男子200mバタフライに続いて決勝進出を果たしたが、無念の8位でレースを終えた。「自分のレースができなかった」と悔しげに吐露した阪本。そんな阪本は「選考会ではベストを出し、代表になる」と気持ちを切り替えた様子を見せた。
女子1500m自由形タイム決勝に出場した平田は、レース序盤から終盤まで一定のペースで泳ぎきった。16"55"69のタイムを出し、自己ベストを大幅に更新して収穫のあるレースに。2週間後に控える東京都オープンでは、「納得のいく結果を出したい」と口にした。
今大会では多くの選手が決勝進出を果たし、ハイレベルなレースが展開された。また、それぞれが強くなるために課題を見つめ直し、成長するきっかけにもなった。次に待ち構えるのは日本選手権。東京五輪の代表の座をつかむことができるか。東洋大にさらなる期待と注目が集まる。
◼︎コメント
・酒井(法1=武南)
(今日のレースを振り返って)思った通りのタイムでは泳げなかったが、やることが明確になった。(疲労はあったか)あったが、その中でも高いレベルのレースがしたかった。(レース前やレース中に意識したことは)とにかく気持ちを切らさないことを意識した。(2位という結果に対しては)焦りすぎず、自分のペースでやっていきたいと思う。(選考会である日本選手権に向けての意気込み)何がなんでも代表権を取るために、集中力を高めて練習に取り組む。
・阪本(国3=三重)
(今日のレースを振り返って)隣に惑わされて、自分のレースができなかった。(昨日の疲労はあったか、泳ぎに影響した部分は)昨日の疲労は少しあった。(レース中に意識したことは)スタートからの浮き上がりを意識した。(次戦に向けての意気込み)選考会では、2種目ともにベストを出して200では派遣を突破して代表になる。
・平田(営1=日本女子大付二階堂)
(今日のレースを振り返って)2日目の400m個人メドレーと800m自由形が納得のいくレースではなかったので、正直1500mも不安があったが、自己ベストを大幅に更新するタイムと泳ぎができてうれしかった。(どんなレース展開をイメージしたか)1500mは経験が少ないので、はっきりとしたレースイメージは立てず、自分の持ち味である一定のペースで泳ぐことを意識して泳いだ。(見つかった課題、反省点は)泳ぎのテンポやキックが止まってしまう部分があったので、そこの強化をしていくべきだと思った。(次戦に向けての意気込み、目標)まだ日本選手権の標準記録を突破していないので、2週間後の東京都オープンでは今回の反省を踏まえて、納得のいく結果を出したい。
TEXT=浅野琴美