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第100回 日本学生選手権水泳競技大会
9月5日(木)〜9月8日(日)東京アクアティクスセンター
(1日目・予選)
女子400m個人メドレー
3組
6着 岡本 4’56”08
男子400m個人メドレー
4組
2着 牧野 4’16”91
→全体4位で決勝進出!
5組
4着 福田 4’20”11
→全体11位でB決勝進出!
6組
1着 松下 4’15”06
→全体1位で決勝進出!
女子200m背泳ぎ
2組
3着 佐々木 2’15”08
→全体7位で決勝進出!
男子200m背泳ぎ
8組
1着 竹原 1’57”81
→全体1位で決勝進出!
女子100m自由形
3組
1着 山本 55”38
→全体3位で決勝進出!
男子100m自由形
2組
4着 酒井 51”91
3組
7着 皆嶋 51”90
4組
6着 島末 51”65
女子800m自由形
2組
8着 中池 9’18”34
男子1500m自由形
2組
8着 今村 15’41”92
(1日目・決勝)m
男子400m個人メドレーB決勝
1位 福田 4'18"21
男子400m個人メドレー決勝
2位 牧野 4'11"34
1位 松下 4'11"20
女子200m背泳ぎ決勝
7位 佐々木 2'15"95
男子200m背泳ぎ決勝
1位 竹原 1'56"05
女子100m自由形決勝
3位 山本 55"00
記念すべき第100回日本学生選手権水泳競技大会(以下、インカレ)が開幕した。決勝には男女6人が出場。中でも、400m個人メドレーで松下(国1=宇都宮南)、牧野(営2=湘南工大付)がワンツーフィニッシュ。200m背泳ぎで竹原が金メダル獲得し、2連覇&自己ベスト更新。また、チームの柱である山本が100m自由形で3位を勝ち獲り、笑顔で表彰台へ上った。
第100回ということで、会場の空気は盛り上がっている中、大会初日は400m個人メドレーからスタート。
女子400m個人メドレー予選に出場した岡本(法1=帝京大系属帝京)は6着でゴール。悔しい結果になったものの、4日目に待つ200m背泳ぎに向けて「4年生に恩返しがしたい」と意気込んでいた。男子400m個人メドレー予選で福田(国2=武南)がB決勝進出、全体1位の松下(国1=宇都宮南)と全体4位の牧野(営2=湘南工大付)は決勝進出をつかみ取った。
女子200m背泳ぎでは、全体7位で佐々木(スポ1=春日部共栄)が、男子200m背泳ぎでは全体1位の竹原(スポ2=東福岡)らが決勝進出。インカレ初出場の佐々木は、「14秒に届かせたかった」と語ったものの、「頑張れたと思います!」と予選レースを笑顔で振り返った。
女子100m自由形では、副主将の山本(法4=花咲徳栄)が全体3位で決勝進出。予選終了後には「決勝もこのまま54秒台を目指していきたい」と決勝への意気込みを話す。男子100m自由形では、初めてインカレに出場した酒井(文1=済々黌)と島末(法1=雄城台)が4着、6着そして皆嶋(営1=東邦)が7着。
女子800m自由形では、中池(スポ1=金沢)8着でゴール。男子1500m自由形で今村(スポ1=日大豊山)が8着でレースを終えた。
目標に届かなかった選手らの悔しさが残ったものの、各々が仲間の応援に背中を押され、「チームのために」と全力で泳ぎ切った素晴らしいレースであった。
1年生ながらにオリンピック銀メダルを取った松下が、今大会の注目選手として名が上がり、東洋大学OBの萩野公介氏が観客席に映し出されるなど、会場の視線は一気に東洋大へと向けられ、迎えた男子400m個人メドレー決勝。
B決勝では、予選以上に調子を上げ、福田が1位を勝ち獲った。決勝を振り返って「予選終わってからかなり感覚がいい状態でいけていたので B 決勝は怖がらずに前半から攻めたレースをしようと思っていて、その結果うまく後半持ったのが、予選で 3 秒ぐらいベストで B 決勝で 2 秒ぐらいベスト出たのが前半攻めた結果かなと思います」と明るく語った福田は最後に「明日の200mバタフライでは決勝に残れるように頑張る」と、強く意気込んだ。
