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平成27年度東都大学準硬式野球春季２部リーグ戦・青学大３回戦
５月８日（金） 新座市総合運動公園野球場
東洋大３－６青学大
初出場を果たした木藤
佐藤弘は本塁打を放ちチームメイトに迎えられる
先発・松下（ラ３・西湘）が序盤から捕まり三回までに５失点を喫してしまう。佐藤弘（法２・星稜）の本塁打などで追い上げを図るも及ばず、３対６で敗戦。青学大戦の勝ち点を落とした。
なにもかもがぱっとしなかった。初回に先制点を奪われ、三回には本塁打を浴びるなど苦しい登板となった松下。四回からのロングリリーフとなった籾山（営２・利根商）も失点こそ１点に抑えたものの、ボール先行のテンポの悪い投球が続き、流れを引き寄せることはできなかった。
打線はといえば、三回に初出場・木藤（法２・浦和学院）の適時打、さらに四回には佐藤弘の本塁打と２年生コンビの活躍で２点差まで詰め寄る。一気に反撃ムードといきたいところであったが、その後の打線は静まり返ったまま。３回戦まで持ち込んだ青学大との１戦で、粘りを見せることができなかった。
スタメンのほとんどを３年生が占める中、唯一２年生で春季リーグのスタメンマスクを被り続ける佐藤弘。上級生に捕手がいないためでもあるが、その野球センスは１年生の頃から評価され、内野手としてスタメン出場を果たしてきた。四回に放った本塁打も「自分がもしキャッチャーだったら」という見事な読みを当て、初球を右翼スタンドへと運び込んだ。しかし、そのようなスタメンを底上げする下級生が少ないことも現状である。初出場を果たした木藤は、佐藤とともに２安打と結果を残し、これからの活躍に期待がかかる。試合に勝ち切れず、４勝５敗１分と苦しい状況が続く今のチームにとって、下級生の力はより大きなものとなるはずだ。
■コメント
・佐藤弘（法２・星稜）
やっぱり絶対的なエースがもう少ししっかりしてほしかった。バッティングの面でも、打線と言えるくらいのつながりがほしい。（自身の本塁打は）ストレートを狙っていた。１打席目でスライダーを大きいファールにしたので、自分がもしキャッチャーだったら初球インコースのストレートで詰まらせるかなと思って狙った。（チーム状況は）徐々に上がってきているとは思うが、前回の帝京戦から低空飛行というか。維持はしているが、上がってはいないので今日の試合も勝ち切れなかったのかなと思う。（次の試合に向けて）勝つことを前提に、勝つためには何をしたらいいのか。勝ちを意識してやりたいと思う。
TEXT/PHOTO=中田有香
