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2024.02.26
サッカー

[男子サッカー] MF高橋輝2ゴール!2試合連続得点で本大会出場つかむ

全国を6地域8チームに分けて選抜された大学生が出場する、サッカーの地域別対抗戦、デンソーカップチャレンジサッカー(以下、デンチャレ)。その関東選抜BにMF高橋輝(国1=大宮U-18)が選出された。24日はプレーオフ決勝が行われ、関東選抜Bは四国選抜と対戦。高橋輝は62分から途中出場し、わずか30分ほどのプレー時間で2得点を挙げ、チームの勝利に大きく貢献した。関東選抜Bは計8得点で四国選抜に大勝し、見事デンチャレ本大会への切符を獲得した。高橋輝個人としては、22日の九州選抜戦(グループ1第3節)に続いて2試合連続得点となった。


難しい体勢からシュートを決める高橋輝

果敢に得点を狙う高橋輝


 関東選抜Bは前半から攻めの展開を繰り広げる。18分、松永(流通経済大)がミドルシュートを決め、先制点を決める。続く33分には山市(早稲田大)がゴール際に来たパスを押し出し、追加点となる2点目を入れた。以後両者ともに譲らない状況が続くも、54分に相手の速攻を許し、失点。58分、ペナルティーエリアで相手のファウルを受けPKを得ると、猪狩(産業能率大)が確実にゴールをとらえ、3点目。2対1の優勢で突入した後半戦。62分、ついに高橋輝がピッチに立つ。75分、山市からのボールを高橋輝が難しい体勢からゴールに押し込み、6点目を挙げる。高橋輝の勢いはここでとどまらず、直後の82分、植木(日本大)が相手のこぼれ球を見逃さずボールを奪う。俊足で相手のディフェンスを抜けた高橋輝にわたったボールはそのままゴールへ。自身2点目となる追加点を挙げた。得点ラッシュは止まず、84分、高橋輝がPKを獲得。川上が難しいコースでゴールを決め、8点目を挙げた。


 高橋輝はのしかかるプレッシャーに屈せず、安定したプレーでチームの優勝に大きく貢献。今大会、高橋輝は2試合連続で得点を挙げ、自身の実力・存在感を改めて示す大きな機会となった。高橋輝自身決勝を振り返り、「チームが勝利したこともよかったですし、自分も結果を出せたこともよかった」と話した。2試合連続得点という結果に対してもおごれることなく、アタッカーとして「毎試合点取りたい」と熱い思いを語った。3日後に待つ本大会に向け、「関東(選抜)Bで優勝」という目標とともに、冷静に今後を見据えた。


デンチャレプレーオフ最終試合となるこの日、関東選抜Bは8点もの大量得点で四国選抜を相手に大勝し、圧倒的な強さで優勝を果たした。27日に開幕するデンチャレ本大会への出場権を獲得した高橋ら関東選抜Bは、2月27日に東海選抜との対戦を控える。そこでの高橋輝の活躍、プレーにもぜひ注目したい。



・コメント

高橋輝(国1=大宮U-18)

(今日の試合を振り返って)

決定戦ということで最初は緊張感があったと思うんですけど、前半、スタートで出た選手たちがしっかり点を獲ってくれた。自分は3対1の状況から出て、守備から意識して入ったんですけど、相手の足が止まってたんで、自分の力も出したいし、ガンガン攻めていこうという考えを持って、結果的に点を取れたので、チームが勝利したこともよかったですし、自分も結果を出せたこともよかったと思うんで。次につながった(試合だった)と思います。

(2試合連続得点について)

自分はアタッカーの選手なので毎試合点を取りたいと思ってますし、その中でこのプレーオフで2試合連続ゴールができたことはすごいポジティブなことなので、本大会でもしっかり結果を出せるように頑張りたいと思います。

(今後の目標・意気込み)

まずは近い目標でいうと本大会。しっかり相手は強いですけど関東(選抜)Bで優勝して。そうすれば自分の価値は上がると思うので、そこからいろんな道があると思うんですけど、まずは本大会に集中して頑張りたいと思います。



[次節試合予定]

第38回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会グループA第1節

2024年2月27日(火) vs東海選抜 Jヴィレッジ1番ピッチ 9:30キックオフ


※全日本大学サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。


TEXT/PHOTO=望月桜