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第97回日本学生選手権水泳競技大会
10月7日(木)~10日(日) 東京辰巳国際水泳場
(1日目・予選)
◆女子50m自由形
3組
5着 山本真 26″10
8着 酒井 26”47
(2日目・予選)
◆女子400m自由形
1組
1着 小林 4‘21“32
4組
3着 永島 4‘16“36
◆男子400m自由形
1組
2着 森 3‘57“33
1組
4着 綾 4‘01“13
◆女子200mバタフライ
2組
5着 何澤 2‘15“01
3組
3着 竹村 2‘13“47
◆男子200mバタフライ
4組
2着 阪本 1‘58“17
→全体5位で決勝進出
◆女子200m背泳ぎ
4組
3着 白井 2‘13“62
→全体3位で決勝進出
◆男子200m背泳ぎ
3組
1着 川端 2‘02“93
4着 眞鍋 2‘04“86
4組
5着 渡辺 2‘03“31
◆女子100m平泳ぎ
3組
5着 池田 1‘10“76
◆男子100m平泳ぎ
6組
2着 花車 1‘00“87
→全体8位で決勝進出
◆女子4×100mフリーリレー
3組
1着 白井-今井-山本-酒井 3‘44“03
→全体2位で決勝進出
◆男子4×100mフリーリレー
2組
3着 宝田-土岐-勝岡-花車 3‘22“01
→全体8位で決勝進出
(2日目・決勝)
◆男子200mバタフライ
3位 阪本 1‘57“78
◆女子200m背泳ぎ
8位 白井 2‘18“09
◆男子100m平泳ぎ
4位 花車 1‘00“52
◆女子4×100mフリーリレー
2位 白井-今井-山本-酒井 3‘42“53
◆男子4×100mフリーリレー
8位 宝田-土岐-勝岡-花車 3‘22“03
(2日目終了時・女子総合成績)
1位 日大 134.5点
2位 神大 123.0点
3位 早大 108.0点
4位 法大 107.0点
5位 日体大 89.0点
6位 中京大 87.0点
7位 近大 74.5点
8位 東洋大 67.0点
(2日目終了時・男子総合成績)
1位 日大 162.0点
2位 近大 135.0点
3位 中央大 126.0点
4位 早大 125.5点
5位 明大 92.5点
6位 中京大 63.0点
7位 慶大 56.0点
8位 東洋大 53.5点
10月7日に第97回日本学生選手権水泳競技大会(以下、インカレ)が開幕。大会初日となる7日には女子50m自由形に山本真(国4=関西大学第一)と酒井(法2=武南)が出場するも、両者ともに決勝進出は叶わなかった。2日目は、8種目の個人競技と2リレーのレースが行われ、計19名の選手がレースに臨んだ。3種目が決勝進出を果たし、男子200mバタフライに出場した阪本(国4=三重)が3位で表彰台に上がった。フリーリレーでは、男女ともに決勝に残り、女子は総合2位の結果を残した。
初日、女子50m自由形予選に出場したのは山本真と酒井だ。東京五輪代表の酒井はタイムを伸ばすことができず、天を仰いだ。一方、山本真は横一線に並ぶ白熱した争いの中、後半に追い上げを見せ、2点を獲得。自己ベストに迫る泳ぎで東洋大に貢献した。
2日目の男子200mバタフライでは、本大会が学生生活最後のインカレとなる阪本(国4=三重)が健闘した。予選を全体5位で通過し、決勝でも堂々とした泳ぎを見せた。力強さを感じる泳ぎで序盤からトップに食らいつき、東京五輪で銀メダルを獲得した本田(日大)が出場した本種目で、昨年に引き続き表彰台入りを果たした。また、「リレーでも表彰台を狙う」と明言した阪本。リレーだけではなく、本日の100mバタフライの結果にも期待したい。
続いては女子200m背泳ぎに出場した白井(国4=宝塚東)だ。今夏は日本代表として東京五輪に出場し、東洋大女子水泳部では主将を務めている。予選では、組1位、全体3位で決勝出場を決めた。決勝では、序盤は3位につけてトップ争いを繰り広げたが、全体8位でフィニッシュ。この日既に3レース目だったことが影響したのか、疲れをあらわにした白井。予選よりもタイムを大きく落とし、悔しい結果となった。
またもや4年生の花車(文4=丸亀)が決勝入りを果たした。男子100m平泳ぎに出場し、予選は全体8位で通過したが、決勝では4位でゴール。自己ベスト記録の59秒台には一歩届かず、1分台の結果となった。「悔しいが、ホッとしている」と自身の順位に安堵している様子。ジャパンオープンでは自己ベストをマークした、最終日に行われる200m平泳ぎのレースに期待だ。
女子総合優勝には欠かせない女子4×100mフリーリレーに出場したのは、昨年度大会新記録を叩き出した白井、今井(法3=豊川)、酒井に山本(法1=花咲徳栄)を加えた盤石な布陣で出陣した。予選はトップの日大と0.1秒差で通過し、全体2位で終えた。第1泳者の白井が全体5位で今井につなぐと、驚くべき速さで追い上げ、2位で山本にバトンタッチ。山本は他選手の追い上げを許さず、2位をキープしたまま、アンカーの酒井へ。トップを泳ぐ池江(日大)との差を縮めたいところだったが敵わず、昨年度に続く優勝を掴むことはできなかった。
今年度のインカレも早くも折り返しとなった。新型コロナウイルスの影響で思うように練習ができなかった東洋大水泳部。目標である女子総合優勝と男子総合4位には厳しい状況だが、今日からの巻き返しに期待したい。
◼︎コメント
・花車(文4=丸亀)
(個人種目において、予選と決勝を振り返っていかがですか)練習が止まり、体力がかなり落ちていた中で、ここまで調子を戻せてよかったと思う。4位という結果に関しては少し悔しいが、ホッとしている気持ちの方が強い。(リレーについてはいかがですか)3人の力を借りて、よく頑張れたと思う。去年からあまりタイムは変わっていないので、もう少し上げたかった気持ちはある。来年以降は今回2泳の土岐を中心に、4継を引っ張っていって欲しい。(200m平泳ぎに向けて一言)まずは明日のメドレーリレーで優勝することしか考えていない。200の日もタフなレースになると思うが、今の自分のできる最大限のパフォーマンスをすることに徹したい。
・阪本(国4=三重)
(予選と決勝を振り返っていかがですか)予選の感じは悪くなかったのでとりあえず表彰台を狙って泳いだ。(レース展開については、どのようなことを考えて泳いだか)コロナの影響で練習が十分に詰めていない中でのレースで不安があったが前半からリラックスして泳いでラスト粘るイメージで泳いだ。(3日目のレースに向けて一言お願いします)明日は4レースになるが4年目なので慣れもあると思う。しっかり4レース泳ぎ切って個人、リレー共に表彰台を狙っていきたい。
TEXT=浅野琴美、木村彩香