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2022.05.21
ラグビー

[ラグビー] 序盤10点を追うも、青学大に昨年の雪辱果たす!

第11回関東大学春季大会Cグループ

5月8日(日) 東洋大学グラウンド

〇 東洋大 45{28-17、17-7}24 青学大


番号Pos.名前
PR山口泰雅(総4=目黒学院)
HO谷名樹(済4=延岡星雲)
PR石川槙人(総2=日本航空石川)
LO齋藤良明慈縁(総4=目黒学院)
ジョン・ウーストハイゼン(総1=Helpmekaer)
FL森山海宇オスティン(総1=目黒学院)
田中翔(総4=Colorado State Univ)
NO8タニエラ・ヴェア(総3=目黒学院)
SH神田悠作(済4=東筑)
10SO土橋郁矢(総4=黒沢尻工業)
11WTB杉本海斗(ラ3=東京)
12CTB繁松秀太(総4=札幌山の手)
13ヴァハフォラウ・ステファン(総1=札幌山の手)
14WTB田中康平(済4=土佐塾)
15FB田邊淳之介(総3=Shirley Boys)
16Re.小川雄大(済2=脇町)
17後藤大樹(総2=関商工)
18伊波晃士(総3=名護)
19栗原大地(総1=伊勢崎興陽)
20マタリキ・チャニングス(総2=Hastings Boys)
21坂田陸(法3=東京)
22大内貫太郎(済3=保善)
23林星安(総1=目黒学院)
24土田修也(総2=岐阜聖徳)
25アダム・タマティ(総1=Sacred Heart)
26モリース・マークス(総2=Hoerskool Randburg)


※ 掲載が遅れまして、申し訳ございません。




(写真提供:東洋大学体育会ラグビー部)



(写真提供:カメラマン・青木幸子様)


関東大学春季大会(以下、春季大会)2戦目は、昨年の同大会で惜敗した青山学院大とのリベンジマッチ。序盤10点を先行される展開も、落ち着いた試合運びから逆転に成功する。さらに突き放した東洋大は、この試合も雪辱を果たす勝利となり、春季大会2連勝とした。


 両者譲らぬ立ち上がりを見せるも、前半6分半、青学大に素早いパス回しから攻め込まれる。ここで東洋大が反則を犯すと、相手はペナルティゴールを選択。これを確実に決められ、先制点を奪われた。その3分後には、東洋大の自陣深くでのノックオンから相手にチャンスが渡ると、ここも絶妙なパスが通りトライ。7点を追加され、0対10とリードを広げられる。しかし、今度は東洋大が相手陣地に攻め込むと、押し合いを制して3点差。再び7点差とされるも、すかさずボールを相手インゴール内に押し運び、詰め寄った。さらに、その2分後の前半28分、杉本(ラ3=東京)にパスが通ると、一対一の状況で相手をかわし、そのままゴールへ。ついに逆転に成功する。勢いに乗った東洋大は、攻めの時間が続き、前半終了間際にも谷名(済4=延岡星雲)のこの日2トライ目で追加点。28対17とリードを11点に広げて折り返した。


 後半、いきなり東洋大がチャンスを迎える。しかし、ここを抑えられると、後半6分、東洋大の自陣ゴールライン手前へのキックパスを相手に奪われる。そこからパス回しで守備をかわされ、最後は約60メートルの距離を一気に走られた。6点差まで縮められるも、相手の得点はここまで。後半15分、ゴール付近での攻防からタニエラ(総3=目黒学院)がトライを決める。さらに、終盤に差し掛かる後半31分には、22メートルライン付近から一気に押し込み、谷名が3トライ目。ロスタイムに入っても攻撃の手は緩めず、タニエラが駄目押しのトライを奪い、ここで試合は終了。45対24で勝利を飾った。


 「序盤の失点、不用意なペナルティなど反省するポイントもいくつかいただけた」と福永監督。しかし、「齋藤主将中心にリーダーの冷静な判断、コミュニケーション能力の向上が素早い問題解決につながった」と逆転勝利を評価した。この日3トライを奪った谷名も同じように振り返り、「FW、BK共にみんなが体を張ってくれた」と勝利を喜んだ。新たなメンバーも加わり、手にした春季大会2勝目。チームは勝ち点9で首位に立った。初出場となった昨年は、順位がつかない3戦のみの争いで2勝。そこで唯一敗れた青学大にこの日勝利し、昨年越えに王手かけた。今年はどこまで白星を積み重ねていくのか、残り3戦、目が離せない。



■コメント

・福永監督
(連勝を飾った試合を振り返って)まずは今週も公式戦の緊張感ある試合をさせていただけた事に感謝の気持ちが強いです。新しいメンバーも加わり、はじめての公式戦というメンバーみんなが良いエネルギーをチームに与えてくれていました。序盤の失点、不用意なペナルティなど反省するポイントもいくつかいただけましたが、これも更にチームの成長に繋がると感じています。(逆転劇のポイントは)齋藤主将中心にリーダーの冷静な判断、コミュニケーション能力の向上が素早い問題解決となりチームの連動につながりました。(次戦に向けて)しっかりと課題をして、次の試合へ向けていつも通り丁寧に準備をさせていただきます。また皆様に喜んでいただけるように、チャレンジしていきます。次節も宜しくお願い致します。


・谷名(済4=延岡星雲)
(逆転勝利となった試合を振り返って)前半の入りの部分で相手に先制されましたが、DF.セットプレーから流れをつくり勝てたことを嬉しく思います。(先行される展開では、どのような声掛けが)自分達のミスで失点が重なっていたので、コミュニケーションの部分であったり、チームのシステムを改善して焦らず丁寧にいこうと話していました。(チームの初トライ、その後の2トライを振り返って)FW、BK共にみんなが体を張ってくれて結果だと思います。(次戦に向けたチームや個人の課題は)チームとして細かいミスを減らして、試合の最初から最後まで、自分たちの武器であるセットプレー、DFからもっと圧倒していきたいと思います。



■次戦(予定)

第11回関東大学春季大会Cグループ

5月22日(日) 成蹊大 12:00キックオフ

※ 無観客での開催となります。後日、関東ラグビーフットボール協会の公式YouTubeで試合の配信がございます。



※新型コロナウイルス感染症の影響により無観客開催のため、現地での取材は行っておりません。配信をもとに作成しています。



TEXT=青木智哉