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第96回関東大学サッカーリーグ戦(前期)1部第7節 東洋大VS筑波大
5月29日(日) 非公開
東洋大2-1筑波大
〈得点者〉(アシスト)
34分 室井
37分 高柳 (室井)
〈出場メンバー〉
▽GK
川上康平(国3=JFAアカデミー)
▽DF
田頭亮太(国3=東福岡)
高橋亮(国4=FC東京U-18)
稲村隼翔(国2=前橋育英)
押久保汐音(国4=新潟U-18)
▽MF
高柳郁弥(国4=大宮Y)→83分 清水祐輔(国3=柏U-18)
井上怜(国4=市立船橋)→66分 本間洋平(国3=札幌U-18)
瀬畠義成(国4=JFAアカデミー)
伊藤恵亮(国4=矢板中央)→58分 新井悠太(国2=前橋育英)
▽FW
前田泰良(国4=鹿島Y)→89分 梅澤魁翔(国2=大宮U-18)
室井彗佑(国4=前橋育英)→90+1分 小野田龍剛(国3=常葉大附橘)
この試合1G1Aを成し遂げた室井
勝ち越し点を奪った高柳(右・8番)
(写真提供:東洋大学体育会サッカー部)
※掲載が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
関東大学サッカーリーグ(以下、リーグ戦)第7節の相手は日本代表FW三笘(サンジロワーズ=ベルギー)を輩出し、今年の天皇杯にも出場した名門筑波大。開始早々にPKで失点も、前半の内に室井と高柳の得点で逆転に成功し、試合はそのまま逃げ切った東洋大が3試合ぶりの勝利を果たした。
法大に敗れてしまい2連敗となった東洋大は3試合ぶりの勝利を掴みたいところだったが、序盤から筑波大にボールを握られる苦しい展開に。5分にクロスの流れ弾に詰めた相手のシュートブロックでハンドを犯してしまうと、PKから川上が逆を突かれ先制されてしまう。この1撃で目を覚ましたのか、東洋大は前線からの素早いプレッシングで相手の自由を許さず、自分たちの時間帯を作り始める。33分には相手のミスでDFラインの裏に流れたボールに室井が猛ダッシュで反応。キーパーとの1対1を冷静に制して1点を返した。37分にも味方DFからのロングパスに反応した室井がまた相手GKとの1対1を迎えるがこのチャンスは止められてしまう。しかし弾いたボールを拾い直した室井が高柳にボールを託す。ボールを受けた高柳が左足一閃。このゴールで前半中に逆転し、ハーフタイムを迎えた。
後半は何とか追いついて反撃の狼煙を上げたい筑波大に押される展開に。63分には、筑波大のCKから相手FWにシュート体制に入られるピンチもしっかりとブロックし、こぼれ球もオーバーヘッドでクリアする好守備を見せる。76分には瀬畠がサイドチェンジからフリーになった相手MFの決定的なパスをカット。その後の味方が相手にターンで交わされピンチになった場面でも突破を許さず、二重の好守を見せた。前半は取られた分を取り返す攻撃、後半は追加点を許さない堅い守備を見せつけた東洋大が名門相手に勝利を収めた。
ショッキングな敗戦となった法大戦の後でも、それを引きずること無く勝利を収めた東洋大。興味深いのは昨季に敗戦した法大戦の次の試合、神大戦(○2-0)で得点を決め、連敗を回避させたのも室井と高柳の2人だった。勝利が欲しい時に点を決め、勝ちを呼び込んでくれる2人の活躍で、ここから再び快進撃を続けて欲しい。
TEXT=髙橋生沙矢