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2024.10.07
硬式野球

[硬式野球] 「素直に悔しい」駒大相手に好機を生かせず惜敗 勝ち点獲得はお預け

東都大学野球 秋季2部リーグ戦 駒大戦 第2回戦

10月7日(月)駒沢球場


●東洋大1-2駒大 


10
東洋大
駒大1×

※9回を終了して同点のため、連盟規定により、タイブレーク

島田、佐伯、柿本ー政所 


・打者成績

打順守備名前
(中)山内(総1=東海大相模)

山田(総2=木更津総合)
(一)吉田(営3=龍谷大平安)
(右)花田(総3=大阪桐蔭)
(三)池田(営3=三重)
(遊)髙中(総1=聖光学院)
(左)秋元(済3=木更津総合)
(二)馬場(総2=九州学院)
(指)大城戸(総1=九州学院)
(捕)政所(営3=天理)


31


・投手成績

勝負名前球数被安四死球三振

島田(総3=木更津総合)104

佐伯(総4=高岡一)15
柿本(営4=東洋大姫路)


試合後、悔しい表情を見せた東洋大ナイン


104球を投げ抜いた島田


猛打賞の髙中


八回にマウンドに上がった佐伯


ベンチから声を出し続けた


前日の駒大1回戦で勝利した東洋大は、1部昇格のために負けられない一戦に挑んだ

 この日先発の島田(総3=木更津総合)は、安定した投球を見せ4回までパーフェクトピッチング。駒大を無失点に抑え、「序盤テンポよく3人で打ちとれてよかった。」と振り返る。五回裏、先頭打者に出塁を許し犠打、暴投などで2死一、三塁と得点圏に走者を背負うも、堅い守備で駒大に先制点を与えず、島田は安堵の表情で笑みを見せた。

 打線は六回、先頭の大城戸(総1=九州学院)が相手捕手の失策により出塁する。続く山田(総2=木更津総合)の投ゴロ間に一塁走者が封殺されるも、相手遊撃手の暴投で二塁まで進塁。この場面で吉田(営3=龍谷大平安)が内野安打を打ち、1死一、三塁とチャンスを作ると、3番・花田(総3=大阪桐蔭)が一、二塁間を破る1点適時打を放ち、山田がホームイン。先制点をあげ、東洋大サイドは盛り上がりを見せる。なおも1死一、三塁と追加点のチャンスを作るも、駒大の守備に阻まれこの回を1ー0とした。

 何としても1点差を守り抜きたい東洋大。その裏の守り、島田は2死無塁とするも、四死球で出塁を許し、左前打を打たれ2死一、二塁に。駒大4番・三方が適時打を放ち、同点に追いつかれる苦しい展開となるも、続く打者を遊ゴロに打ち取り追加点を与えなかった。

 追加点をあげたい打線だったが、髙中(総1=聖光学院)が3打席連続安打を打ちチャンスを作るもあと一本が出ず、得点につなげることができない。1ー1のまま試合は延長タイブレークへもつれ込む。

 十回表、駒大は投手を東田に代え、攻める東洋の打順は秋元(済3=木更津総合)からスタート。何としても得点を挙げたい場面だったが二塁走者が飛び出し牽制死、秋元も見逃し三振に抑えられこの回に得点を上げることができない。後続からも快音は響かなかった。その裏の守り、東洋大は柿本(営4=東洋大姫路)をマウンドに送り込む。何とか無失点に抑えたかったが、先頭打者に決勝打を打たれ、1ー2で惜敗した。

 次戦は国士大戦。2部優勝、1部昇格のために負けられない戦いが続く。チーム一丸となり勝利を掴んで欲しい。


■コメント

・島田(総3=木更津総合)

ーー先発登板だった今日、マウンドに向かう試合前の心境は

久々のロングイニング投げる試合だったんですけど、中継ぎには頼れる4年生が居るんで最初から全力で行って行けるところまで頑張ろうっていう気持ちで入りました。

ーー今日の投球を振り返ってよかったところは

序盤、テンポよく3人で試合を進めることができたことです。

後半は疲れている中で追加点を許さなかったところは良かったかなと思います。

ーー今後への意気込みをお願いします

残りの試合は1敗も許されない試合が続くし、4年生とできる大学野球も残り少ないので、マウンドに上がったら死ぬ気で抑えます。


・髙中(総1=聖光学院)

ーー延期タイブレーク、僅差で敗れてしまったこの試合を振り返って

素直に悔しい気持ちが大きいです。

ーー3安打、猛打賞。自身の打撃を振り返って

今日は積極的にスイングをしに行けてたのでよかったと思います。

ーー3本目のヒットを打った時両手でガッツポーズしていたが打った時の心境は

絶対に塁に出るという気持ちで打席に入ったのでヒットが出て自然と(ガッツポーズが)出ました。

ーー今後への意気込みをお願いします

絶対に負けないという強い気持ちを持って戦っていきたいです。


TEXT=高梨美遼/PHOTO=青柳そよか、山本華子、福田和奏、一ノ瀬志織