400m個人メドレー決勝では福田の流れに乗って、松下と牧野が感動のワンツーゴール。ゴール直後の2人が抱き合う姿は観客の胸を熱くさせた。
ゴール直後の松下(左)と牧野
2位をつかんだ牧野は自身の体の調子が良い状態に「信じられない」と驚きつつも、「一年間の努力が報われた 」と決勝を振り返っていた。1位松下は牧野とのワンツーゴールに対して、「牧野さんは自分よりも速くて、チームを引っ張ってくれる存在なので、自分の中ではそんな牧野さんとワンツーフィニッシュするのが自分の中の目標だった。それがかなったことがしうれしい。チームで作り上げた結果だと思う」と仲間への思いを語っていた。
男子200m背泳ぎでは竹原が圧巻の泳ぎで優勝。女子では佐々木が7位となった。決勝レースを終え、佐々木は「悔しさが残ったものの自信がついた」と次のレースに向けて気持ちを切り替えていた。初インカレながらに決勝にもひるまない強いメンタルを持つ彼女の今後の活躍に期待したい。昨年に続き2連覇を果たした竹原は、決勝で自己ベスト(1'56"05)を更新。「オリンピックを終えてから立ち直りに時間が必要だった」と語っていたが、彼の今日までの経験が繋いだ見事な泳ぎとなった。
金メダルを獲得したの竹原
初日最後のレースとなった女子100m自由形決勝では、女主将山本が3位を勝ち獲り目標として掲げていた表彰台に上った。タイムに悔しさは残るものの、チームの思いを背負った泳ぎを見せた山本は、最後のインカレの目標として、「先生やコーチに恩返しがしたい。歴代の先輩が繋いだシードを守りたい」と語っており、山本の最後の大会にかける熱い思いががチームをけんいんしているように感じた。
表彰台で笑顔を見せる山本
インカレ初日から盛り上がりを見せた東洋大。そこには、選手自身のレースに懸けた意地やプライド、チームとして勝ちたいという気持ちが、今大会に向けた練習とともに、大きく燃え上がるような熱い背景があるのではないか。心の灯を消すことなく、残り3日間へ繋つないでほしい。
カメラの前でポースをとる東洋大学水泳部
◇コメント
岡本安未(法1=帝京大系属帝京)
ーーレースを振り返って
すごいたくさん合宿積んだり、みんながサポートしてくれて、緊張ちょっとしたんですけど、みんなを思い浮かべてスタート台に立てたのはよかったんです。でも結果が思っていた(理想)よりかけ離れてしまったっていうのが(残念です)。
ーーこれまで重点的に強化してきた部分は
プルとかが特に弱くて、練習も入ったときはサークルが間に合わなかったりで、きつきつだったんですけど、だんだん回れるようになってここまで練習で少しずつ成長できたかなと思います。
ーー4日目に待つ200m平泳ぎに向けて意気込みを
今回が4年生と泳ぐ最後のチャンスなので、まずはそこで今まで半年間お世話になったのをちゃんと恩返しできるようにしたいと思います。
福田圭吾(国2=武南)
ーー予選レースを振り返って
たぶん、ベスト(更新)だと思うんですけど、いつも300mまでの体力がなかなかうまく配分できていなかったんですけど、今回は隣の選手に300mまでうまくついていくことができてラストのフリーは持ち味だったので、(自由形)最初の50mを周り見ながら泳いで、ラストの50で突き放すというプランができたので、今自分ができる中の理想のレースはできたのかなと思いました。
ーーこれまで強化してきた部分は
ちょっと前まで合宿、福島の方に行かせてもらって、平泳ぎの強化を重点的にやってきて、それがうまくはまったのかなと思いました。
ーー2回目のインカレ、目標は
今のタイムじゃ残れないと思うんですけど、A決勝に残ってダウン着てチームのために頑張りたいなと思います。
ーーB決勝を振り返ってみて
予選終わってからかなり感覚がいい状態でいけていたのでB決勝は怖がらず に前半から攻めたレースをしようと思っていて、その結果うまく後半持ったの が、予選で3秒ぐらいベストでB決勝で2秒ぐらいベスト出たのが前半攻めた 結果かなと思います。
