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2024.02.23
サッカー

[男子サッカー] MF高橋輝 デンチャレPО初出場でゴール演出!

第38回デンソーカップチャレンジサッカープレーオフ グループ1第2節

2月21日(水) Jヴィレッジ9番ピッチ


関東選抜B 2-0 北信越選抜

〈得点者〉(アシスト) 

29分 常盤

88分 常盤(常藤)


関東大学サッカーリーグ20節・日大戦でゴールを決める高橋輝




全国を6地域8チームに分けて選抜された大学生が出場する、サッカーの地域別対抗戦、デンソーカップチャレンジサッカー(以下、デンチャレ)。デンチャレへの出場権をつかむ為のプレーオフに出場する関東選抜B(以下、関東B)にMF高橋輝(国1=大宮U-18)が選出された。21日は関東選抜Bにとっての初戦が行われ、高橋輝が途中出場を果たし、関東選抜Bが2-0で勝利した。


 1年前。まだ高校生だったルーキーは、たった一年で関東を選抜するメンバーとして活躍を見せた。昨季は6月に早くもスタメンの座をつかむと、関東大学リーグ1年生最多タイの9Gやインカレにも出場を果たすなど、新入生ながら完成度の高いプレーを披露。その活躍もあり、地域選抜チームである関東Bのメンバーに選出された。


 前回大会で8位だった関東Bは、今大会はプレーオフからの出場。本大会へ返り咲く為にも負けられない一戦で、関東Bは早速結果を残す。29分、チームメートに当たり、こぼれたボールに勢いよく走りこんだMF常盤亨太(3年、明大)が右足を一振り。豪快にゴールネットを揺らして先制点を奪った。


 1点リードのまま迎えた後半、東洋のスピードスターに出番が訪れる。68分、高橋輝はMF熊倉弘達(3年、日大)に代わりデンチャレ初出場。 「点をとりに行くぞ」と指示を受けた高橋輝は、オフザボールの動きで得点に絡む。


 88分、右サイドバックのDF常藤奏(1年、中大)が相手ゴール付近でボールを持つと、高橋輝はペナルティーエリアの外側に走り相手DFを誘導。その動きで空いた中のスペースにボールが入ると、混戦の末再び常盤がとどめとなる2点目を奪った。


 自身の視野の広さでゴールを演出した。「サイドバックの選手がボールを持った時に、エリア内が少し詰まっている感じがした」とペナルティーエリアの中が密集していることに気づき、ランニングでDFを誘導。「エリア内にスペースができて得点につながったので良かった」と初戦からチームの勝利に貢献して見せた。


 今大会で活躍することは、全国の舞台で通用する選手であることへの証明にもなる。昨年度東洋大からデンチャレに参加したMF本間洋平(国4=札幌U-18)、DF田頭亮太(国4=東福岡)、GK川上康平(国4=JFAアカデミー福島)の3人も全国レベルの技量を持つ選手たちだ。「本大会で優勝する」と誓った韋駄天アタッカーの日本一への挑戦が始まる。


◾️コメント

・高橋輝(国1=大宮U-18)

(初のデンソーカップとなりましたが、初戦の感想を教えてください)

初戦が大事ということはチームで共有できていて、その中で前半をリードで折り返せて、後半に仕留めるという展開に持って行けたことは良かったと思います。

(選抜チームでの初戦は連係面でも難しい部分がありますが、連係面での難しさは感じましたか)

事前合宿や練習試合などで、ある程度連係の部分はお互いにコミュニケーションをとることができていたので、そんなに難しさは感じなかったです。もうそれぞれの選手たちの特長はみんな分かっていると思うので不安などもないです。

(交代時の指示を教えていただけますと幸いです)

1-0の状況だったので、点をとりに行くぞということを言われました。

(2点目のシーン、輝選手の相手を引きつける動きで相手のマークの分散になっていましたが、意図してのランニングでしたか)

サイドバックの選手がボールを持った時に、エリア内が少し詰まっている感じがしたので外のスペースにランニングしました。結果としてエリア内にスペースができて得点につながったので良かったです。

(今大会の目標を教えてください)

プレーオフを勝ち抜いて、本大会で優勝することです。 


TEXT=髙橋生沙矢