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2024.06.02
サッカー

[男子サッカー]リーグ第7節日大戦・大量得点4ゴールで5試合ぶりに勝ち点3獲得!!

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第7節 東洋大vs日大

6月1日(土) AGFフィールド


◯東洋大4-1日大


〈得点者〉(アシスト)

19分 髙橋輝(山之内)

47分 新井

59分 村上(田制)

83分 増田


〈出場メンバー〉

▽GK

前田宙杜(国4=京都橘)


▽DF

梅澤魁翔(国4=大宮U-18)

稲村隼翔(国4=前橋育英)→69分 市川和弥(国1=尚志)

山之内佑成(国3=JFAアカデミー)

荒井涼(国3=日大藤沢)


▽MF

中山昂大(国4=大宮U-18)→85分 渡井翔琉(国4=千葉U-18)

新井悠太(国4=前橋育英)→ 57分 増田鈴太郎(国4=東海大付相模)

高橋輝(国2=大宮U-18)

田制裕作(国3=柏U-18)


▽FW

鍋島暖歩(国3=長崎U-18)→90+3分 湯之前匡央(国3=柏U-18)

村上力己(国3=尚志)→76分 梅津凛太郎(国4=鹿島Y)



 空も晴れ強い日差しが注ぐ中、AGFフィールドで第98回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)1部第7節が行われた。前節の駒大戦を引き分けで終え、第2節以来、勝利に恵まれなかった東洋大は日大と対戦。試合は終始東洋大のペースで進み、前半に1点、後半立て続けに3点を決めると4ー1で快勝し、堂々と勝ち点3を獲得した。


 試合が動いたのは、前半19分。自陣中央からDF梅澤が前方左サイドにロングパスを出す。それを受けたDF山之内がゴール前へ切り込むと、走り込んでいたMF髙橋輝がそのまま押し込み、貴重な先制点を挙げた。ここまで7試合連続フル出場していながら、チームが勝てていないことに「責任を感じていた」という髙橋。この一本のゴールがチームを勢いづけた。


 積極的に攻め、先制点を挙げたMF髙橋


 後半開始直後の47分。今試合で終始果敢にチャンスをつくり、ゴールをうかがっていたMF新井が浮いたボールをものにすると、自身で相手DF2人そしてGKを抜き、追加点となる2点目を入れた。続く59分、途中出場のMF増田からボールはMF田制へ。鮮やかなドリブルで相手をかわすと、つなげたFW村上が押し込み3点目を挙げた。


ゴールを仲間と喜び合うMF新井


 得点を重ねるたびに相手の攻める勢いが増していくのを感じつつ、逆転だけは避けたい東洋大は守備にも力が入る。チームが一丸となって気を緩めることなく、試合中に計12回訪れたCKのピンチもしのぎ切り、無失点に抑えた。

 83分、自陣での守備から相手のパスミスでボールを手にすると、すかさず右サイドでパスをつなぎ、ボールはゴール前にダッシュしていた増田へ渡った。ペナルティーエリア内に侵入したところで、後ろから迫ってきた相手に背中を押され倒されると、これがPKの判定に。増田は冷静にゴール中央に鋭いシュートを決め、ダメ押しの4点目を挙げた。試合終了間際の90+6分。相手に得点を許し、惜しくも無失点とはいかなかった。


 得点の喜びを叫ぶMF増田とチーム東洋大


 結果は4ー1で東洋大の快勝。よって勝ち点3を獲得し、第7節終了時点で1部リーグ5位に浮上した。引き続き勝利を目指し、奮闘する東洋大の活躍に期待したい。



◾️コメント

・髙橋輝(国2=大宮U18)

ーー7試合連続出場だが、どんな思いで今試合に臨んだか

 ずっとフルで出させてもらっている中で自分自身、点を取れていないし、チームも全然勝てていなくて責任は感じていたので、この試合でしっかり自分もチームも結果を出して、波に乗りたいなという思いで試合に臨みました。

ーー得点シーンを振り返って

 山之内がうまく相手と入れ替わって、サイドを突破して来たので、あそこで逆サイドハーフが中に入るというところは共有されているので、しっかりスプリントであそこに入っていけたことが得点につながったのでよかったです。

ーー次戦に向けて意気込み

 筑波大は去年(リーグ戦で)優勝していて、大学サッカー界では本当に強いと思うので。それに勝てばここから東洋が波に乗れると思うので、内容というよりも結果にこだわってみんなで必死に戦いたいと思います。


・新井悠太(国4=前橋育英)

ーーどんな思いで今試合に臨んだか

 (これまで)なかなか勝てなかったですけど、考える部分もいっぱいあるんですけど、東洋のみんなも勝ちたくないわけじゃないので、あまり気負わず、そこはちょっと力を抜いて試合に臨みました。

ーー得点シーンを振り返って

 相手の選手が前に多く人数をかけていて、後ろの方に人数が少なかったので、ボールを奪ったらチャンスになるし、(その時自分は)フリーだったので、前に走ればいいボールが出てくるなと。最後はいいボールが出てきてキーパーを見ながら(ゴールを)決めた感じです。

ーー次戦に向けて意気込み

 明大、筑波大が2強だと思うんですけど、それでもやっぱり(筑波大が)駒大相手に苦戦している部分もあったので、そこはうまくやりながら「完璧ではない」と思って、ちょっと隙をつくようなプレーでまた勝てればなと思います。


・村上力己(国3=尚志)

ーー2試合連続スタメンだが、どんな思いで今試合に臨んだか

 前回トップ下気味で出てたんですけど、今回はワントップ気味で出たので、相方(鍋島)とコンビネーションとかしっかり話し合ってやるようにしました。

ーー得点シーンを振り返って

 もう横もらってキーパーもいなかったので、流し込むだけでした。

ーー次戦に向けて意気込み

 去年の後期そこでけがして、その時に点を決めれなかったという思いもあってそれ以来(の対戦)なので、そこで点を決めて2連勝したいと思います。


・増田鈴太郎(国4=東海大相模)

ーー途中出場だったが、どんな思いで今試合に臨んだか

 スタートの時とサブの時で気持ちは変わらないとマインドセットのところはあるのでそこは変えずに、監督から言われたのはまず守備のことから入って取った後出てくという指示で入ったんですけど、その通りの形で点取れて勝てたので本当に良かったと思います。

ーー今日の試合を振り返って

 前半からいい入りをして先制点取れて、本当に理想的な流れで後半立ち上りもすぐ点取れて自分たちのゲームができたんですけど、最後の方ちょっと疲れもあって相手にもたれて失点してしまったところは課題なんですけど、勝利できたのをプラスに捉えてここから勢いに乗れるようにしたいです。

ーー次戦に向けて意気込み

 今日勝利して順位も上がったと思うんですけど、今日がきっかけになるようにまた1週間準備して次は筑波大で難しい相手になりますけど、自分たちのいいところを出して勝ちたいと思います。



[次節試合予定]

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第8節

6月8日(土) vs筑波大 味の素フィールド西が丘 11:00キックオフ

※関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルまたはジェイネットTVにてライブ配信も予定されています。


TEXT=望月桜、PHOTO=鈴木真央、森花菜