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2023年度関東大学ラグビー秋季リーグ戦1部 拓殖大戦
9月30日(土) 熊谷ラグビー場Bグラウンド
〇 東洋大 68{28-0、40-12}12 拓殖大
番号 | Pos. | 名前 |
1 | PR | 笹巻晴太 |
2 | HO | 小泉修人 |
3 | PR | 石川槙人 |
4 | LO | 森山海宇オスティン |
5 | ジュアン・ウーストハイゼン | |
6 | FL | タニエラ・ヴェア |
7 | 大内貫太郎 | |
8 | NO8 | 栗原大地 |
9 | SH | 清水良太郎 |
10 | SO | 天羽進亮 |
11 | WTB | 杉本海斗 |
12 | CTB | 浅尾至音 |
13 | モリース・マークス | |
14 | WTB | ボンド洋平 |
15 | FB | 石本拓巳 |
16 | Re. | 小川雄大 |
17 | 前川嵩登 | |
18 | 伊波晃士 | |
19 | マタリキ・チャニングス | |
20 | 金井悠隼 | |
21 | 佐々木健人 | |
22 | 田邊淳之介 | |
23 | 坂本琥珀 |
渾身のトライを決めた浅尾
俊足を生かした華麗なステップを見せた天羽
モールから抜け出しトライへ
ラインアウトも多く成功を収めた
9月の最終戦を締めくくる、拓殖大との第3節を迎えた。前半は28-0とリードで折り返し、後半もわずか2トライしか許さず、大量得点。連戦連勝を重ね、リーグ内での勝点は東海大と並ぶ1位タイとなった。
前半開始4分、先制トライを決めたのはモリース。本試合でプレーヤーオブザマッチも受賞したモリースが、チームを勢いづける。ゴール前のピンチが続いたが、栗原が相手のミスを見逃さずに、敵陣へキック。石本がキックを受け取り、つながれたパスから杉本がトライを決めた。その後も大内がモールから抜け出しトライ。次いで、天羽の華麗なステップでのトライと得点を重ねる。自陣に攻め込まれる時もあったが、相手のミスを突いてパスをつないだ。すべてのキックを杉本が成功に収め、28-0と相手に得点を許さずに後半戦へ向かう。
後半の先制点を決めたのも東洋大。前回もトライを決めた、1年の浅尾が再開後わずか2分で鮮烈なトライ。後半8分、拓大に今節初トライを許すが、攻撃の主導権は譲らない。自陣から石本が走り込み、豪快にトライを決めた。その後も、味方のこぼれ球に佐々木が即座に反応し、すかさず得点。ピンチをチャンスに結びつけた佐々木のトライには、仲間からも笑みがこぼれた。相手に攻撃の手を緩めることなく、後半に6トライ、40得点と前半戦を上回る勢いで点数を重ねる。試合終了間際のロスタイムに拓大が粘りのトライを見せたが、東洋大が68-12と圧勝。開幕戦から3連勝を飾り、合計で勝点15とした。
試合後に拓大の遠藤監督からは「完敗」の言葉が。本試合で10トライ9ゴールを決め、相手のミスも見逃さずに、得点につなげた。巧みなパスを使ったプレーが目立ち、選手間のコミュニケーションの多さが結果に結びついているように見える。一戦一戦を積み重ね、1位死守を目指したい。
◾️コメント
福永監督
(試合を振り返って)試合は選手が伸び伸びと、日頃から伸び伸びやってほしいなと思っていて、今日は本当に伸び伸びとやってくれたかなと思っています。今日はたくさん選手からのコメントを聞いていただけたらなと思います。(現在勝点15と来ているが、今後について)この3試合もそうなんですけれども、本当に1試合1試合、1回1回を丁寧にしていこうというところだけをフォーカスして、チームとして取り組んでいるんですね。来週以降も含めて1回1回の練習を毎日を丁寧に過ごさせていただいて、1試合1試合全力を尽くして、戦っていこうと思っています。
タニエラ主将
(試合を振り返って)自分たちはこの試合にパッションというテーマを決めて、最初から最後までみんながパッションを持って戦うことができた試合でした。(相手校から完敗という言葉があったが)自分たちも試合をしていく中で、ミスがあったり、うまくいかないことが沢山あったと思うので、次の試合までに問題を解決できるのか、チームで話し合って次の試合に臨みたいと思います。
モリース 選手
(試合を振り返って)昨日の夜ホテルでチームで話して、そこで出てきたいくつかのキーワードの中で意識したのは、チームワークとパッションのところです。今日の試合でみんながそこの部分をハードワークして出しきれて、一人ひとりではなく、チームとして力を出し切れて良い試合ができました。
[次節試合予定]
2023年度関東大学ラグビー秋季リーグ戦1部
10月21日 (土) 大東文化大 11:30キックオフ
会場:アースケア敷島サッカー・ラグビー場
TEXT=木村彩香、PHOTO=木村彩香、北川未藍