牧野航介(営2=湘南工大付)
ーー予選レースを振り返って
いつも前半が遅い癖があったので、今日は予選から前半攻めてみようというレースをしてみたんですけど、最後の100mで(体力)もたなかったところがあったので決勝は泳ぎを見直していきたいです。
ーーこれまで強化してきた部分
まず自分の弱点である背泳ぎを重点的に練習してきて、なおかつ自分の強みである平泳ぎが最近、自分の武器ではなくなっているところがあったので泳ぎを改善して、苦手を克服しつつも長所を伸ばすという練習を半年間続けてきました。
ーー午後の決勝に向けて意気込みを
去年からイップスとか出ていなくて、これまで死ぬ気で練習してきたので今日こそは大ベスト出して表彰台に乗れればなと思っています。
ーー松下選手の期待に応えられたレースになったのでは
そうですね。一個下にも関わらず先輩である僕がなかなか一緒に表彰に立つ ことがあまりなくて、少し寂しいというか、申し訳ない気持ちがあったんですけ ど、今回こうやってワンツー取れて非常に嬉しいです。
ーーフィニッシュですごく喜んでいたのは1番何が大きかったですか
そうですね。去年この大会でベストを出してから1年間ずっとベストが出ていな くて、400メートルというのは1番きつい種目で、練習がすごいキツイですけ ど、それでも結果がなかなか結びつかなくて非常にこの種目に対して苦手意識 があったんですけど、今回こうやってベストを出せて、全部報われたというか、心地よかったです。
山本葉月(法4=花咲徳栄)
ーー予選レースを振り返って
自分の想像していたタイムと一緒くらいだったので、決勝もこのまま54秒台を目指して頑張っていきたいです。
ーー最後のインカレだが、どんな思いで思いで臨むか
林先生や前田コーチ、この4年間すごいお世話になってきたのでその恩返しができたらなとすごい思います。あと、女子はシードが今年すごい危ない状態なので、女子主将としてそこは絶対に守りたいなというのがあります。
ーー決勝を振り返って
自分の出したかった目標タイムとは全然違かったので、明日の4継の1泳で 54秒47を目指して頑張りたいと思います。
ーー明日以降のレースの意気込み
2 日目のレースが200m自由形とフリーリレーがあるので、このレースが自分 の中で1番の耐えるところだなと思うので、明日も目標としている2分切りとい うのがあるのでそこを目指して頑張りたいです。
酒井慈英(文1=済々黌)
ーー予選レースを振り返って
言い訳になっちゃうんですけど、スタートで手が滑ってしまって、ちょっと悔しいですけど、、一応ベストは出ているので素直に嬉しいのもあります。
ーー今後強化していきたい部分は
前半は結構いい感じで入れていると思うので後半を強化していきたいなと思います。
ーー初めてのインカレはどうか
めっちゃ緊張して、ちょっと硬くなった部分はあったのかもしれないですけど、出し切ったかなとは思います。
佐々木美莉(スポ1=春日部共栄)
ーー予選レースを振り返って
まだ、残ったかわからないですけど、目標はもともとベストでいうと9番目ぐらいで、A決勝残るつもりで、「予選で全部出してきます!」と言ってから来たんですけど、、頑張れたと思います!本当は14秒欲しかったんですけど、今できることは全部できたかなと思います。
ーーこれまで強化してきた部分は
普段スインの方で練習していて、2週間前くらいは東洋で1週間くらい(練習に)参加させていただいて、いつもと違う練習できつくてそこできつかった分、この200mで体力ついたかなーと自信になったので、あまり緊張せずに泳げました。
ーーインカレでの目標は
100m(背泳ぎ)で優勝するのが1番の目標で、そこでは59秒台目指して、できるだけチームのために得点を獲りたいなと思っています。
ーー決勝を振り返ってみて
予選で決勝に残れたのは嬉しかったんですけど、決勝でタイムを落として結局 ベストが出せなかったので、悔しいなという感じです。
