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ジャパンオープン2020(50m)
2月4日(木)~2月7日(日)東京アクアティクスセンター
(3日目・予選)
◆女子50m背泳ぎ
4組
1着 酒井 28“29
→全体1位で決勝進出
◆男子50m背泳ぎ
2組
4着 渡辺 26“12
4組
1着 細川 25“56
→全体3位で決勝進出
川端 DNS
◆女子100m自由形
3組
2着 今井 55“77
→全体6位で決勝進出
4組
3着 白井 55“98
→全体8位で決勝進出
◆女子200mバタフライ
2組
2着 何澤 2’11“34
→全体6位で決勝進出
3組
3着 竹村 2‘13“34
◆男子200mバタフライ
4組
2着 阪本 1‘57“49
→全体4位で決勝進出
◆女子200m個人メドレー
4組
3着 田中佑 2‘17“07
◆男子200m個人メドレー
3組
4着 宝田 2‘02“41
5組
7着 花車 2‘04“12
(3日目・決勝)
◆女子50m背泳ぎ
1位 酒井 28”18
◆男子50m背泳ぎ
3位 細川 25”39
◆女子100m自由形
4位 今井 55”24
2位 白井 54”79
◆女子200mバタフライ
6位 何澤 2’11”80
◆男子200mバタフライ
4位 阪本 1’57”23
ジャパンオープン3日目は酒井(法1=武南)、細川(営3=高松第一)、今井(法2=豊川)、白井(国3=宝塚東)、何澤(国1=京都外大西)、阪本(国3=三重)の6名が決勝進出を果たし、東洋大の活躍が目立った。また、酒井が女子100m背泳ぎに続いて、女子50m背泳ぎでも優勝を飾った。
男子50m背泳ぎ決勝に進出したのは「練習の調子があまり良くなかった試合」という細川。スタートから一定のペースを保ち、安定した泳ぎを披露。優勝には届かなかったものの、3位に輝き、笑顔で表彰台へ上がった。
続いて、女子100m自由形決勝に進出した今井、白井の二名。白井は、前半から好調な泳ぎでリードし、リレー派遣記録の54”42の記録に近い結果を残し、2位でフィニッシュとなった。また今井は、スタートから少し出遅れたが、後半で粘りの泳ぎを見せた。しかし、結果は悔しい4位でフィニッシュ。4月の日本選手権に向けてギアをあげていく今井に注目だ。
そして、女子200mバタフライに出場した何澤は、前半でリードしていたが、後半でペースを崩し、惜しくも6位。課題として、「自己ベストが更新できなかったことと決勝でタイムが落ちてしまったこと」と挙げた。しかし、「堂々と自分の泳ぎができるような強い自信を練習で作り上げていく必要がある。」と語った何澤。今後の成長にさらなる期待がかかる。
また、男子200mバタフライ決勝に進出した阪本。前半は全選手が横並びとなり、誰が優勝してもおかしくない白熱したレースとなった。しかし後半では、トップとの差が開く展開に。結果は惜しくも4位でレースを終えた。しかし、「選考会で2位以内に入ることを目指す」と早くも先を見据えていた。
女子50m背泳ぎ決勝に進出した酒井。レース序盤から頭一つ飛びぬけ、他を寄せ付けない泳力を披露した。そのまま一度もトップを譲ることなく、1位でフィニッシュ。酒井は、女子100m背泳ぎに続いて、50m背泳ぎでも優勝を手にした。レース後「27秒台を出せなかったが、優勝できてうれしい。」と自身の結果に満足した表情で振り返った。
3日目は6名が決勝に進出し、接戦の好カードが続いた。残り1日となったが、明日も東洋大の活躍を期待したい。
■コメント
・酒井(法1=武南)
(28”18という記録の結果)27秒台を最低でも出したかったので、少し足りなかったが、優勝できてうれしい。(接戦で勝ち切ったという結果)勝ち癖をつけることは大事だと思うので、僅差だったが、勝ててすごくうれしい。(次回に向けて)明日の200mも優勝と自己ベストを目指して頑張りたい。
・細川(営3=高松第一)
(今日のレース振り返って)スタートからタッチまで、今できる1番良いパフォーマンスができたと思う。自分の強みである、伸びのある大きな泳ぎもできたので、満足している。(決勝で意識したこと)練習の調子があまり良くない中での試合なので、順位やタイムはあまり欲張らず、とにかく一つ一つの動作を正確に、かつできるだけスピードを出すことを意識して泳いだ。(次に向けての目標)4月の日本選手権がとても大事になってくるので、そこで50m・100m共に自己ベストを大幅に更新したい。それに向けて残された時間を大切にし、また鍛練に励みたいと思う。
・何澤(国1=京都外大西)
(今日のレースを振り返って)決勝で上位と戦うことと、2分10秒台は最低でも出すことを目標にしてこれまで練習してきたので、結果は悔しいが予選から積極的なレース展開ができたことには収穫があった。(レースの課題)自己ベスト更新があと0.05秒及ばなかったことと、決勝でタイムを落としてしまったことである。前半1-02秒で入ることをもっと楽に感じられるようにするために、スピード力もあったため、堂々と自分の泳ぎができるような強い自信を練習で作り上げていく必要があると感じる。(次に向けての意気込み)次の大きな試合が4月の選考会である。ここでは2―09秒前半をマークしないと、ユニバーシアード代表になれないので、明日から練習回数を増やして、ここで爆発できるよう覚悟して頑張っていきたいと思う。
・阪本(国3=三重)
(今日のレースを振り返って)予選からしてもう少しタイムが上がると思っていたが、決勝は思ったようにいかなかったレースだった。(レース展開で意識したこと)後半のラップを意識したが思うようにいかなかった。(次に向けての目標)選考会では標準を突破して2位以内に入ることを目指して頑張る。
TEXT=中嶋千聡