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2022.05.01
アイススケート

[アイスホッケー] 「1点でも多く」が生んだ最終盤のゴールラッシュ!

2022秩父宮杯 第69回関東大学アイスホッケー選手権大会

4月29日(金) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

○東洋大7-2中央大


[ゴール(アシスト)]

13:49 大久保(宮田、武部)

23:03 大友(中島、阿部)

41:46 大久保

49:47 武部(大友)

56:21 宮田

57:36 前田(川岸、大和)

59:53 大久保(川岸、前田)


POS背番号名前
GK44佐藤(社3=白樺学園)
GK50米津(社1=駒大苫小牧)
DF6今(社3=武相)
DF23武部(社4=苫小牧工業)
FW10阿部(社4=駒大苫小牧)
FW39中島(社3=駒大苫小牧)
FW41大友(社2=白樺学園)
DF26根本(社2=清水)
DF22今(社3=武相)
FW19前田(社4=白樺学園)
FW29川岸(社3=八戸工大一)
FW21宮田(社4=白樺学園)
DF24キム(社1=北海道栄)
DF14大和(社1=武修館)
FW38柚木(ラ1=H.C.栃木日光アイスバックス)
FW17大久保(社2=駒大苫小牧)
FW43森田(社1=駒大苫小牧)
DF3駒田(社2=日光明峰)
FW16小川(社1=武修館)
FW45橋本(社3=駒大苫小牧)
FW13藤原(社4=武修館)
FW18佐曽谷(社3=八戸工大一)


残り4分のゴールラッシュの口火を切った宮田


大事な場面で3得点を決めた大久保


武部のゴールに喜ぶ選手たち


21試合ぶりに敗戦を味わって1週間。強豪チームとの対戦は続く。決勝リーグ戦2戦目は、昨年末のインカレ(全日本大学氷上選手権大会)準決勝でも顔を合わせた中大。負ければ3位以下が確定する一戦だったが、第3ピリオドの猛攻で勝負を決める。これで1勝1敗。優勝に望みをつなげた。


 3年ぶりに有観客で開催されている今大会。ゴールデンウィークの初日ともあり、多くの観客が見守る中、試合は始まった。立ち上がり3分、SH(ショートハンド)で人数不利の状況になるも落ち着いたプレーを見せ、やや東洋大ペースに持ち込む。そのままピリオドを折り返すと、13分、DF武部(社4=苫小牧工業)とFW宮田(社4=白樺学園)の4年生のアシストを受け、FW大久保(社2=駒大苫小牧)が2試合連続の先制弾を放った。第1ピリオドはこの1点を守り、序盤を終えた。


 前のピリオド残り5秒で反則がとられ、立ち上がりはSH(ショートハンド)となった。ここを切り抜けると、23分、FW大友(社2=白樺学園)が追加点を挙げる。28分には相手の反則が重なり、東洋大のプレーヤー数が2人多いPP(パワープレー)を迎えるも、得点には至らず。直後、1点差に詰め寄られるゴールを許してしまった。このピリオドは序盤以降ゴールを奪うことができず、得点上は拮抗した状態で最終ピリオドに向かった。


 1点差と予断を許さない上、優勝の可能性を少しでも上げるためには得点も積み重ねも重要となる。その中でピリオド開始1分、FW大久保のこの試合2得点目となるゴール。このピリオドの主導権を握ると、プレーヤー数が2人多いPP(パワープレー)のチャンスで、DF武部がゴールを奪う。さらに点を加えたい東洋大、残り4分から圧巻の得点ラッシュを見せる。まず、56分にはSH(ショートハンド)の状況ながらFW宮田(社4=白樺学園)がゴール。1分後、今度はPP(パワープレー)でFW前田(社4=白樺学園)が決める。ここで東洋大はGK佐藤(社3=白樺学園)を下げ、6人攻撃を選択。この攻めは相手のゴールを許し、不発に終わってしまうが、試合終了7秒前。FW大久保がこの日3得点目の劇的な追加点を挙げ、このピリオド5得点。価値のある連続ゴールを見せた。


 先週の明大戦は、序盤3点を奪いながら逆転負け。この日の試合展開は逆だった。立ち上がりから中盤にかけて接戦を演じると、第3ピリオドで猛攻。シュート数、ゴール数ともに差を広げていった。1勝1敗。ここから優勝するには、まず、明日の12時半(練習開始予定時刻)から行われる早大戦にレギュレーションタイム(60分間)で勝利することが絶対。その後は、15時(練習開始予定時刻)からの明大と中大の一戦に委ねられる。あくまでも他チームの結果しだいだが、まだ分からない。有終の美を飾るべく、春の最終戦、早大に挑む。



■コメント

・宮田(社4=白樺学園)

(試合を振り返って)明治に負けてしまってメンタル的にも簡単ではない試合でしたが、みんな気持ちをしっかり切り替えて勝ちに貪欲にプレーした結果が勝利につながったと思います。(SHの状況で貴重な追加点は)優勝の可能性がまだゼロではなく、優勝条件として1点でも多く取ることが必要だったのでSHの状況でしたがゴールに向かって追加点を挙げれてよかったです。(最終戦に向けて)春大会最後の試合なので60分間東洋のホッケーをして圧倒したいと思います。



■決勝リーグ最終戦の日程

5月1日(日) 12:30 早稲田大


※ 時刻は練習開始予定時刻です。前の試合の状況によっては変更の可能性もございます。

※ 会場はダイドードリンコアイスアリーナ(西東京市)です。


TEXT/PHOTO=青木智哉