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第244回 日本体育大学長距離競技会
5月23日(土)日本体育大学健志台キャンパス
男子800m
7組
4着 松崎 1'53"66
8組
DNS 本平
DNS 増田
9組
3着 尾上 1'55"04
男子1500m
11組
11着 横山 4'02"29
12組
9着 生井 4'04"42
女子1500m
3組
1着 鴫 4'42"82
4組
5着 曽我 4'43"74
6着 渋谷 4'44"27
女子3000m
1組
11着 柴田 10'49"18
DNS 鈴木
2組
5着 江口 9'54"59
女子5000m
1組
DNS 永木
松崎は目標の全日本ジュニア標準まであと一歩に迫った
2年ぶりのレースにも積極的な走りが見られた鴫
日体大長距離競技会に中距離、女子長距離両部門から9人の選手が出場。大幅なベスト更新とはいかず課題の残る結果となった。
男子800mの松崎(済1・中央学院)は全日本ジュニアの標準を目標とし、序盤から力強い走りで先頭に食らい付いていった。しかし「仕掛けるところまでは良かったがそこからの伸びが足りなくて最後は抜かされてしまった」と語るように、全日本ジュニアの標準まであと一歩という結果に終わった。それでも関カレでの上級生の走りが彼の闘志に火をつけたようで「まずは先輩に追いつけるように日々の練習から食らい付いていきたい」と意欲を見せた。
2年ぶりのレースとなった鴫(食3・坂戸)は女子1500mに挑み、スタートから積極的な攻めの走りを見せる。「2周目にペースが落ちたときに前に出られなかった」と課題も残ったが、ラスト1周で立て直し2位以下を大きく突き放した。差を広げたまま見事1着でゴールし、久しぶりのレースを「楽しかった」と笑顔で振り返った。
女子3000mの江口(食1・諫早)は序盤から果敢に先頭集団に付いていった。後退しても最後まで粘りのある走りで順位を上げ、1年生ながらも他の選手に引けをとらない走りを繰り広げた。今後新戦力としてチームに貢献してくれることに期待がかかる。
関カレから1週間経ち、各自が次の目標に向かって再スタートを切った。今回の反省点を生かし、先にある駅伝も視野に入れてさらなる成長を目指す。
■コメント
・上岡コーチ
今日は1年生が中心の出場で、大学の生活と練習に慣れてきて大学初レースの選手もいた。まずは今の練習の状態に合う走りができれば次につながる。今後駅伝に向かう上でのきっかけになればいいと思った。(選手の走りは)高校時代も実績がある選手たちで、ベストの状態ではない中で臨んだ。途中段階にしてはきっかけになる内容だった。記録にとらわれることなく、練習や次の大会につなげてほしい。(特に良かった選手は)鴫は1年間休部し、2年ぶりのレースだった。本人も緊張していて、途中も自信の無さからラップタイムが落ちることもあったが、ゴール後は余裕があったようで自信になったと思う。また次のレースに向けて課題が見つかったので、練習で克服してほしい。(今後は)個人では日本選手権に出る選手もいるが、全体では駅伝の関東予選に向けて準備していきたい。
・松崎(済1・中央学院)
タイムとしては1分53秒50の日本ジュニアの標準を狙っていた。ラスト早めに仕掛けて先頭で入るというレースをイメージしていた。(レース展開は)仕掛けるところまでは良かったが、そこからの伸びが足りなくて最後は抜かれてしまったので課題が残った。(入学時と比べて)かなり練習も積めてきていて、スピードも入学時とは比べ物にならないぐらい良くなった。あとは体の動かし方を覚えてラストの走りにつなげたい。(コンディションは)レースの前に足の重さは気になっていた。まだ調整の面で劣っているところがある。(関カレで先輩の走りを見て)このままではいけないと痛感した。まずは先輩に追い付けるように日々の練習から食らい付いていきたい。(今後は)今週から3週続けてレースに出場するが、まずは日本ジュニアの標準を切って全国の舞台で戦えるようにしたい。
・鴫(食3・坂戸)
2年ぶりのレースだったのでレース感覚を取り戻すことと積極的に守らず攻めることを意識して走った。2周目にペースが落ちたとき前に出れなかったのが課題。そこを頑張れればもっといいタイムが出たと思う。(収穫は)やっぱり楽しいなと思った。夏までにもう一度1500mを走ってベストを出し、夏はしっかり長い距離を踏んで駅伝はメンバーに入れるように頑張りたい。
TEXT=福山知晃 PHOTO=畑中祥江、石田佳菜子