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2021.09.30
コラム

第754回 「どうでもいいニュース」 執筆者・松本考史

少しずつ肌寒くなってきたでしょうか? ちょうど季節の変わり目ということですので、みなさん体調にはくれぐれもお気をつけください。


こんにちは(こんばんは)、2年の松本です。「お気をつけください」なんて言っていますが、僕は今人様の心配をしている場合ではありませんでした。なんとあっという間にコラムが自分にも回ってきてしまったのです。


何を書こうか何を書こうか...。

色々考えましたが今回はちょっと趣向を変えて、最近自分の身の回りに起きたプチニュースをお伝えしてみようと思います。普段の活動とは違い、自分の出来事をニュースにするというのはなんだか新鮮ですね。



ニュースその1 〜タケノコおじさん〜

バイトの帰り道のことです。駅のベンチに1人のおじさんが座っていました。見た目はサラリーマン風。とくにどうということもなかったのでその場を通り過ぎようとしたのですが、僕は思わず2度見してしまいました。なんとおじさんの頭から太いツノのようなものが生えていたのです。夜ということもあり暗くてはっきりと確認することはできなかったのですが、僕にはそれがタケノコに見えました。


10年ほど前に流行った幸せを呼ぶ「小さいおじさん」など、この世にはたくさんのおじさんがいます。僕が見たのはきっと幸せを呼ぶ「タケノコおじさん」だったに違いありません。



ニュースその2 〜夕方のデットヒート〜

ランニングは僕の趣味の1つでもあります。この間もいつものように夕方ごろに家を出て走りにいきました。18時頃だったでしょうか、この時期なのであたりはもう真っ暗。加えてなるべく人がいないところを走っていたこともあって、なんだか不気味な雰囲気でした。    


ちょうど上り坂に入ったあたりで、ふと後ろを振り返りました。見ると僕の後方50mくらから人影らしきものが追ってきます。それもかなり速い。ちょっとしてもう一度振り返りました。今度はかなり詰められています。


と、ここで僕の闘争心に火がつきました。「いや負けてたまるかと」。坂道は得意な方ではありませんがさらにギアを入れてペースアップ。しかし後ろの人影も負けじと距離を詰めてきます。徐々に近づいてくる足音。僕は抜かれたくない一心でさらに加速し、なんとか先に坂の頂上までたどり着くことができました。しかし再び振り返った時には後ろには誰もいませんでした。


僕が夢中になって走っている間に違う道へ進路を変えたのか、はたまた気づかぬうちに追い抜かれていたのか。真相はわかりませんが、激アツなレースを展開したことだけは確かです。



いかがでしたでしょうか? 一見するとどうでもいいニュースですね笑 


しかし大きなイベント事も少ない今のご時世ですと、こうした日々のどうでもいいような1コマが今までよりも光を帯びてくるように感じます。もしかしたら普段何気なくスルーしているどうでもいいニュースは“どうでもよくないニュース”だったのかもしれませんね。


みなさんの「どうでもいいニュース」はなんですか?


また次回のコラムまで失礼いたします。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!