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陸上競技部 関東インカレ直前４日間連続特集 ４日目
短距離部門
チーム過去最高成績で東洋大を総合上位へと導く（上から桐生、小林、ウォルシュ）
19人がエントリーした短距離部門からは桐生（法２・洛南）や小林（済４・保善）などの実力者はもちろん、新戦力の台頭も見られる。３種目で表彰台に上がった昨年を上回る結果を大いに狙える布陣がそろった。
今年の関カレの目玉は何といっても桐生の走りだろう。前回大会では１年生ながら100mで学生記録タイとなる10秒05を叩き出し、会場を沸かせた。そして体づくりから強化を重ねた今季は、３月に追い風参考ながら９秒台をマーク。しかし、先月の織田記念陸上では爆発力を欠き、ケンブリッジ（日大）に先着を許している。大学進学後初めて学生に負けた悔しさを晴らす場となる今大会では、100mはもちろん200mや４×100mリレーにもエントリーした。「優勝して取れる分の点数を取りたい」。今大会の主役が何冠を成し遂げるのか、期待せずにはいられない。
梶原監督と土江コーチが注目選手に挙げるのは小林だ。最終学年を迎え、けが明けのスタートと100%ではない状態の中でもワンランク上の走りを繰り広げている。出場する200mには他大学の強力な選手もそろっているが、「昨年は２位で、その上をいくなら１位しかない」と闘志を燃やした。これまでの経験や東洋大のエースとして着実に培ってきた力をすべてぶつけ、１位のゴールを目指す。
また、チームを盛り上げる中心的な存在である主将の小笹（法４・西京）や辰野（法４・西武台千葉）は最後の関カレに挑む。両選手とも春先は故障の影響もあり、納得のいく結果を残せていない。それでも最終学年に懸ける思いは強いはずだ。本調子までピークを合わせることができれば、チームの追い風となる走りを見せてくれるだろう。
一方で、実力のある新入生も加わった。400mのウォルシュ（ラ１・東野）は昨年の世界ジュニア４×400mリレーで銀メダルを獲得しており、先日の世界リレーでも代表に選出された逸材である。さらに部内選考を勝ち抜き100mへのエントリーを果たした大野（法１・東洋大牛久）は中盤からの加速力に自信を持つ選手だ。
これら強力な布陣がそろったことでリレー種目は今年も表彰台が射程圏内となる。４×100mリレーでは他大学も戦力を擁しており激戦が予想されるが、 肝になるバトンパスについて土江コーチは「大事なのは相手をどれだけ信じられるか」と話す。学年関係なく仲の良い東洋大のチームワークを発揮し、昨年は果たせなかった念願の優勝に向けてバトンをつなぐ。また、４×400mリレーは新体制での挑戦となる。辰野やウォルシュの出場が濃厚であるが、上位進出へは経験者の富樫（文３・酒田光陵）や丸池（工３・昭和一）などの奮起が求められるだろう。
跳躍ブロックでは走高跳で昨年４位入賞の山下義（法３・小樽水産）、ルーキーながら岩壁杯で優勝した走幅跳の小川（法１・大阪桐蔭）など好成績を狙える選手が出場する。特に小川は大学初戦から力を発揮しており、好調を保っている。この大舞台で課題となる踏み切りのタイミングを合わせることができれば目標の入賞に近づくはずだ。
昨年の関カレでの東洋大トラック優勝の原動力になった短距離部門。この礎を築いてきた４年生と起爆剤となる下級生の力が合わさり、その躍進は今年も止まらない。就任２年目の土江コーチは選手たちの印象を「楽しいところは楽しく、集中するときは集中するというメリハリをつけられるチーム」と評す。個の力だけでなくチーム力も確実に上がっており、大学短距離界における存在感も年々増してきている。チーム過去最高の成績へ。いよいよ、勝負の関カレが幕を開ける。
TEXT＝石田佳菜子 PHOTO＝青野佳奈、石田佳菜子
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５月10日より、４回に渡り掲載した陸上競技部の関東インカレ直前特集記事は、本日が最後となります。
ここまでご覧くださりありがとうございました。
