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2位。またしても1部復帰の目標をかなえることはできなかった平成27年度東都大学野球春季2部リーグ。課題はあった、一方で随所に光るプレーもあった。この結果を選手たち、そして指揮官はどのように捉えているのか。8日間に渡ってお伝えする。
第5日目は、不動の4番に座る笹川晃平外野手(営3・浦和学院)。昨春に首位打者のタイトルを取るも、今春は貧打に苦しみ、大学生活初となるホームラン0本。打点も1に留まった。バッティングが持ち味という笹川の身に何があったのだろうか。(取材日・6月21日、聞き手・美馬蒔葉)
――今シーズンを振り返って
チームは客観的に見て、あと一歩、あと一歩のところで優勝を逃してしまいました。個人的には、調子が上がらずチームに迷惑をかけてしまった。前のシーズンよりも全然結果が伴ってなく、自分のせいで負けてしまったシーズンでした。
――苦しいシーズンだったがどういう気持ちで試合に臨んでいましたか。
何とか結果を出さなきゃ、という気持ちでずっとやっていたので、毎回いい結果が見込めませんでした。
――冬場に股関節の手術をしたことや、ほぼ全試合で4番に座っていたことのプレッシャーで心境に変化はありましたか。
手術の影響で、みんなと同じ練習をしていなかったり、リーグ戦中も練習をやり込んだりして、全く調整できず焦りがありました。4番としてずっと使ってもらっているのに、チームの勝ちに貢献できないことは本当に申し訳なく、情けなく思っています。
――成績が思わしくない中、4打数2安打を記録した試合(5月3日対日大二回戦、23日対青学大一回戦)はなにか特別なことがありましたか。
ずっと指導していただいた結果が少し形になったという試合と、本当に追い込まれた状況で絶対に負けられない試合でした。ただ、もっと早い段階で、気持ちをより高く、練習ができていない中で、捨て身でいく、とまだ割り切れていなかった自分の未熟さがありました。
――今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
練習を十分にできていなかったので、いま冬場のように練習をやり込んでいます。それを継続していきたいです。
――4番として、強化していきたいことはありますか。
今シーズンは1点差のゲームが多かったので、4番として自分がもっと打って活躍して、チームを引っ張っていくことと、打点が1だったのでそこを意識していきたいです。
――これから力を入れていきたいことを教えて下さい。
全体的に。打撃では、長打を中心にしっかり打てるようにすることと、打率を残すこと。全体的にレベルアップしたいです。守備では、手術してから思うように足が動かなくなったので、一歩目のスタートをしっかりしていきたいと思います。全体的に1段階2段階とレベルアップして、実りのある秋にしていきたいです。 日大も上がっているので、気持ちの部分でもしっかりと準備していきたいです。
――今後の目標を教えて下さい。
チームは、リーグ戦では10連勝で、最終目標では12連勝。入れ替え戦も含めて全部勝つ。負けない。個人に関しては、打率.325、ホームラン3本、打点15。今岡(H8年度法卒・元阪神など)さんが1年生のときにそれくらいの成績で、監督さんからも言われているので、これを目標にやっていきたいです。
――硬式野球部を応援している方々にメッセージをお願いします。
一試合一試合厳しい中で、みんな一球にかけているので、自分たちが一生懸命やっているところを見てもらえたらうれしいです。応援よろしくお願いします。
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春を終えて 8日連続独占インタビュー企画
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