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2022.10.20
硬式野球

[硬式野球] 「絶対やり返す」国士大に快勝で逆転優勝へ望みをつなぐ

東都大学野球秋季2部リーグ戦・国士大3回戦

10月19日(水) 等々力球場

〇東洋大7-3国士大



東洋大
国士大


二塁打:橋本吏(二回)

三塁打:水谷(二回)、花田(八回)


細野、石上祐、○岩崎(1勝)、河北、野澤、島田ー後藤聖


・打者成績

打順守備名前
(中)橋本吏(総3=花咲徳栄)

左向(営4=智弁学園)
(右)水谷(営3=龍谷大平安)
(遊)石上泰(営3=徳島商業)
(一)小口(法4=智弁学園)
(指)花田(総1=大阪桐蔭)
(二)宮下(総1=北海)
(左)秋元(済1=木更津総合)
(捕)後藤聖(法3=京都学園)
(三)加藤響(総2=東海大相模)


35



・投手成績

名前球数四死球三振
細野(総3=東亜学園)3 2/362
石上祐(法3=東洋大牛久)1/314
岩崎(総2=履正社)23
河北(営4=浦和学院)10
野澤(総3=龍谷大平安)17
島田(総1=木更津総合)14


この日猛打賞の小口主将


久しぶりの登板で勝利投手となった岩崎


大きな追加点をあげた花田


もう一度も負けられない立場に立たされている東洋大の戦士たち。「打ってくれると思っていた」と杉本監督の期待通り、全員粘りを見せ、無事、国士大カードを勝ち越した。


 初回から果敢に攻めた。水谷(営3=龍谷大平安)が2死二塁とチャンスを作ると、「4番として、1点必要だから単打でもいい」と小口(法4=智弁学園)。中前打を放つと、水谷がヘッドスライディングで本塁に突入。「水谷回ってくれ」と願った主将の思いが水谷に届き、先制点を奪う。


 続く2回も、相手のミスをこじ開け、2死一、二塁とチャンスメイク。そこで、橋本吏(総3=花咲徳栄)と水谷の中堅手の頭上を越す適時三塁打で一挙3得点。大きな追加点をあげた。


 投げては、先発の細野(総3=東亜学園)は3回まで走者を出しながらも無失点投球を続ける。しかし四回、先頭に四球を許すと、2連打を浴び、2点返される。さらに細野の意表をつくスクイズで1点差に。ここで杉本監督は石上祐(法3=東洋大牛久)にマウンドを託す。2四死球を与え、嫌な空気が流れたが、後続を投ゴロに抑え、これ以上の追撃を許さなかった。


 その後指揮官は継投策へ。来る専大戦に備えて、今季登板なしの岩崎(総2=履正社)と河北(営4=浦和学院)を投入した。2人とも期待に応え、無失点で切り抜け、今後に弾みをつけた。


 なお1点差と緊迫した状況を打ち破ったのは、石上泰(営3=徳島商業)だった。八回、この日初の安打で後続にチャンスを作ると、その後1死二、三塁に。ここで花田(総1=大阪桐蔭)がフェンス直撃となる右中間への適時三塁打で2点を追加。さらに宮下(総1=北海)が犠飛で7点目と追い込み、相手のやる気を奪った。


 リードをもらった投手陣はその後、野澤(総3=龍谷大平安)と島田(総1=木更津総合)がきっちり無失点に抑え、長かったこのカードを2勝1敗で終わらせた。


 「負けたら優勝がないので、全員で気合入れてやろう」(小口主将)。投打ともに粘りを見せ、最終カードまで望みをつなげた。まだまだ東洋大ナインの戦いは終わらない。「もうやるしかない」。いざ逆転優勝へ。絶対に専大を打ち破る。




■コメント

・杉本監督

(落とせないこの試合でした)打ってくれると思っていたので、先制してくれたのは良かったですね。元々、細野を5イニングで下す予定だったが、自分から降りる投球をして点差が縮まる形になったが、今季投げていない河北と岩崎を専大戦に備えて、この試合で投げるしかないということで1点差だが行かせた。河北が四球を出したがしっかり抑えたので流れが来たと思います。(最後の総力戦のために勝ちながら準備をしているのか)それを含めて考えています。余裕はないですけど、どこで負けても同じなので4連勝するための考え方であり、戦略ですね。(中2日で専大戦ですが)お互いがわかりきっている。隠すものがない状態で戦えるので楽しみもあります。朝5時半から練習してるので。今まで2限のある人は練習に出れなかったんですけど、明大みたいに朝5時半から始めれば出れるじゃんって話になって。自分のことを考えた時に朝の練習って当然やるべきなので。(この取り組みは)国士大に負けた日からですね。


・小口(法4=智弁学園)主将

(負けられない一戦で、どのような心情だったのか)負けたら優勝がないので、全員で気合入れてやろうと言っていました。この前に悔しい負け方をしたので絶対やり返すという気持ちで臨みました。(先制の場面は)打ったのはまっすぐです。特に何も考えず、水谷がチャンスを作ってくれたので、還そうと思って打席に入りました。(引っ張る意識は)なかったです。気持ちはセンター方向にありました。長打ではなく、4番として、1点必要な場面なので単打でも詰まってもいいという気持ちで打ちました。(水谷はホームに帰ってくれると思ったのか)回ってくれと思っていました。走塁がうまいので還ってくれると思っていました。(中2日で専大戦ですが)もうやるしかないので。専修の事だけをイメージして取り組みたいと思います。


・水谷(営3=龍谷大平安)

(先制ホームインの場面で避けながらスライディングしていたが)ホームにつく前にボールが捕手に届いているのが見えたので、タイミング的にはアウトかもしれないと思ったんですけど避けることを意識してホームインしました。(中2日で専大戦ですが)できる範囲ではありますが、しっかり取り組みたいと思います。


TEXT=成吉葵 PHOTO=宮谷美涼、一ノ瀬志織