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平成27年度 東京都知事杯 東日本学生レスリングリーグ戦
5月20(水)~22(金)駒沢体育館
1日目
[予選リーグ・Aグループ]
※7試合中4戦先勝
第1試合(Aマット)
●東洋大3-4明大〇
57㌔級 〇岡迫―橋浦●
61㌔級 ●三輪―喜多〇
65㌔級 〇森田―秋元●
70㌔級 ●南條―杉山〇
74㌔級 ●中村―曽根川〇
86㌔級 ●川畑―大山〇
125㌔級 〇鈴木勝―藤山●
第2試合(Aマット)
〇東洋大7-0東海大●
57㌔級 〇岡迫―島倉●
61㌔級 〇川瀬―平井●
65㌔級 〇森田―佐野●
70㌔級 〇南條―藤﨑●
74㌔級 〇菊地―柄澤●
86㌔級 〇川畑―朝日●
125㌔級 〇鈴木勝―越智●
第3試合(Aマット)
●東洋大0-7山学大〇
57㌔級 ●井上―小柳〇
61㌔級 ●川瀬―高橋〇
65㌔級 ●加藤―武田〇
70㌔級 ●鈴木岳―木下〇
74㌔級 ●杉田―本村〇
86㌔級 ●マルチネス―石澤〇
125㌔級 ●黒木―ボルチン〇
1勝2敗 Aグループ3位
勝負所で勝ち切れなかった川畑
岡迫はトップバッターとしてチームを勢いづけた
大学の意地と意地のぶつかり合い。今年も駒沢体育館にて東日本学生レスリングリーグ戦が開幕した。普段の試合と違い各大学メガホンを使い応援も多彩。今大会は昨年の順位を元に16校が4グループに分かれ総当たりで予選を行う。東洋大はグループ3位通過で明日以降の9位~12位決定リーグに進む。
迎えた初戦。昨年と全く同じ展開だった。対戦相手も同じ明大。勝てば3勝3敗のタイとなり鈴木勝主将(法4・南京都)が待つ最終戦に決着を持ち込むことができた。昨年、86㌔級川畑(社2・樟南)は2勝3敗でもう負けられない状況で登場し1年生にも関わらず、力強いレスリングで逆転勝ちを見せた。これがチームの嫌な雰囲気を変え、予選リーグ2位に大きく貢献した。今年も、その再来に注目が集まった。しかし、川畑は持ち味である反応の速さが影を潜め、あっさりと負けてしまう。その結果、明大に敗北が決まり2位通過は厳しくなった。
第1試合目、57㌔級の岡迫(社2・霞ヶ浦)は相手に先制を許すが、2ピリ開始早々に4点技、1分15秒にはバックなどで得点を重ね逆転勝ちを収めた。昨年同様、トップバッターの役割を果たす。さらに、65㌔級に登場の森田(法4・八幡浜)が魅せる。豪快な投げ技で相手を突き放し、見事勝利を飾る。明大・秋元主将を倒し応援のボルテージも最高潮に。その勢いのまま決めたい東洋大であったが70㌔、74㌔、86㌔級で勝ち切れず。125㌔級では鈴木勝主将が貫禄の試合運びで勝利を収めるが、結果は3勝4敗。若松監督は「総合力という点で相手に及ばなかった。昨年のリベンジをされてしまった」と語り、悔しさを口にした。その後の試合は東海大に圧倒的な力を見せつけ7勝0敗で勝利。同大会2連覇の山学大には1勝も挙げられず、予選リーグを1勝2敗で終える。
9位~12位決定リーグでは他グループ3位の青学大、神大、大東大と対戦予定だ。若松監督は「ベストメンバーでチーム一丸となり、一つでも上の順位を目指す」と話した。厳しい戦いが予想されるが、選手たちは決して諦めず、最後まで戦ってくれるはずだ。
■コメント
・若松監督
初戦の明大戦に照準を合わせてきただけに残念な結果になってしまった。軽量級の3人で勝って最後キャプテンでもある鈴木勝につなげたかった。61㌔級の三輪の試合が惜しかった。前半良かったのでもったいなかった。あそこで勝っていればもう少し違ったのかなと思う。昨年は、1年生(現2年生)の活躍もあり、明大に勝てたが今年は総合力という部分で相手の方が上だったのかなと思う。東海大戦についてはみんな実力通り自分のレスリングをしてくれた。山学大戦は途中まで粘って善戦した試合もあったが、やはり最後は力の差を感じた。(順位決定戦に向けて)厳しい試合にはなると思うが、自分たちの力を出せれば勝てない相手ではないので、チーム一丸となって一つでも上の順位を目指していきたい。
TEXT=小賀坂龍馬 PHOTO=坂口こよみ