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第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部前期第9節東洋大vs山学大
6月8日(土) 山梨学院向町サッカー場
◯東洋大2-0山学大
〈得点者〉(アシスト)
78分 宮本(長尾)
87分 小林
〈出場メンバー〉
▽GK
遠藤有紗(食2=ノジマステラドゥーエ)
▽DF
長尾ののか(食2=大商学園)
松浦加奈(食1=大商学園)
楠さやみ(食1=セレッソ大阪ヤンマーレディース)
宮下紗和(食2=常盤木学園)
▽MF
今西那歩(食4=INAC神戸レオンチーナ)→90分 清水優風(食1=浦和レッズレディースユース)
稲山美優(食3=JEFU-18)
田中結衣(食3=健大高崎)→62分 北岡梨愛里(食3=大商学園)
宮本妃菜里(食4=大商学園)
柳原さくら(食1=大商学園)→75分 山﨑綾乃(食2=JEFU-18)
▽FW
小林莉々子(食4=常葉大付橘)
ゴールを決め、仲間とハイタッチする宮本(中央)
安定したセーブを見せる遠藤
試合終了間際に追加点を奪った小林
(写真提供=東洋大学体育会サッカー部女子部)
第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部前期第9節の相手は、昨シーズン二冠(第37回関東大学女子サッカーリーグ戦、第32回全日本大学女子サッカー選手権大会で優勝)を達成している山学大。試合は前半を0-0で折り返すと、後半に4年のMF宮本とFW小林がゴールを決め、アウェーで勝利を収めた。
日大との乱打戦を制した前節から、主将の落合に代えてDF宮下をスタメンに起用した東洋大。強い日差しを浴びる中、強豪・山学大との一戦は両チーム集中した守りと連携を見せ、0-0で前半を折り返した。
試合が動いたのは78分。DF松浦が左サイドで手を挙げていたDF長尾に山なりのパスを出し、長尾がこのボールをうまくトラップで収めると、すぐさま縦のスペースへボールを出した。そこへ追いついた宮本がドリブルでペナルティーエリア内へ持ち込み、相手GKの位置を確認すると冷静にゴール左へ流し込んだ。
ようやくスコアボードが動き、負けられない山学大の攻撃は激しさを増した。それでも仲間の声援を受け、攻める姿勢を変えない東洋大は87分。コート中央で宮本がセカンドボールを収めると、前にいた小林の足元に正確なパスをつなぐ。ここで小林が強烈なシュートを放つと、一度はGKに弾かれるもそのボールを落ち着いて再び振り抜き、ゴールネットを揺らした。4年生の連係プレーからダメ押しとなる追加点を獲得した東洋大はそのまま逃げ切り、2-0で勝利した。
リーグ戦も前期は残り2試合となる中、4年生の活躍でついにリーグ首位に浮上した東洋大。次節も強豪の早大相手に厳しい試合が予想されるが、勢いのまま他大学を引き離してほしい。
[次節試合予定]
第38回関東大学女子サッカーリーグ戦1部前期第10節
6月15日(土) vs早大 早稲田大学東伏見サッカーグラウンド 16:00キックオフ
※全日本大学女子サッカー連盟公式Youtubeチャンネルにてライブ配信も予定されています。
TEXT=青柳そよか