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第98回日本選手権水泳競技大会競泳競技
4月28日(木)~5月1日(日) 横浜国際プール
(2日目・予選)
◆女子50m平泳ぎ
4組
DNS 池田
◆男子50m平泳ぎ
2組
神田 28"69
◆女子400m個人メドレー
2組
6着 竹村 4'52"90
◆女子200m自由形
2組
4着 永島遥 2'02"38
→全体14位でB決勝進出
◆男子200m自由形
2組
6着 坊岡 1'51"64
◆女子100m背泳ぎ
3組
1着 酒井 1'01"83
→全体6位で決勝進出
◆男子100m背泳ぎ
4組
5着 川端 55"48
→全体10位でB決勝進出
(3日目・B決勝)
◆女子200m自由形
5位 永島遥 2'01"85
◆男子100m背泳ぎ
2位 川端 55"46
(3日目・決勝)
◆女子100m背泳ぎ
6位 酒井 1'01"82
ポーズを決める川端(左)と酒井(右)
川端(左)と永島遥(右)
(写真提供:東洋大学体育会水泳部)
大会2日目を迎えた第98回日本選手権水泳競技大会競泳競技(以下、日本選手権)。初日の活躍に引き続き女子200m自由形で永島遥(営4=埼玉栄)が、また男子100m背泳ぎでは川端(営3=県立添上)がB決勝に進出。酒井(法3=武南)は女子100m背泳ぎ決勝に駒を進め、積極的なレースを見せつけた。
女子200m B決勝に出場したのは永島遥。初日の疲れを感じさせない泳ぎでスタートから前に出ると、中間の100mをOG大橋悠依(H29年度国卒=イトマン東進)に続く2番手で折り返す。後半、さらにギアを上げ、ラスト50mでは大橋をとらえて先頭に躍り出た永島。ラストは踏ん張りきれず、5位でのフィニッシュとなったものの「2分1秒台を出すことができたので少しほっとした」と振り返り、「B決勝に残れるように頑張りたい」と本日の女子100m自由形に向けて闘志を燃やす。
続く男子100m背泳ぎB決勝には、同種目予選で自己ベストを更新した川端が登場。スタートで出遅れるも、後半で巻き返しを図り2位でフィニッシュ。さらに100分の2秒ベストを塗り替えた。下半身の持久力強化に取り組んできたという川端は「後半の伸びが1年前と比べるとすごくよくなった」とトレーニングの成果を実感。勢いそのまま、今日の男子50m背泳ぎにも期待がかかる。
女子100m背泳ぎ決勝には酒井が出場。順調なスタートから先輩・白井璃緒(R3年度国卒=ミズノ)を抑え、入りの50mをトップで折り返す。しかし後半で思うように伸びきらず、6位でのフィニッシュに。それでも「今できる精一杯の積極的なレースができてよかった」と決勝のレースを前向きにとらえ、女子100m自由型に向けて「予選だけで終わらないように」と意気込んだ。
日本選手権も折り返しを迎え、残るはあと2日。東洋大水泳部のさらなる躍進ぶりに注目が集まる。
■コメント
・永島遥(営4=埼玉栄)
(今日のレースを振り返って)予選ではあまり思うようなレースができなかったが、B決勝ではうまく気持ちを切り替えて臨むことができた。ギリギリではあるが、2分1秒台を出すことができたので少しほっとした。課題も見つかったので、収穫のあるレースだっと思う。(連戦となるが疲労は)疲労はあるが、今後インカレでも連戦になってくるので疲労がある中でも結果を出せるように明日も頑張りたい。(明日の100m自由形に向けて)200m自由形のタイムを上げる為にはスピード力も大事になるので、100m自由形もタイムを狙ってB決勝に残れるように頑張りたい。
・川端(営3=県立添上)
(今日のレースを振り返って)レース前から調子が良くベストを出せる自信があったので、あとは落ち着いて泳ぐ事だけを意識してレースに挑んだ。予選は前半は目標通りのラップタイムで折り返すことができ、とてもよかった。後半は少し疲れが出て、ラスト10メートルの泳ぎが固かったと思う。決勝は予選の反省も生かし、後半に体力を温存し、最後のタッチまでスピードを上げながら泳ぐことができた。明日の50m背泳ぎはスピードが鍵になってくると思うのでしっかり調整してレースに挑みたい。(課題と収穫は)課題はスタートからの15メートルとターン後の15メートル。トップ選手と比べると水中動作がとても遅いので、インカレまでにしっかり穴埋めをしてもっと上を目指したい。収穫としてはこの1年下半身の持久力強化をしてきたので、後半の伸びが1年前と比べるとすごくよくなり、しっかりレースで活かすことができてよかった。(今後の目標は)インカレ、国体、ジャパンオープンと大きな大会が続いてくるので、もっと苦手なところを穴埋めして主要大会の表彰台に登りたい。
・酒井(法3=武南)
(今日のレースを振り返って)今できる精一杯の積極的なレースができてよかった。(レースは中どのようなことを意識していたか)ストロークが止まらないように意識した。(100m自由型に向けて)予選だけで終わらないようにしたい。
TEXT=松本考史