記事
第13回関東大学春季交流大会第2節慶応大戦
●東洋大17 {7-38、10-24}62慶応大
番号 | Pos. | 名前 |
1 | PR | 笠巻晴太 |
2 | HO | 小泉柊人 |
3 | PR | 石川槙人 |
4 | LO | マタリキ・チャニングス |
5 | ジュアン・ウーストハイゼン | |
6 | FL | 山岡快翔 |
7 | 森山海宇オスティン | |
8 | NO8 | ステファン・ヴァハフォラウ |
9 | SH | 生田旭 |
10 | SO | 池渕紅志郎 |
11 | WTB | 平田魁生 |
12 | CTB | 天羽進亮 |
13 | 浅尾至音 | |
14 | WTB | ボンド洋平 |
15 | FB | 佐藤航大 |
16 | Re. | 前川嵩登 |
17 | 後藤大樹 | |
18 | 高嶋大夢 | |
19 | 栗原大地 | |
20 | 植田宗優 | |
21 | 日髙創太 | |
22 | ナモア・ファタフェヒ | |
23 | 飯島乾太 | |
24 | 土田修也 | |
25 | 小澤壱颯 | |
26 | テビタ・ハビリ |
黒黄の壁は高かった。第13回関東大学春季交流大会第2節が東洋大学川越ラグビーグラウンドで行われ、ルーツ校である慶応大と対戦した。前半連続でトライを許すと、流れをつかむことに苦戦。後半は巻き返しを試みるが、開いた点差をさらに広げられ、17-62で敗戦を喫した。
試合後、観客に礼をする東洋大ラグビー部
後半はフォワードプレーが光った場面も
トライを決めるボンド
前節とはうってかわり、涼しい中でのキックオフ。立ち上がり一気に敵陣へ進んだのは東洋大だ。インゴールまでボールを運ぶも、ペナルティを受けトライならず。もう一度敵陣へ進みたい東洋大だが、ここから慶応大に力を見せつけられる。
6分から19分の間に自陣でのミスが目立ち、慶応大が4連続トライ。点差は一気に26点まで開いてしまう。押されてばかりではいられない東洋大も、31分にボンド洋平(済4=東海大相模)がトライを決めるが、もう1本を決めることができず。相手に2トライの追加を許し、7-38で前半が終了した。
後半の立ち上がりは東洋大が強みのフォワードプレーを発揮。敵陣へ進んでいくと、3分にモールからのトライを決めた。しかし、ここで自分たちの流れとしたいところを慶応大が連続トライ。縮めたかった差はさらに広がる。29分、植田宗優(済3=筑紫)が1本決めるも、その後慶応大が2トライを追加し17-62。ホーンが鳴り響き、目標の全勝はここでストップとなった。
45点差での敗北となった今節。主将の笠巻晴太(済4=北越)は「全員の気持ちが最初、緩んでいたのかな」と口にする。技術面でも、気持ちの面でも課題があがった1戦に、主将・副主将ともに険しい表情で試合を振り返った。
この先も筑波大や立教大、力が拮抗する日大と難敵との対戦となるが、次節は3週間後。立て直しの時間は豊富にある。この日見つけた課題を修正し、チームが1つとなれば、勝機は必ず訪れるだろう。
選手コメント
笠巻晴太主将
(本日の振り返りを)
自分たちの強みや力を出し切れなかったというのと、前半最初から受けてしまっていたかなと思います。
(敗因を挙げるとすると)
FWが勝たないといけないところで勝てなくて、BKに楽をさせてあげられなかったということが1つあります。
あとは全員の気持ちが最初、緩んでいたのかなと。そこで慶応さんが気持ちの面でもガンガンきていて、そこで差をつけられてしまったと感じています。
(前節の課題となったセカンドタックルについて)
前半は少し良くない部分があったんですけど、後半では切り替えてやろうという話をして、ディフェンスの面では良くなったのかなと思います。(改善は)試合中にできてきましたが、前半から改善できていたらなと思っています。
(次節までに取り組みたいことは)
授業も始まってきて自分の時間が増えるので、人に任せるんではなく、自分からやっていこうという話はしましたし、体づくりはまだまだ続けて秋に向けて(体を)作っていかないといけないし、気持ちの面でもまた1から考え直していく必要があるかなと思いました。
ボンド洋平副主将
(本日の振り返りを)
BKのところでプレッシャーを受けて、自分たちでミスして相手に取られるっていうのを繰り返しの中で自分たちの流れを渡してしまったので、それが全てだったと思います。もっと生かせるプレーの選択や運びをしないといけなかったのかなと思っています。
(敗因を挙げるとすると)
ゲームの運び方だったりとか、相手と自分たちの力関係とかを見てどういうプレーをするのが良いのかっていうところをミスしたなと思います。支配率というよりかはエリアで、ずっと自陣でやっていたので。
(前半の1トライは)
自分がサイドにいただけで、形として狙っていました。
(改善していきたいところは)
BKのゲーム運びをどういうふうに作るのかは、ミーティングとかで徹底してやっていきたいなと思います。
FWはやっぱり優位に立てていたから、それをもっと敵陣で生かせるようにプレー選択とかをしないといけないなと思います。
(ハーフタイムでの声かけは)
自分たちのミスから点数をつけられていたので相手にすごい圧倒されたというわけではなかったので、「自分たちにベクトルを向けて、落ち着いて後半臨もう」というふうに話しました。
(次節までに取り組みたいことは)
ゲームの運び方とか、どういうふうにキックを使うのか、エリアをどういったふうに取るのか、っていうのは詰めます。
TEXT/PHOTO=北川未藍