Article

記事


2024.09.07
ラグビー

[ラグビー]笠巻組、いざ出陣!!リーグ戦開幕節・大東大戦展望


1部復帰後からの公式戦対戦成績(対大東大)

1勝2敗


《詳細》

22年度関東大学ラグビーリーグ戦1部

●東洋大 26{0-21、26-6}27 大東大


23年度関東大学ラグビーリーグ戦1部

●東洋大 31{7-21、24-12}33大東大


24年度関東ラグビー春季交流大会

○東洋大36 {24-21、12-14}35大東大


番号

Pos.

名前

1

PR

笠巻晴太(済4=北越)

2

HO

小泉柊人(済3=目黒学院)

3

PR

石川槙人(総4=日本航空石川)

4

LO

山岡快翔(総2=関商工)

5


ジュアン・ウーストハイゼン(総3=Helpmekaar College)

6

FL

金井悠隼(スポ2=東海大相模)

7


森山海宇オスティン(総3=目黒学院)

8

NO8

ステファン・ヴァハフォラウ(総3=札幌山の手)

9

SH

飯島乾太(ラ4=目黒学院)

10

SO

天羽進亮(済3=城東)

11

WTB

モリース・マークス(総4=Hoërskool Noordheuwel)

12

CTB

佐藤航大(済4=北越)

13


五十嵐舜悟(総1=川越東)

14

WTB

ボンド洋平(済4=東海大相模)

15

FB

坂本琥珀(総2=仙台育英)

16

Re.

前川嵩登(済4=日体大荏原)

17


後藤大樹(総4=関商工)

18


高嶋大夢(総3=関商工)

19


栗原大地(総3=伊勢崎興陽)

20


植田宗優(済3=筑紫)

21


生田旭(総1=国学院栃木)

22


アダム・タマティ(総3=Sacred Heart College)

23


土田修也(総4=岐阜聖徳)








 大学ラグビーの秋シーズンが、いよいよあす開幕する。開幕ゲームとなった東洋大の初戦は、今春行われた交流戦で逆転勝利をした大東大と激突。昨年、最終戦まで3位争いを繰り広げたチーム同士の対戦となり、両チームいきなりの大一番となった。



円陣を組む東洋大ラグビー部



 まずは開幕戦のメンバーを見ていきたい。


 先日の菅平合宿で昨年度リーグ戦3位の法大に快勝するなど、上々の仕上がりを見せる東洋大は、昨年のリーグ戦で全試合に先発出場したフロントローの笠巻、小泉、石川の三本柱が先発に名を連ねた。


 セカンドローは4番に山岡、5番にウーストハイゼンが先発する。長身を生かした強みのラインアウトでチームを優位に立たせたい。


 次にバックロー。FLには金井、森山が入る。金井の強みであるジャッカルと森山の力強いキャリーでゲームを支配したい。総合的に高い能力が求められるNO8にはヴァハフォラウが先発。強じんなフィジカルでチームに勢いを与える。



 FW陣は昨年から公式戦に出場している選手が多く、経験値が豊富だ。「笠巻キャプテン中心にスクラム、ラインアウト、モール。そこで圧倒できるように準備できています」と指揮官も強気。昨年度よりもさらにレベルアップした姿に期待できる。



交流戦で最多トライを記録した小泉




 続いてBK陣。実力のある選手が集うSHで先発の座を射止めたのは、けがから復活した飯島だ。強みのパススピードと的確な判断力を持つ彼に勝負が託されていると言っても過言ではない。


 SOには、今春キッカーも務めた天羽が先発に。毎試合接戦となる大東大戦では、1点の差が命取り。天羽のキックの成功率にも注目だ。


 切り込み隊長の役目を担うCTBは、佐藤、五十嵐が先発に抜擢(てき)された。五十嵐は15人制では公式戦初先発となる。


 タレント選手が集うWTBにはモリース、ボンドが先発する。チーム内最速のスピードを誇るモリースと、攻守ともに頼れる存在であるボンドがチームを大量得点に導く。


 最後の砦となるFBは7月に行われたジャパンセブンズにTIDBチームで出場し、優勝を果たした坂本。持ち味であるスピードと体幹を発揮し、でチームの勝利をたぐり寄せる。


 また、リザーブにも実力のある選手たちが控えており、後半でも勢いのあるプレーを見せてくれるだろう。




キッカーを務める天羽


 「これからの試合はやり直しが本当にきかない。全て一発勝負の世界になるので、全てのチームを警戒していますし、その中で自分たちがいつも通りのことをどれだけやり続けられるかが鍵になってくると思います」(笠巻)



 1部の舞台で勝つことの厳しさを知った2年目。リーグ戦1部昇格から3年目となる今秋は、チャレンジャーという立場こそ変わらないものの、「一戦必勝」を掲げて頂点へと突き進む。


 また、今シーズンは2試合目から昨年度選手権出場校との対戦が続く。大東大戦での結果やプレー内容が重要となりそうだ。


 この秋、東洋大は一番高い景色を見ることができるか。命運を分ける開幕戦はあす、12:30火蓋。





TEXT/PHOTO=北川未藍