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2023.10.01
硬式野球

[硬式野球] 延長11回3時間を超える死闘の末サヨナラ負け。勝ち点を落とすも見据えるは次の試合へ

東都大学野球秋季1部リーグ戦・青学大2回戦

9月28日(木)神宮球場


●東洋大4ー5青学大



1011
東洋大
青学大1×


三塁打:池田(五回)

二塁打:吉田(五回)


細野、一條、●加藤慶ー後藤


・打者成績

打順守備名前
(三)加藤響(総3=東海大相模)

池田(営2=三重)
(中)→左宮本(総4=大阪桐蔭)
(左)山田(総1=木更津総合)

打→中橋本(総4=花咲徳栄)
(右)水谷(営4=龍谷大平安)
(一)→三吉田(営2=龍谷大平安)
(捕)後藤(法4=京都学園)
(指)花田(総2=大阪桐蔭)

嶋村(法3=栄北)

楠(法3=佐久長聖)
(二)宮下(総2=北海) 
(遊)石上泰(営4=徳島商)


35


・投手成績

勝敗名前球数四死球三振

細野(総4=東亜学園) 12410

一條(総3=常総学院)1 1/321
加藤慶(営3=龍谷大平安) 1 1/320


124球を投げ10三振を奪った細野


吉田の2塁打が5回3得点の足掛かりとなった


中適時打を放った宮下


逆転にベンチもおおいに盛り上がった


前日の第1戦で完封負けを喫し、後がない東洋大。監督、選手がともにこの秋の目標としてまず口にする『入れ替え戦回避』。ここから2連勝を飾り、3カード連続での勝ち点獲得を狙うナインにとって負けられない2戦目の戦い。前の試合から大きく打順を入れ替えて挑んだ青学大2回戦は、互いに一歩も譲らない緊迫した試合となった。


試合は初回から動いた。先発のマウンドに上がった細野(総4=東亜学園)が先頭打者に初球を左翼席に運ばれ先制を許す。


なんとか得点をあげたい打線だが、2回から4回まで毎回走者を出すも好機を生かせず無得点。ここまで、散発1安打と青学大好投手下村を前に本塁を踏むことができない。


4回にも1得点を許し、0ー2で迎えた5回。先頭の吉田(営2=龍谷大平安)が左二塁打で出塁すると続く後藤(法4=京都学園)の投ゴロの間に進塁し1死三塁に。代わって打席に入った嶋村(法3=栄北)がフルカウントから直球を見極めて四球で出塁し、さらにチャンスを広げる。この好機に続く8番宮下(総2=北海)が、放った打球が中適時打に。前の試合、3打数無安打と打撃に苦しみ、この日は8番での起用となった宮下の一振りで念願の青学戦初得点をあげた。


東洋打線の攻撃はまだ終わらない。その後2死一二塁の場面で、この日途中出場の池田(営2=三重)が初球を捉え右適時三塁打を放ち、走者2人が生還。逆転に成功したナインは満面の笑みで生還した走者を迎え、ベンチは大いに盛り上がった。


このままリードを守り抜きたい東洋だが8回、2死三塁で危機脱出目前に、守備のミスがあり痛恨の1失点。試合は終盤に3ー3と振り出しに戻る展開となった。


9回で勝負がつかず試合は延長戦に、10回以降はタイブレークで無死一二塁からの開始となる。


10回の攻撃、先頭石上泰(営4=徳島商)の犠打と池田の四球で1死満塁に。続く宮本のニゴロの間に三塁走者が本塁を踏み1得点。タイブレークであること、そして裏の青学大の攻撃のことを考えればまだまだ追加点がほしい場面だが、続く打者からは快音響かず。勝ち越しにこそ成功したもののその差は僅か1点と厳しい試合展開に。


阿萬田学生コーチ(営4=津田学園)の「勝ってる勝ってる。無失点だったらいい。」という声が守備につく選手たちをグラウンドに送り出す。一瞬たりとも気を抜くことが許されない、緊迫した10回の守り。マウンドには前の回途中からの続投で一條(総3=常総学院)が送り込まれるも、失策が絡み1点を奪われる。なおも、1死満塁のピンチに代わって加藤慶(営3=龍谷大平安)がマウンドを任される。このピンチで相手打者から併殺を奪い、この回を1失点で切り抜ける。


11回の攻撃。まずは再び勝ち越しに成功し、さらには1点でも多くの追加点を狙いたい打線だったが、打線がつながらず、走者の盗塁死もあり無得点に終わった。

1点の失点も許されない11回裏。なんとか無失点で抑え、12回の攻撃に望みをつなぎたい。青学大打線に犠打と四球で攻められるも、続く打者を遊ゴロに打ち取り2死満塁に。あとアウト1つの場面だったがここで、三塁走者に生還を許し、1点を奪われサヨナラ負けで試合終了。


延長11回、試合時間は3時間を超える死闘となった。戦国東都は小さなミスが命取りになる。一瞬の隙も許されない。秋リーグ戦は残り2カード。またここからチーム一丸となって一戦一戦を戦い抜くことを期待したい。


TEXT・PHOTO=一ノ瀬志織