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2022.05.14
サッカー

[男子サッカー]「チャンスをものにできず」明大に0-2 無念の今季初黒星 

第96回関東大学サッカーリーグ戦(前期)1部第5節 東洋大VS明大

4月30日(土) 保土ヶ谷公園サッカー場


東洋大0-2明治大



〈出場メンバー〉

▽GK

川上康平(国3=JFAアカデミー)


▽DF

田頭亮太(国3=東福岡)

高橋亮(国4=FC東京U-18)

稲村隼翔(国2=前橋育英)

押久保汐音(国4=新潟U-18)


▽MF

高柳郁弥(国4=大宮Y)

井上怜(国4=市立船橋)→ 63分 佐々木銀士(国4=青森山田)

瀬畠義成(国4=JFAアカデミー)→93分 南雄大(国2=日本体柏)

伊藤恵亮(国4=矢板中央)→59分 増田鈴太郎(国2=東海大相模)


▽FW

前田泰良(国4=鹿島Y)→75分 本間洋平(国3=札幌U-18)

室井彗佑(国4=前橋育英)→91分  小野田龍剛(国3=常葉大附橘)


果敢に相手陣地に攻め込む室井


幾度となくゴールを狙い続けた押久保



※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ございません。


 関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)第5節の相手は、ここまで3連勝中の明大。開幕から2連覇ときている東洋大も、勝って3連勝に並びたい今節だったが、度重なる決定機をものにすることができず。0−2で今季初黒星を喫(きっ)した。

 

 雲ひとつない晴天の下、明大ボールでキックオフ。東洋大は序盤から積極的に攻撃を仕掛けていく。まずは前半の10分、F Kのこぼれ球から押久保がシュートを放つもこれはゴール右横をかすめる。続く14分にはC Kのチャンスから再び押久保が合わせにいくも枠外。20分、今度はゴール前にいた瀬畠が頭で合わせると、これは惜しくもクロスバーのわずか上。果敢にチャンスを演出する東洋大だが、なかなか1点が決まらない状況が続く。ゲームが動いたのは26分、相手C Kからこぼれ球を押し込まれ失点。さらに、41分にも自陣でのミスから相手のシュートを許し2失点目。立て続けに得点を許し、前半は0−2で終えた。


 なんとしても同点に追いつき東洋大は、前半同様にチャンスを創出。しかし幾度となくセットプレー迎えるも、得点にまでありつけない。56分にはゴール前からシュートを放つも惜しくも相手G Kの正面。その後も決定機をなかなか決め切ることができず、得点は動かないまま、無念にも試合終了のホイッスルが鳴り響いた。


 東洋大にとっては今シーズン始めての黒星。しかしチャレンジャーという立場として「出し惜しみした部分もなく、その点では選手たちを評価したい」と井上監督は振り返る。高柳も「自分たちのやりたいサッカーが関東1部でもできた」と、昇格チームとして1部リーグでも戦える自信を覗かせた。次節は現在3位につけている桐横大と対戦。勝ち点1の差を覆せるか。



◼︎コメント

・井上監督

明治さんはやはり勝負強いという印象。ただ、我々は昇格してきたチームなのでチャレンジャーという立場でやれることはやって、出し惜しみした部分もなく、その点では選手たちを評価したいと思う。しかし結果的には前半に点が取れなくて、フリーキックの失点から相手のリズムになった。前半の戦い方がもったいなかった。攻めている時間帯に点を取り切れなかったところに課題がある。そこをきちっと自分達の流れのうちに仕留めたい。逆に明治さんのように、リズムのない時にゲームの流れを自分たちに戻してという戦い方も我々が学ばなければならない。いつも試合をさせていただいて、違いも含めて色々な気づきを与えていただいている。その点でも良い試合だったのではないかと思う。いつも勉強ばかりではダメなので、結果が伴うように次までに練習を積んでいきたいなと思う。(次節へ向けて)スタートで遅れた部分がある。他のチームより試合数が少ない分、今日取れなかった勝ち点を1でも必ず積み重ねられるゲームにしたい。


・室井彗佑(国4=前橋育英)

前半は自分達のペースで持っていけてるところもあったが、チャンスをものにできず相手に少ないチャンスで決められ、無得点で終わってしまったことが課題。自分自身もチャンスがあり、そういう所を決めていかないと勝てる試合も勝てないので、そこを突きつめていきたい。(明大の印象)試合前から強いとわかっていたので、負けたくは無かったしチャレンジャーとして良い試合ができたと思う。(次節へ向けて)簡単な試合では無いと思うが、今日出た課題を修正できるように、自分自身もゴールに貪欲にいきたいと思う。


・高柳郁弥(国4=大宮Y)

自分達のペースを作っていたが2失点しまったところから、自分たちも点を取るために勢いを持ってプレーすることができていたが、結果につなげることができなかったことが悔しい。(収穫は)自分たちのやりたいサッカーが関東1部でもできたこと。しかしその上で、やりたいことをやりながら結果を求めていくという点はできていない部分。結果を求めていくことを課題として積み重ねていく部分。(次節へむけて)リーグ戦で上を目指していく中で連敗は避けたいし、今節出たもの中で課題も見つかったので次節までに結果が得られるようにしていきたい。



[次節試合予定]

第96回関東大学サッカーリーグ戦(前期)1部第6節

5月14日(土)vs桐横大  14:00 キックオフ

※ジェイネットTVまたは関東大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。




TEXT/PHOTO=松本考史