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東都大学野球 春季2部リーグ戦・東農大戦 第3回戦
5月30日(木)UDトラックス上尾スタジアム
○東洋大7ー3東農大
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
東農大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
東洋大 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | 1 | 0 | × | 7 |
本塁打:池田(四回)
二塁打:吉田(二回)、嶋村(六回)
岩崎、佐伯、加藤、柿本ー政所、鈴木
・打者成績
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
1 | (遊) | 高中(総1=聖光学院) | 4 | 1 | 1 |
走→遊 | 佐久間(済4=千葉黎明) | 0 | 0 | 0 | |
2 | (左) | 秋元(済3=木更津総合) | 3 | 0 | 0 |
左 | 斎藤(営4=九州国際大付) | 2 | 1 | 0 | |
3 | (一) | 嶋村(法4=栄北) | 4 | 2 | 0 |
4 | (三) | 池田(営3=三重) | 4 | 2 | 3 |
5 | (右) | 花田(総3=大阪桐蔭) | 2 | 0 | 0 |
6 | (二) | 吉田(営3=龍谷大平安) | 3 | 2 | 0 |
二 | 馬場(総2=九州学院) | 0 | 0 | 0 | |
7 | (指) | 山内(総1=東海大相模) | 4 | 2 | 2 |
8 | (捕) | 政所(営3=天理) | 3 | 1 | 0 |
打 | 松本(営4=成田) | 1 | 0 | 0 | |
捕 | 鈴木(営3=長崎日大) | 0 | 0 | 0 | |
9 | (中) | 大城戸(総1=九州学院) | 2 | 0 | 0 |
中 | 早川(営2=東邦) | 1 | 0 | 0 | |
打 | 藤井(営3=浦和学院) | 1 | 1 | 0 | |
走 | 山田(総2=木更津総合) | 0 | 0 | 0 | |
中 | 里(総4=浦和学院) | 0 | 0 | 0 | |
計 | 34 | 12 | 6 |
・投手成績
勝敗 | 名前 | 回 | 球数 | 安 | 四死球 | 三振 | 責 |
岩崎(総4=履正社) | 3 | 42 | 0 | 0 | 1 | 0 | |
勝 | 佐伯(総4=高岡一) | 2 | 37 | 3 | 1 | 2 | 2 |
加藤(営4=龍谷大平安) | 2 | 43 | 1 | 2 | 0 | 0 | |
柿本(営4=東洋大姫路) | 2 | 21 | 0 | 0 | 3 | 0 |
最終戦を終えた選手たち
今季第4号本塁打を放った池田
先発の岩崎は完璧な投球を見せた
池田の一本が打線に火をつけた
適時打を放った高中
柿本は終盤落ち着いた投球で相手打線を抑えた
4月10日に開幕した春季リーグ戦も、この日が最終戦となった。一勝一敗で迎えた東農大3回戦が、今季の初開催であるUDトラックス上尾スタジアムで行われた。
今シーズン最後の試合、先発の岩崎(総4=履正社)は三回までを投げ、東農大打線を毎回三者凡退に抑える完璧な投球を見せた。
今季はエースとして迎え、苦しい試合もあったが、最終戦では主戦の意地を優勝チーム相手にみせた。秋にはさらに成長した投球を必ずみせてくれるはずだ。
東洋打線は四回裏、1死から3番嶋村(法4=栄北)が三内野安打で出塁すると、続く4番・池田(営3=三重)は5球目のカットボールを力強く振り抜き、放った打球は右越えの本塁打に。打った瞬間確信を思わせるように打球の行方を確かめ、ダイヤモンドをゆっくりと一周した。
継投にはいった東洋大は、岩崎からのバトンを受け取り、四回から上がった佐伯(総4=高岡一)は五回に2点を失うも、粘りの投球を見せ逆転は許さない。
ピンチの後にチャンスあり、同点とされたその裏の攻撃。山内(総1=東海大相模)と政所(営3=天理)の連続安打でチャンスを広げる。1死二、三塁の好機で打席に入った高中(総1=聖光)が中適時打を放ち、勝ち越しに成功する。
勢いにのった打線は1点リードの六回、嶋村が右二塁打でチャンスを作ると、後続もつながる。吉田(営3=龍谷大平安)の左安打、山内の右安打で3得点をあげた。
七回表の守りでは、失策が絡み1点を失うもその回裏の攻撃ではすぐに1点を取り返す。
この試合も、点の取り合いとなかったが、一度も相手に逆転を許さず、流れを渡さなかった。
継投の投手陣はその後加藤(営4=龍谷大平安)、柿本(営4=東洋大姫路)が登板し、4年生の投手リレーで最後までリードを守りきった。
春季リーグ戦最終戦で勝利を飾り、東農大の完全優勝を阻止した東洋大。しかし、目標を達成することはできなかった今シーズン。神宮でプレーすることは叶わなかった。
この春の悔しさを晴らすためにも、4年生にとってラストシーズンとなる秋に向け、チームとしても個人としても更なるレベルアップを誓う東洋大の戦いは、すでに始まっている。
■コメント
・嶋村主将(法4=栄北)
ーー打線は2桁安打、チームとしても調子はよかった?
リーグ戦の最初の頃と比べると調子は良かった思います。
ーー守備につきフル出場されましたが、個人としてはどう振り返りますか
今季はDHや代打が多く、守備をする機会が少なかった中で、1試合通して緊張感を持ってできました。守備から打席に入ると、いいリズムでプレーできました。
ーー有言実行、東農大の完全優勝を阻止しました
勝ったことは良かったのですが、最終的に三位という結果であり上位に2チームいるという現実をしっかり受け止めないといけないと思います。
ーー改めて勝利した、この最終戦振り返って
打者と投手が上手く噛み合った試合だったなと思いました。この勝利はつぎ秋につなげていきたいと思いました。
ーーこれからへの意気込み
まだまだチームとして力不足ってことを再認識しました。この夏個々のレベルアップをして秋必ず優勝し
自分たちが一部に上げます。
・池田選手
ーー打った球は
カットボールです。
ーー打った瞬間確信したような感じだったが、感覚は
感覚は良かったです。自分でもいったかな、と思いました。
ーー今季、第4号。長打力は自信がついてきている?
自信はついてきています。ノープレッシャーの中での試合だったので、勝ち切りたい試合で打てるように頑張りたいです。
TEXT/PHOTO=一ノ瀬志織