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2024.07.16
サッカー

[男子サッカー] 国士大戦・湯之前、村上のゴールで2得点を挙げるも勝利にあと一歩届かず

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第10節 国士大vs東洋大

7月13日(土) 国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場


●国士大3-2東洋大


〈得点者〉(アシスト)

29分 湯之前

64分 村上


〈出場メンバー〉

▽GK

前田宙杜(国4=京都橘)


▽DF

徳永崇人(国3=前橋育英)

稲村隼翔(国4=前橋育英)→80分 市川和弥(国1=尚志)→90分 大橋斗唯(国2=柏U-18)

山之内佑成(国3=JFAアカデミー)

荒井涼(国3=日大藤沢)


▽MF

中山昂大(国4=大宮U-18)

新井悠太(国4=前橋育英)

田制裕作(国3=柏U-18)

湯之前匡央(国3=柏U-18)→82分 増田鈴太郎(国4=東海大相模)


▽FW

町田悠(国4=三菱養和SC・Y)→72分 梅津凛太郎(国4=鹿島Y)

村上力己(国3=尚志)→85分 鍋島暖歩(国3=長崎U-18)


紫のユニフォームで登場したチーム東洋大

先制点を挙げ、チームに流れをつくったMF湯之前

今季2得点目を挙げたFW村上


(写真提供=東洋大学体育会サッカー部)


 7月13日、国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場にて第98回関東大学サッカーリーグ戦1部(以下、リーグ戦)第10節が行われた。これまでの真っ白なユニフォームとは雰囲気を変えて、紫色のユニフォームを身にまとい登場した東洋大は、現在1部リーグで全体10位につける国士大と対戦。アウェーの環境にも屈せず、選手らは健闘するも2ー3で惜しくも敗戦し、勝利は次戦へ見送ることとなった。


 23分。相手に右サイドでのスローインを許すと、ゴール前に運ばれ混戦に。そのこぼれ球を至近距離からシュートで押し込まれ失点。直後の28分、MF湯之前が右へ走り込みクロスを試みつつ相手のファウルを誘い、PKを獲得。ここは冷静にゴール右下へ決め、失点後わずか4分で1点を取り返した。41分、東洋大も懸命に守備を堅めるが、守備間にパスを通され相手にゴール上部へボレーシュートを打たれる。だがこれにGK前田が反応し瞬時に左手を伸ばすとボールの軌道を変え、チームを危機から救った。懸命な守備と前田の活躍もあり、相手にリードを許すことなく1ー1で前半が終了。


 空もすっかり暗くなり、始まった後半戦。62分、DF稲村がスライディングで相手ボールを奪うと、流れは東洋大に傾く。左サイドからMF新井が一気に攻め上げると、見事な足さばきで相手を交わしつつ、息の合った連係でボールは相手の隙間を抜けMF中山へ。中山のシュートは相手に阻まれるも、高く上がったボールにFW村上が頭で合わせ、追加点を挙げた。78分、CKからの低いボールを相手が頭で落とすと、そのままボールはゴールへと流れ込んだ。リードしていた東洋大だが、ここで2ー2の同点に追いつかれ試合は振り出しに戻る。87分、東洋大の攻撃から一転、一気に攻め込まれる。右からのクロスを相手に頭で押し込まれ失点。その後も得点できる機会をうかがい、積極的に仕掛けるもそこで試合は終了。


 立ち続けることさえ難しいこの1部という舞台で、上位争いを繰り広げる東洋大。予期せぬ展開が頻繁に起こり得る世界でも、また勝ち続ける強い東洋大が見たい。次戦はついにリーグ戦前半最終節となる第11節を迎える。相手は現在リーグ戦首位に君臨する明大。厳しい試合展開が予想されるが、東洋大がもつその底力でぜひ勝利をつかんでほしい。



[次節試合予定]

第98回関東大学サッカーリーグ戦1部第11節 

7月20日(土) vs明大 東洋大学朝霞キャンパスサッカー場 18:00キックオフ

※関東大学サッカー連盟公式YouTubeチャンネルまたはジェイネットTVにてライブ配信も予定されています。


TEXT=望月桜