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2015.06.22
陸上競技

[陸上競技]日体大競技会 二人の1年生が自己新記録!

第91回日本体育大学陸上競技会

6月20(土)~21日(日)日本体育大学健志台陸上競技場


1日目


男子100m
3組
7着 永井 11"54
10組
DNS 永池
13組
6着 笠原 11"52

男子400m
2組
DNF 増田
3組
2着 櫻井朴 48"28
5組
3着 本平 50"52

男子走幅跳B
DNS 小川


2日目


男子200m

1組

DNS 長部


男子800m

11組

1着 長尾 1'53"46

13組

3着 松崎 1'52"44

DNS 海谷

DNS 増田


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松崎は目標に掲げた全日本ジュニアの標準を突破した


 日体大競技会に短距離部門、中距離部門が出場。それぞれの目的を持って挑んだレースで1年生の2人が自己ベストを更新し、今後に向けて収穫を得た。


 1日目は、400mで櫻井朴(総1・國學院栃木)が自己ベストを更新する走りを見せた。前半は周りの選手の動きを見ながら冷静にスピードを上げていくと、後半は向かい風によりフォームが乱れたが組2着でフィニッシュした。しかし「悔しい気持ちの方が大きい」と話すように、狙っていた日本ジュニア標準記録を突破できなかったことに満足はしていない。また、全日本インカレのマイルメンバーに入ることを目標にしている櫻井朴。春先から順調に力を付けている選手だけに可能性は十分にあるだろう。


 2日目の800mには、松崎(済1・中央学院)が日本ジュニアの標準記録突破を目標に挑んだ。集団のペースに合わせ落ち着いて入るも、残り200m で先頭の選手が早めに仕掛けたため後退してしまう。それでもラストまで緩めず走り切ると、ベストを1秒以上更新。目標にしていた日本ジュニアの標準記録突破を果たした。しかし、自身では「レースの慣れや戦略の部分でまだ劣っている」とおごることなく冷静に振り返っており、レベルアップにつなげていきたいところだ。さらに、今レースで全日本インカレB標準も破り、今後は部内選考を勝ち上がるべく練習を積み重ねていく。


 両者とも自己ベストにも満足することなく新たな課題を見つけ、頼もしい存在に成長した。1年生が活躍することで上級生も奮起し、チーム力アップにつながるだろう。今後は激しいメンバー選考が予想されるが、全日本インカレの出場権をものにするのはだれか注目が集まる。


■コメント

・櫻井朴(総1・國學院栃木)

今日は日本ジュニア標準の47秒9を狙っていたが、300mまではいい感じだったがラスト100mが落ちてしまった。自己ベストではあるが、目標に届かなくてうれしいよりも悔しい気持ちの方が大きい。(原因は)ラスト100mが向かい風ということもあったが、上体が上を向いてしまって思うように伸びなかった。(良かった点は)1レーンでのスタートだったので、前半は周りの流れを見ながら自分の走りをすることができた。(今後の目標は)まだまだ走り込みが足りないので、しっかり練習して日本ジュニア出場と全日本インカレのマイルメンバーに入りたい。


・松崎(済1・中央学院)

今日はタイムを意識して1分53秒00、日本ジュニアの標準を突破することを目標にしていた。(レースを振り返って)入りの400mはいつもより落ち着いて入れて、ラスト上げていこうと考えていたときに、先頭の人たちが上げていった。そこでは出るタイミングではないと考えて貯めていたが、ラスト100mで出きれずに終わった。ラストでもう一段階上げることができていたらもっとタイムが出たと思う。レースの慣れや戦略の部分で劣っている。(コンディションは)雨は気にならなかったが、少し気温が低かったのでアップの時に気を付けた。(調子は)毎年この時期は調子が上がってくるので、タイムを出すなら今しかないと思っていた。納得できるタイムではないが、全日本インカレのB標準も突破できたので選考で選ばれるようにこれから頑張っていきたい。


TEXT=伊藤空夢、畑中祥江 PHOTO=吉川実里