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2021.06.20
サッカー

[男子サッカー]反撃止められず今季初黒星 東学大に1-3で敗れる

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第5節

6月16日(水)会場非公表


東洋大1-3東学大



〈得点者〉

53分 山下


〈出場メンバー〉

▽G K

青木祐太(国4=狭山ヶ丘)


▽D F

田頭亮太(国2=東福岡)

高橋亮(国3=FC東京U-18)

鍵山慶司(国4=青森山田)→81分 平川孟人(国4=市立船橋)


▽M F

塩澤隼人(国4=前橋育英)→75分 飯澤良介(国4=横浜F C・Y)

横山塁(国4=FC東京U‐18)→75分 高柳郁弥(国3=大宮Y)

山下勇希(国4=昌平)

瀬畠義成(国3=JFAアカデミー)

梅津凌岳(国4=京都橘)


▽F W

前田泰良(国3=鹿島Y)

室井彗佑(国3=前橋育英)→81分 伊藤恵亮(国3=矢板中央)


先制ゴールを決めた山下


得点を狙い続けた室井


(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)



 関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第5節目は、緊急事態宣言の影響で延期となっていた東学大との一戦。東洋大は後半に先制点を挙げるもその後の反撃に苦しみ、1-3で今季初の敗北を喫した。


 東洋大ボールで始まった前半、互いに一進一退の攻防を繰り広げる。まずは13分、室井が相手陣地へと駆け上がりシュートを放つが惜しくもゴール左横。続け様に山下がセンターラインからミドルシュートを放つがこれもゴールを割れない。19分、今度は相手に左サイドからの突破を許しシュートを打たれるが、G K青木が素早く反応。その後も危ないシーンが続くがなんとか凌ぎ切る。双方ともに決定機を演出し続けるもののゴールまではあと一歩届かず、0-0で前半を折り返す。

 

 得点が欲しい後半、早々に試合が動き出す。53分、山下が相手選手のこぼれ球を奪うとそのまま守備陣を単独突破。右足を振り抜き、開始まもない先制点を挙げた。しかし喜んでいられるのも束の間、東学大が牙を剥きはじめる。67分、ゴール前で相手に強烈なシュートを打ち込まれ同点に追いつかれる。さらにその10分後、相手選手の突破を食い止めることができず2失点。後半で連続失点を喫した前節がよぎる中、追い討ちをかけられたのは85分。ペナルティエリア前からの相手F Kからゴールを決められ、無念の3得点を許してしまった。まもなく試合は終了。奇しくも専大戦と同じ形で後半に3得点を奪われるという悔しいゲームとなった。


 今季これまで負けなしできていた中で、まさかの敗戦を経験することとなった東洋大。しかしこの一敗は必ずや彼らの起爆剤となるはず。次節の相手は現在首位の東国大。この悔しさをバネに撃破なるか。




※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。


◼︎コメント

・井上監督

前節退場者が出たり、怪我人等々も含めて、少しメンバーが変わった中でのスタートだったが、前半はコントロールできた試合だったかなと思う。後半立ち上がりからチャンスをつくって、その中で先制点をして、その後に2点目3点目と取れる場面をちょっと逸しているところから、徐々に相手にリズムを渡したというという形。1失点目もそうだが、2失点目のディフェンダーとキーパーのコミュニケーションミスからの失点というのと、フリーキック直接決められたのと。2試合続けての3失点なので、守備のところを少し改善を加えなければいけないなと思う。(相手チームの印象)ボールを動かせる選手が多くて、前線でボールを間で受けてっていうところを非常に巧みにプレーされていた。(次節へ向けて)我々はどのチームと戦う時でもチャレンジャーだっていうところはシーズン当初から言ってきている。この敗戦っていうのを引きずらないで、少しメンタル的な部分も含めて、守備のところもそうだが、立て直してチャレンジしていきたい。


・山下(国4=昌平)

前半から自分たちがボールを持ったりする時間が多くて、それでもなかなかゴール前を固められて、チャンスをつくることができなかった中で、後半改善してゴールを狙っていくというところがまず先制点につながったので、そこはよかった。前節からの課題で、失点した後にチームが落ちてしまうというところが今節も起きてしまったので、そこは改善して勝てるチームに仕上げていかないといけないなと感じた。(得点シーンについて)前半からミドルシュートを打つチャンスもあった中で、勝手にきれいに点を取ろうっていう所に囚われていた部分があったので、まず後半は打てるチャンスがあったら打とうって思ったところで先制点につながったのでよかった。(次節へ向けて)また連戦で厳しい戦いにはなるとは思うが、自分たちの目標である一部昇格のために、ここで連敗するわけにもいかないので、また自分たちの流れを持っていけるように、次の試合勝ち点3取れるようにいい準備をしていきたい。


・室井(国3=前橋育英)

前節同様に先制点を取ってから逆転されたので、同じミスからの失点とかもあったので、そういうところが課題なのかなと感じた。(自身のシュートに関して)結果的に点にはつながっていないので、チャンスも何度かあったので、そういうところを決めきれないと今後も勝てないかなと思うので、そういうところは突き詰めていきたいなと思う。(次節へ向けて)自分たちより順位の高い首位の相手だが、東洋らしいサッカーをして、決め切れるところで決めて、勝てる試合にしたい。



[次節試合予定]

第95回関東大学サッカーリーグ戦(前期)2部第10節

6月20日(日) vs東国大 会場非公表 14:00キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。



TEXT=松本考史