ーープレッシャーをどのように感じていたか
東洋でも得点源と言っていただけているんですけど、正直100mでしか取れて いなくて200mでは取れていないというのが、自分の中では、言われているけ ど取れていないなというのがすごくあったので、もうちょっと取りたかったです。 でも200mはそんなにプレッシャーがなかったです。100mの方が思うことがあるんですけど自信はついたかなと思います。
島末匠真(法1=雄城台)
ーーレースを振り返って
ベストでなくてめっちゃ悔しいんですけど、まだ明日の4継でもしかしたら使ってもらえるかもしれないので、ここであまり気分を落とさずにチームのためにあとは応援とかいろいろしていきたいと思います。
ーーこれまで強化してきた部分は
レースプラン、後半の泳ぎだったり前半の入り方とかを重点的にやってきました。
ーー初めてのインカレの雰囲気はどうか
チームの応援がとても力になったなと思いました。
中池菜緒(スポ1=金沢)
ーーレースを振り返って
結構練習ではいい感じで積めていたんですけど、試合前に体調を崩してしまって、ちょっと今回のレースもあまりいい結果が出なくて、力不足だったなと感じました。
ーーこれまで強化してきた部分は
800mは体力勝負なので、高いレベルでタイムを維持する練習を頑張って来たんですけど、それがレースでできなくて悔しいです。
ーー初めてのインカレは
緊張はしなかったんですけど、応援してもらえてすごい力になりました。
ーー3日目の400m自由形に向けて意気込みを
この悔しさを400にぶつけて、最低でもシーズンベストを出したいなと思っています。
今村陽向(スポ1=日大豊山)
ーーレースを振り返って
今までのレースが前半飛ばして、後半死んじゃうレースプランだったので、今回からレースプランを変えて、安定したペースを刻めるようにして、6秒縮められてよかったです。
ーーこれまで強化してきた部分は
8月終わるまで福島で合宿していて、フリーもめちゃくちゃ強化して耐えられる練習をしてきて、1500mの練習をしてこなかったんですけど、明後日400m自由形があるのでそこで頑張りたいです。
ーー初めてのインカレの雰囲気は
すごい、大声援で同じチームメイトも召集所まで送り出してくれたので、すごい力になりました。
竹原秀一(スポ2=東福岡)
ーー予選レースを振り返って
いい感じで泳げたと思うんですけど、前半もうちょっとしっかり行きたかったなというのがあります。いいペースはできたかなと思います。
ーー200m背泳ぎは連覇がかかっているが
今年は五輪の代表に選ばれているので、この種目は絶対勝たなきゃいけないと思って、絶対に優勝は獲りたいなと思います。
ーー大会記録を意識したりはするか
大会記録はまだ考えられないですけど、しっかり自己ベストを狙って泳ぎたいなと思います。
ーーパリ五輪でのレースを終えて
結果としてはすごく自分的にも悔しかったし、ずっと調子いい中であのタイムだったので余計悔しいですし、(入江)陵介さんに申し訳ないなっていう気持ちがあとから湧いてきて、このインカレで、ここでは絶対負けられないですし、五輪の借りを返すじゃないですけど、ここでいいタイムで泳ぎたいなと思います。
ーー国体には出場するか
100m背泳ぎとメドレーリレーに出ます。
ーーパリから帰ってきてから調子はいいか
ずっと(いい)。普段のペース(練習)のときから同じ感覚で行ってもちょっと速かったり、いつも気持ちよく泳げているタイムなのに、遅すぎて泳ぎが崩れてしまったりっていうのがあるのでその面で速いと思って、スピードの面でも苦手なタイム4本(練習)とかあったりしても自己ベストで4本まとめられたりするので、練習の面でも力はついているかなと思います。
ーー今日のコンディションは
朝だったので呼吸がキツかったりするんですけど、今日はそんなこともなかったので、泳ぎの面ではちょっと噛み合っていない部分を修正していきたいです。
ーーチームとしての目標は