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関東インカレでは、関東の大学の有力選手が頂点を目指してハイレベルな熱い戦いを繰り広げます。
14日～17日の４日間に渡って日産スタジアムにて開催されますので、東洋大陸上競技部を応援するべく、ぜひ会場に足を運んでください！
※以下は東洋大の出場予定です。
14日（木）
◆男子400m 予選
11：55～ １組 赤川徳康（ラ４・西武文理）
３組 ウォルシュ ジュリアン（ラ１・東野）
４組 辰野充（法４・西武台千葉）
◆女子100m 予選
14：15～ ２組 白寄桃名（ラ１・白鴎大足利）
◆男子100m 予選
14：40～ ２組 小笹幸平（法４・西京）
３組 大野晃祥（法１・東洋大牛久）
５組 桐生祥秀（法２・洛南）
◆女子1500m 予選
15：35～ ２組 山田日菜野（食１・豊川）
３組 室伏杏花里（食１・白鴎大足利）
◆男子1500m 予選
16：05～ １組 生井宏明（ラ２・会津）
２組 服部弾馬（済３・豊川）
３組 堀龍彦（済２・大牟田）
◆男子４×100mリレー 予選
17：10～ ２組 小笹幸平
北村将大（法２・九州学院）
桐生祥秀
与那原良貴（法２・那覇西）
大野晃祥
長部雅基（法１・作新学院）
◆男子１万m 決勝
18：05～ 野村峻哉（済２・鹿児島城西）
小笹椋（済１・埼玉栄）
山本修二（済１・遊学館）
15日（金）
◆男子走幅跳 決勝
11：30～ 小川翔（法１・大阪桐蔭）
◆男子400m 準決勝
11：45～
◆女子100m 準決勝
12：15～
◆男子100m 準決勝
12：30～
◆男子3000m障害 予選
13：30～ １組 成瀬雅俊（済３・豊川工）
横山学（済２・札幌山の手）
２組 渡邊一磨（ラ４・九州学院）
◆男子400m 決勝
16：10～
◆女子100m 決勝
16：35～
◆男子100m 決勝
16：45～
◆女子1500m 決勝
17：15～
◆男子1500m 決勝
17：30～
◆女子１万m 決勝
17：50～ 川瀬紫織（生４・白鵬女子）
二瓶優奈（生４・喜多方）
佐藤早也伽（食３・常盤木学園）
◆男子４×100mリレー 決勝
19：00～
16日（土）
◆男子１万m競歩 決勝
10：25～ 松永大介（工３・横浜）
及川文隆（済２・愛知）
山下優嘉（総２・富山商）
◆男子800m 予選
12：40～ ２組 尾上暢（工４・長崎北陽台）
３組 本平泰浩（済３・御調）
４組 眞柄幸季（済２・三条）
◆女子400m障害 予選
13：15～ ４組 長畑瑶子（ラ３・文京）
◆男子400m障害 予選
14：15～ ３組 横川涼介（工３・浜松湖南）
◆男子走高跳 決勝
14：00～ 山下義弘（法３・小樽水産）
◆女子200m 予選
15：20～ ３組 白寄桃名
◆男子200m 予選
15：40～ １組 桐生祥秀
３組 北村将大
４組 小林将一（済４・保善）
◆男子3000m障害 決勝
16：45～
◆男子４×400mリレー 予選
18：25～ １組 辰野充
富樫汰一（文３・酒田光陵）
丸池優太（工３・昭和一）
北村将大
ウォルシュ ジュリアン
櫻井朴也（総１・國學院大學栃木）
◆男子5000m 決勝
19：10～ 服部勇馬（済４・仙台育英）
口町亮（法３・市立川口）
橋本澪（工３・館林）
17日（日）
◆男子ハーフマラソン 決勝
９：03～ 高橋尚弥（工４・黒沢尻北）
寺内将人（ラ４・和歌山北）
山本采矢（済３・滋賀学園）
◆女子400m障害 準決勝
10：20～
◆男子400m障害 準決勝
10：50～
◆男子800m 準決勝
11：35～
◆女子200m 準決勝
12：05～
◆男子200m 準決勝
12：20～
◆男子三段跳 決勝
13：00～ 戸塚優太（法４・深谷商）
◆女子400m障害 決勝
13：00～
◆男子400m障害 決勝
13：20～
◆男子800m 決勝
13：55～
◆女子200m 決勝
14：15～
◆男子200m 決勝
14：25～
◆女子5000m 決勝
15：00～ 平山絵梨（ラ３・酒田南）
内田寧々（食２・学法石川）
◆男子４×400mリレー 決勝
16：00～
会場：日産スタジアム（新横浜駅より徒歩約14分、小机駅より徒歩７分）
