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2022.12.25
アイススケート

[アイスホッケー] 橋本同点、阿部逆転弾!鮮やかな30秒 満を持して決勝の舞台へ!

第95回日本学生氷上競技選手権大会アイスホッケー競技1stディビジョン・準決勝

12月24日(土) KOSE新横浜スケートアリーナ

〇東洋大5-1中大


[ゴール(アシスト)]

24:25 橋本(前田)

24:52 阿部(大友、中島)

49:42 橋本(前田、宮田)

50:27 阿部(中島)

53:58 大友(武部、中島)


POS背番号名前
GK44佐藤(社3=白樺学園)
GK50米津(社1=駒大苫小牧)
DF22今(社3=駒大苫小牧)
DF石田(社4=武修館)
FW19前田(社4=白樺学園)
FW45橋本(社3=駒大苫小牧)
FW21宮田(社4=白樺学園)
DF佐々中(社2=駒大苫小牧)
DF23武部(社4=苫小牧工業)
FW10阿部(社4=駒大苫小牧)
FW39中島(社3=駒大苫小牧)
FW41大友(社2=白樺学園)
DF14大和(社1=武修館)
DF木村(社3=武修館)
FW29川岸(社3=八戸工大一)
FW17大久保(社2 =駒大苫小牧)
FW43森田(社1=駒大苫小牧)
DF26根本(社2=清水)
DF24キム(社1=北海道栄)
FW11山崎(社2=武修館)
FW13藤原(社4=武修館)
FW27山口(社1=駒大苫小牧)


逆転弾を放った阿部(右)はチームMVPに輝いた


準決勝まで順調に駒を進め、迎えた中大戦。序盤は相手にペースを持っていかれ苦戦を強いられたものの、逆転と共に一気に流れをものにした。苦しい局面でもキャプテンの石田の声かけで団結したチーム。終盤にも3得点を挙げ、5大会連続の決勝進出を決めた。


 第1ピリオドは我慢の続く苦しい戦いとなった。なかなか主導権を握ることができない。さらに1ピリ中盤にはペナルティによって不利なSH(ショートハンド)となってしまう。しかしチーム間の連携をしっかりと取って、この場面での失点を防ぐ。その後一度は有利な形で進めるも相手の守備に阻まれる。結局このピリオドは0-0のまま終了した。


先制された直後、橋本(左)のゴールで追いつく


同点からわずか30秒後の鮮やかな逆転劇


 第2ピリオド開始直後、一瞬の隙を許し中大に先制ゴールを打たれてしまう。しかし、このまま負けるような東洋大ではなかった。試合開始から4分半、一気に攻めの体勢に転じると、FW橋本(社3=駒大苫小牧)が同点ゴールを決める。そして約30秒後にはFW阿部(社4=駒大苫小牧)が逆転打を放った。この勢いで東洋大は攻めの姿勢を続け、何度もゴールを狙うものの、なかなか入らない。2-1というまだまだ油断のできない点差のまま最終ピリオドへと向かった。


貴重な追加点で波に乗せた2ゴール目の橋本(左)


得点後1分足らずでゴールを奪った阿部(右)


 第3ピリオドになると完全に東洋大のペースとなっていた。一度も相手に主導権を握らせることなく次々とパックをゴールまで運んでいく。開始約9分半には再びFW橋本がシュート。そしてそれに続くようにFW阿部も2得点目を挙げ、一気に4-1とした。試合終了約7分前には相手のペナルティでPP(パワープレー)に。このチャンスを確実にものにした東洋。FW大友(社2=白樺学園)が、DF武部(社4=苫小牧工業)が放ったシュートを相手キーパーの隙をついて決める。このまま終了のブザーが鳴り、決勝進出が決まった。


大友(左)が駄目押しの追加点を決め、決勝戦へ


 ここまで「東洋ホッケー」の強さを試合の様々な場面で見せ、相手を圧倒する勝利を挙げてきたチーム。残るは春大会から激闘が繰り広げられてきた明大戦。次がこのチームでの最後の試合となる。4年生の選手にとっては大学生活の集大成ともいえる60分間。3大会連続の日本一はもう目前、あと1勝だ。



■次戦(予定)

12月25日(日)13:00  明大

会場:KOSE新横浜スケートアリーナ


※ 時刻は練習開始予定時刻です。

※ 試合に関する詳細については、日本学生氷上競技連盟のホームページなどでご確認ください。    



TEXT=岡本后葉/PHOTO=青木智哉