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第61回関東学生剣道選手権大会
5月10日(日)日本武道館
[試合結果]
岩橋(法4・東福岡)1回戦敗退
石山(法4・佐久長聖)1回戦敗退
大谷(ラ3・郁文館)3回戦敗退
青木(ラ2・市立川口)4回戦敗退 ※全日本選手権出場権獲得
我妻(法2・京北)2回戦敗退
立花(法2・東洋大姫路)2回戦敗退
2本勝ちを収め全日本行きを決めた青木
大谷は昨年の1回戦敗退から躍進を果たした
今大会は2、3年が奮闘し、青木が全日本出場権を得た。
1回戦で4年生二人が早々に敗退し、続く2回戦では我妻と公式戦初出場となった立花が姿を消す。大谷は2回戦で延長戦での仕切り直しの直後、鋭い動きで面を奪い一本勝ちを収める。しかし続く3回戦では出だしから積極的に攻めていったが、長い攻防の末、面を取られ一本負けとなってしまう。延長戦が続いていたこともあり「体力が足りなかった」と課題を残す結果となった。
残る青木は今大会を「気持ちで負けないようにして戦った」と振り返る。4回戦、序盤は激しく攻守が入れ替わる展開となり、3試合連続の延長戦に突入。なかなか攻めきれないまま一瞬の隙を突かれ惜しくも敗れる。その直後の全日本出場決定戦では、板原監督から「最後はどっちが強く全日本に行きたいかだ。その気持ちの勝負で負けるな。思い切っていけ」と激励の言葉を受け、面を二本先取し見事勝利を勝ち取った。
6月下旬に行われる全国での大会に向けて「代表として恥じない戦いをして、9月の団体戦に繋がるようないい試合をしたい」と意気込みを語る。青木の全日本出場を契機に、選手たちが互いに刺激し合いさらに力をつけ、9月の団体戦では今までの成績を上回る結果を残したいところだ。
■コメント
・板原監督
(青木が全日本出場権を獲得したことについて)嬉しいです。男子は2年ぶりになるので、本当に嬉しいですね。(チーム全体の調子は)主将の岩橋が中心になって引っ張っていた。内容はそんなに悪くなかったが、勝負の世界なので(負けてしまった)。相手の方が一枚上手だった、そこを逃さなかったのでやられてしまった。みんな良い試合をしてくれた。(出場権獲得試合の前に何と声を掛けたか)勝ちたい気持ち、全日本に出たい強い気持ちを持って、しっかりと挑んで結果を出してこいと言った。見事に強い気持ちで、前に出る気持ちでやってくれた。(青木に全日本で期待することは)1試合、1試合大事に、上を目指してやってほしい。(9月の団体戦に向けて)岩橋を中心に良いチームになって来たと思うので、また頑張ってやっていきたい。
・大谷(ラ3・郁文館)
調子は良くもなく悪くもなく普通だった。3回戦で延長の末に負けてしまってもう少し頑張りたかったと思う。自分には体力が足りないことや技の数が足りないことが課題で、攻めの強い相手との試合が収穫だった。(9月の団体戦に向けては)入学してからまだ全日に行けていないので行きたい。
・青木(ラ2・市立川口)
緊張はあったが今までの練習の成果を出せれば簡単には負けないと思っていた。最後の決定戦では全日行こうという強い気持ちで戦った。(全日本大会への意気込みは)代表選手として選ばれたので代表に恥じないように戦って、9月の団体戦に繋がるようないい試合をしたい。
TEXT=吉川実里 PHOTO=村田真奈美、福山知晃