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2023.11.01
ラグビー

[ラグビー]春季交流戦のリベンジは9点差で惜敗 来年に持ち越し

2023年度関東大学ラグビー秋季リーグ戦1部 流経大戦

10月29日(日) セナリオハウスフィールド三郷

●東洋大38 {14-28、24-19}47流経大


番号Pos.名前

PR

笹巻晴太

HO

小泉修人

PR

石川槙人

LO

森山海宇オスティン

ジュアン・ウーストハイゼン

FL

タニエラ・ヴェア

大内貫太郎

NO8

坂田陸

SH

清水良太郎

10

SO

天羽進亮

11

WTB

杉本海斗

12

CTB

浅尾至音

13

モリース・マークス

14

WTB

ボンド洋平

15

FB

石本拓巳

16

Re.

小川雄大

17

前川嵩登

18

伊波晃士 

19

マタリキ・チャニングス

20

金井悠隼 

21

佐々木健人

22

田邊淳之介

23

坂本琥珀


MlPをもらった杉本選手


後半80分、天羽選手のトライシーン


後半90分、坂本選手のトライシーン


  2023年度関東大学ラグビー秋季リーグ戦1部(以下リーグ戦)の第5節がセナリオハウスフィール ド三郷で行われた。第5節の相手は流経大。春季交流戦での8点差の惜敗からリベンジに燃える東洋大は、試合終了間際に猛進を見せる。しかし、流経大の攻撃力に押され、47対38で惜しくも敗戦。勝ち点は変わらず16点となっている。


開始14分、流経大に先制トライを許す。流れに乗った流経大に17分、20分と3連続トライを取られてしまう。全てのキックゴールを決め21対0と厳しい展開。だが24分、ラインアウトから東洋大の強みであるモールで小泉がトライし、キックゴールも決め21対7に。さらに30分、モリースが流経大のディフェンスラインから飛び出し、オフロードで繋いで杉本 がトライ。キックゴールも決め21対14と粘りを見せる。このまま流れを引き寄せたかったが、33分に流経大に追加トライを許してしまい、キックゴールも決められ28対14と再び2トライ差に。ここで前半は終了となった。


前回の大東大戦と同じ14点ビハインドと、苦しい状況で迎えた後半は、東洋大の反撃ムード高まっていた。後半56分、東洋大が伝家の宝刀であるラインアウトからのモールで、再び小泉がトライ。キックゴールも決めきり、28対21と1トライ1ゴール差に。同点に追い付きたい東洋大であったが、61分に流通経済大がトライを決めた。キックゴールは失敗だったものの、66分、さらに流通経済大にトライを決められる。キックゴールも決まり、40対21と点を離されてしまう。だが73分、東洋大も負けじと石本からのオフロードで杉本がトライ。キックゴールを決め40対28と食らいついた。しかし、78分に流通経済大のトライ、キックゴールで47対28で再び突き放されてしまう。ここで東洋大が選手を交代した。試合のテンポを一気に上げ、80分にパスフェイクで天羽が飛び出すと、相手のディフェンスを翻弄し、そのままトライ。ロスタイムに入っても逆転を諦めなかった東洋大は、キックは外れたもののすぐに元のポジションへ戻る。流れはそのまま東洋大の方へ。試合終了間際の90分、1番外側でパスをもらった坂本が、 ハンドオフで流経大のディフェンスを弾き、執念のトライを決めた。キックはゴールを外れ47対38 となり、ここで試合は終了。惜しくも9点差で勝ち点を得ることはできなかったが、東洋大戦士達が見せた最後の追い上げは会場を盛り上げた。


◾️コメント

福永監督

(今節を振り返って)いつも通り、勝つつもりで準備をしてきましたが、結果的には負けてしまい、本当に悔しい気持ちです。(流経大戦の対策について)自分たちで東洋の強みを出していこうと準備してきました。(前半はペナルティが目立っていたような気がしましたが)やはりペナルティはピンチを招いてしまうので、ゴール前に限らず中央も含めて「気を付けよう」とハーフタイムで話し合いながら後半に臨みました。(最後の坂本選手のトライに関する評価をお願いします)彼はもともとポテンシャルが高い選手で、トライを決めた時は本当によくやってくれたと思いました。(リザーブ陣の活躍が目立ちましたね)はい。後半、難しい状況での途中で出場でよく頑張ってくれました。(天羽選手のトライ時のキックが速かったのは選手の判断でしたか)最後のロスタイムが6分あったので、十分逆転するつもりで(選手たちが)後半取り組んでくれていたのではないかなと思います。(次節に向けて)残りのリーグ戦は2つですが、まずは東海大戦に向けて。去年勝った経験もあったので、まずそこに向けて全身全霊で準備をしていきます。



タニエラ主将

(今節を振り返って)大東大戦が終わってからの1週間で勝つための準備をしてきましたが、結果では負けてしまい悔しい気持ちです。(次節に向けて)残り2試合、気を抜かずに。本当にこの今日の悔しい思いはみんな共通で感じていると思うので、残り2試合を本当にいい準備をして勝ちに行きたいと思います。


[次節試合予定] 

2023年度関東大学ラグビー秋季リーグ戦1部

11月12日 (日) 東海大 13:00キックオフ

会場:小田原市城山陸上競技場


TEXT=福富善 PHOTO=北川未藍