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第24回 日本学生選抜スポーツ射撃大会(伊勢原)
7月1日(金)〜7月3日(日)
神奈川県伊勢原射撃場
10mエアライフル立射60発競技 個人
13位 加藤 雅一 610.3点
21位 松原 604.0点
22位 髙橋 602.7点
10mエアライフル立射60発競技女子 個人
9位 和田613.1点
18位 喜納 609.7点
27位 尾崎 604.3点
50mライフル三姿勢60発競技 男子個人
9位 加藤 雅一 548点
16位 髙橋 542点
10mエアピストル立射60発競技 男子個人
3位 平野 557点
9位 向川 537点
10位 永井 532点
14位 島田 503点
50mライフル伏射60発競技 個人
21位 髙橋 579.3点
気温が高く、蒸し暑い中開催された、日本学生選抜ライフル射撃選手権大会。本大会では10名の部員が活躍し、秋の大会に向けての学びのある試合となった。
10mエアライフル立射60発競技と50mライフル三姿勢60発競技に出場した、主将の加藤雅一(社4=栄北)。50mライフル三姿勢60発競技では、9位と惜しくもファイナル進出を逃した。「外しが何回か大きいのがあったので、それは大きな反省」と試合への悔いは残るが、「自己ベストの点数だったので、そこは良かった」と語った。自己ベスト更新の要因としては、「深い10点が多く当たったことと、時間配分の上手さ」と分析し、自身の成長を振り返る。以前のインタビューで語った、「インカレ優勝」。その目標に向かい、前進を続ける。
10mエアライフル立射60発競技、50mライフル三姿勢60発競技、50mライフル伏射60発競技と3種目に出場を果たした、髙橋(法4=済美)。「今日は蒸し暑く、集中することが難しい状態」の中の試合だったと語ったが、「Kで苦しんだ分もPで取り返して、上手くやることができたかな」と試合を重ねる中で、成長を確かなものとした。秋に控える関東大会本戦に向け、闘志を燃やす。
10mエアピストル立射60発競技で3位と表彰台入りした平野(法3=栄北)。エキシビションファイナルでは2位に入賞。春の関東予選、本戦では2位に輝き、連続の入賞を果たしている。「気温も湿度も高い日程」と、やはり暑さの中での試合に触れ、「途中でバテることなく撃ちきることができた」とする。「外しが多く、思っていたより点数を伸ばすことができなかった」と課題を述べるが、「外す方向が一定なため、ミスショットを減らす練習を行う」と早速、試合後を見据えている。
高温多湿の環境は決してプラスのものではなく、3人の選手のコメントからもその様子がうかがえる。しかし、その環境の中、懸命に試合に向き合う選手の姿があった。秋に開催される関東予選、そしてインカレ。東洋大学射撃部は一人ひとり目標に向かい、着実に歩みを進める。
■コメント
加藤雅一(社4=栄北)
(本日の大会を振り返って)今日はとても蒸し暑く、点数はファイナルに届きませんでしたが、個人的にみたら自己ベストの点数だったので、そこは良かったです。外しが何回か大きいのがあったので、それは大きな反省なのですが、深い10点が多く当たったので、そこは次の試合につなげられるかなと思いました。(自己ベストが出た要因はなんだと思うか)やはり深い10点が多く当たったのと、時間配分が試合を重ねる内に、上手くなったのかなと。いつも試合ギリギリに終わることが多かったのですが、今回は割と時間が余ることがあったので、そこで実感しました。(次の大会に向けての目標は)引退も近くなってきたので、悔いがないように1発1発、その1発が決勝だと思って、外さないようにできればなと思います。
・髙橋(法4=済美)
(本日の試合を振り返って)今日は蒸し暑く、集中することが難しい状態の中で、Kで苦しんだ分もPで取り返して、上手くやることができたかなと思います。(今日の試合の課題と収穫は)山本コーチに言われたのですが、銃のセッティングの方が甘いと、そこでKの点数の方が出なかった部分があるのではないかなと思いました。(次の大会に向けての展望)秋の本戦が9月なので、今日の課題、エアーの方も重点的に練習していきたいです。
・平野(法3=栄北)
(本日の試合を振り返って)今回の選抜では、気温も湿度も高い日程でしたが、途中でバテることなく撃ちきることができました。途中のシリーズで点数を落としてしまいましたが、前半に高得点を出していたためなんとか3位入賞をすることができました。メダルマッチでは、1発目は8位スタートでしたが徐々に順位を伸ばし、2位になれたのでよかったと思います。(今日の試合の課題と収穫は) 課題としては8点の外しが多く、思っていたより点数を伸ばすことができませんでした。しかし外す方向が一定だったため、ミスショットを減らす練習を行っていきたいと思います。(次の大会に向けての展望) 前期の試合は学生選抜で終わってしまったため次の秋本選に向けて、実戦形式の練習を行い高得点での優勝に向けて日々の練習に励みたいと思います。
PHOTO=髙橋生沙矢、TEXT=木村彩香