男子はシード5位、女子はシード死守っていうのが目標だし、男子は若手で松下(知之)が入ってきてミドルチームとしてはいい練習を積めていますし、東洋組で残ったところも今日練習からいい雰囲気でずっとできているので、男子の勢いとしては申し分ないと思います。予選でも4個メの選手が3秒ベスト(更新)出してくれたので男子の勢いはいい流れかなと思います。
ーー後輩が入ってきて2度目のインカレ、気持ちに変化はあるか
2年生なのであまり変わらないですけど、僕と松下は優勝できるところにいるのでしっかり2人で優勝して、入ってきた子たちに明日からまた頑張ってもらえるように勢いづけたいなと思います。
ーー決勝レースを振り返って
前のレースでの男子チームの勢いが凄かったので、ここで自分は絶対崩して はいけないと思ってレースに臨んだ。周りは後半強いとのことだったので、ここは去年と一緒に前半で勝負しようかなと思った。
ーー自己ベスト出せた理由
オリンピック前から終わった後、ここくる前の合宿の練習でもプルも早くキック の持久力も上がってきたので調子が上がっていたのでそこがつながったのかと思う。
ーーオリンピック後も気持ち
練習の面では調子が良かったが、気持ちの面ではすごく3か月海外に行かせ てもらって平井先生とほぼマンツーでやってきたのに松下はあんなにベストを 出したのに何で自分は出ないんだろうと思ってしまい、気持ちの面では立ち直 るのが遅かった。
ーーどうやって立ち直ったか
家に帰って母の言葉に落ち着けた。ここでダラダラしてても他の学生はインカレに向けて努力をしているし、チームでもベストを出していたのでそこの空気を悪 くしてはいけないなとすごく思ったのと、同期のみんなの温かく迎えてくれたこと が結構立ち直りにつながった。
ーー仲間の存在について
不甲斐ない結果を出してしまった自分を、オリンピックから帰ってきた後も温かく迎えてくれて、東洋大に入って良い仲間を持ったなと思います。
松下知之(国1=宇都宮南)
ーーパリ五輪を終えて初のレースだが、どんな思いで臨んだか
(五輪)代表の時とは違って、学校の代表として出るっていう大会なので、やっぱり違う緊張感もありましたし、違う楽しさもあったのでそれでも一本目でもすごい緊張しましたしその中でも予選1位通過できたのは上出来かなと思います。
ーー五輪を終えてから新たに取り組んだことは
五輪のときは後半の追い上げが自分の持ち味だったんですけど、将来を見据えて、前半も大事にして行かなきゃいけないなと思ったので前半のタイムっていうのを意識して臨みたいなと思っています。
ーーインカレに向けてどんな練習を積んだか
ちょっとの期間だったので、あまり大きく変えるっていうことはできなかったんですけど、ベースをあげて動く、スピード系の練習を入れつつフリーの強化っていうのをしていました。
ーー目標タイムは
(4分)10秒切るところまで行きたいですね。
ーーレースを振り返って感想
正直緊張というか、やっぱりプレッシャーを感じていて。前まではすごい勝ちた いと気持ちが第一にあったが、今回は負けられないという気持ちが強くて、どう しても硬さが出てしまった。オリンピックでメダル取ったからには世界2位いう 意地もあったし、プライドもあったので、やっぱりそういった部分から負けられな い気持ちになった。
ーー萩野さんや小川選手などの先輩が見にきていた中での自分の泳ぎはど うだったか。
東洋大学の個人メドレーは伝統ある、歴史あるチームだと思っていたので、自分も引き継ぐんだという気持ちで挑みました。
ーーこの先目指していくことについて
まだまだ実力不足を感じる。この試合を終えてからゆっくり自分の体と向き合って一から頑張りたいと思っています。
ーー牧野選手と1位、2位と並んで取れたことについて
牧野さんは自分よりも速くて、チームを引っ張ってくれる存在なので、自分の中 ではそんな牧野さんとワンツーフィニッシュしたいのが自分の中の目標だった のでそれがかなったことがうれしい。チームで作り上げた結果だと思う。
TEXT=森花菜、PHOTO=森花菜、高梨美遼、望月桜