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2022.04.30
サッカー

[男子サッカー]“粘り勝ち”開幕2連勝! 小野田の劇的弾で早大撃破!

第96回関東大学サッカーリーグ戦(前期)1部第2節 東洋大VS早大

4月24日(日) 会場非公表


東洋大1-0早大



〈得点者〉(アシスト)

90+5分 小野田 (清水)


〈出場メンバー〉

▽GK

川上康平(国3=JFAアカデミー)


▽DF

田頭亮太(国3=東福岡)

高橋亮(国4=FC東京U-18)

稲村隼翔(国2=前橋育英)

押久保汐音(国4=新潟U-18)


▽MF

高柳郁弥(国4=大宮Y)

井上怜(国4=市立船橋)→71分 新井悠太(国=前橋育英)

瀬畠義成(国4=JFAアカデミー)

伊藤恵亮(国4=矢板中央)→60分 本間洋平(国3=札幌U-18)


▽FW

前田泰良(国4=鹿島Y)→90+3分 清水祐輔(国3=柏U-18)

室井彗佑(国4=前橋育英)→81分 小野田龍剛(国3=常葉大附橘)


決勝点を決めた小野田


得点をアシストした清水



(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)

 

※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ございません。


 関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第2節、新型コロナ感染症の影響で延期となっていた今節は早大との対戦。双方拮抗(きっこう)した状態が続き、得点の変動がないままゲームが進行するも、試合終了間際に小野田から決勝点。執念のゴールで東洋大は見事連勝を飾った。

 

 前節の開幕戦ではやや固さが見られた東洋大だったが、この日は順調な立ち上がり。前半12分、開始早々ペナルティエリア前からF Kのチャンスを獲得。惜しくも相手G Kに弾かれたが、キャプテン前田泰が積極的に狙っていく。続く25分にも今度はゴール真横からのF K。しかしこれも相手守備陣に阻まれる。早大も負けじと反撃に出るが、ここはチーム一丸となって守備に転じる東洋大。その後も立て続けにシュートを放つも、得点には至らぬまま、前半をスコアレスで折り返す。


 双方ともに1点が欲しい後半、開始から相手C Kの攻撃を受けるがG K川上がしっかりとキャッチ。攻撃の手を緩めない早大は続け様にゴールを狙ってくるが、東洋大も固い守りでゴールを割らせない。63分には本間がゴール前からシュートを放つも、惜しくも枠をとらえきれず。前半同様、中々得点に恵まれないままゲームはアディショナルタイムへと突入する。試合が動いたのは終了間際90+5分。清水が右サイドから一気に駆け上がると、そのままゴール前へとスルーパス。最後は小野田が押し込み、土壇場で決勝点を掴み取った。劇的ゴールにグラウンドは選手たちの歓声でいっぱいに。そのまま1−0でホイッスルとなり、東洋大は執念の勝ち点3を収めた。


 試合後「自分があの時間帯(81分)から出るということは、やることは1つしかないと思っていた」と小野田。F Wとしての役目を全うし、2試合続けてのゴールを飾った。次節の相手は明大。ここまで2連勝ときている東洋大は、再びチャレンジャーとして強豪に立ち向かう。


※感染症拡大予防のため、現地での取材は行わず映像をもとに作成しています。



◼︎コメント

・井上監督

前節、開幕戦の立ち上がりは少し固さが見られたが、今日は平常通りの立ち上がりができたかなと。前半相手の圧力に攻め込まれる時間が多かったが、そこでも慌てず我慢しながら試合を組み立てていけた。後半、全体的に間延びをした部分はあったが、特に交代選手で入った選手たちが攻守において非常に活躍してくれた。彼らはトレーニングの時からパフォーマンスがよくて、それを実際の公式戦の中で、途中からチームに活力を与えるというよい役割をこなしてくれた。交代選手たちの活躍もあって、最後まで拮抗(きっこう)したゲームだったが、最後の最後まで勝利を求めて戦い、ロスタイムに得点を挙げて勝ち点3を取ったということは、チームとしては非常にいい戦いができた。(ハーフタイムにはどのような声かけを)早稲田大学さんは戦術的に非常に優れていて、我々に対する圧力もそうだが、どこに攻撃の起点を持っていこうかという話と、いかに相手の圧力をいなして、我々の方で組み立てのところがスタートできるかと、前半に出た課題に修正を加えて後半に入った。(次節へ向けて)明治大学さんは3連勝されているチームなので、もちろん実力的にも非常に良い選手がいてチーム力も高い。我々がチャレンジャーとしてどこまで挑み続けられるかが勝負になるかなと。今週いいところは継続できるように、今節出た課題をうまく修正しながら次節につなげたい。


・小野田龍剛(国3=常葉大橘)

90分通して自分たちのペースでできる時間はあまりなかったが、チームみんなでしっかり守ってから最後に決勝点を決めることができて、チームとしていい勝利だったなと思う。(自身の得点シーンを振り返って)自分があの時間帯から出るということは、やることは1つしかないと思っていた。自分のところにボールが来たら絶対に決めようと思っていて、それがいい形で決まった。(2試合連続でのゴールについては)F Wとして一番チームに貢献できる形が得点だったので、ゴールというところは意識しながら、また次の試合もしっかりとゴールを狙っていきたい。(次節へ向けて)今の僕たちなら明治大学さんも倒せると思うので、また1週間みんなでいい準備をして全力で勝ちにいきたい。


・押久保汐音(国4=新潟U-18)

前半から結構苦しい時もあったが、しっかり守備をして耐えて、最終的にはロスタイムで点を取って勝つことができてよかった。(相手チームの印象は)勢いがあるチームだった。(プレー中意識していたことは)相手より冷静に、守備の時間が長かったが、我慢強くというイメージでやった。(次節へ向けて)今回よりもっといい内容のゲームができるように、また1週間トレーニングを頑張っていきたい。



[次節試合予定]

第96回関東大学サッカーリーグ戦(前期)1部第5節

4月30日(土)vs明大  14:00 キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。



TEXT=松本考史