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2024.10.13
陸上競技

[陸上競技] 日本インカレー男子1500m・10000m・10000mW 10000mで網本が日本人2位の8位入賞!

第93回日本学生陸上競技対校選手権大会

9月19日(木)~9月22日(日)

神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu




1日目


男子1500m予選

3組/3着+6

3組

12着 馬場 アンジェロ 光 3'52"21


男子10000m決勝

8位 網本 佳悟 29'50"57

15位 永吉 恭理 30'53"00




3日目


男子10000mW決勝

長田 悠吾 DQ   *K3

  *K3:ロス・オブ・コンタクト&ベント・ニーで3名以上がレッドカードを出した






9月19日(木)~9月22日(日)にかけて第93回日本学生陸上競技対校選手権大会(以下、日本インカレ)が神奈川・Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで行われた。長距離部門の選手にとっては、夏合宿やこの後に控える駅伝との兼ね合いで難しい位置づけとなるなか、男子長距離部門から4名の選手が出場。初日に行われた男子10000mでは網本が日本人2位の8位入賞を果たし、少数ながら健闘を見せた。

 男子10000mに出場した網本(右)と永吉






 日本インカレ初日に行われた男子1500m予選3組に馬場アンジェロ光(総1=学法石川)が出場。今シーズン中距離レースに多く出場してきた馬場。スタートとともに飛び出し、攻めた走りで単独トップに躍り出ると、500mを先頭で通過した。先頭を代わってからも懸命な走りで前を追い、12着でゴール。決勝進出とはならなかったものの、積極的な走りで気持ちのこもったレース運びを見せた。

先頭を走る馬場





 1日目の最終レースである男子10000m決勝に出場したのは、網本佳悟(総3=松浦)、永吉恭理(総4=須磨学園)の2名。緊張感が漂う中、スタートすると古川大晃(東大)が留学生ランナーに続く。「気候やレース展開を見て、最後は日本人集団で追いつけるかなという考えだった」と、冷静な判断で網本と永吉はその後ろの日本人2位集団でレースを進めた。

ともにレースを進めた網本(右)と永吉


 集団が縦長になり、4000mを超えたあたりからばらけ始める中、2名は並んで集団の中で走る。7000mを超えると集団は6人までに絞られ、永吉は集団からは離れる形に。網本は集団前方で前を走る古川を追った。集団はさらに絞られ、網本を含む3人に。8400m付近で古川に追いつくと、さらにギアを上げて抜き去り、日本人トップ集団となる。そこからはともにあがってきた小嶋郁衣斗(京産大)と熾烈な日本人先頭争いを繰り広げ、日本人2位の8着でゴール。つづく永吉も粘り強い走りを見せ、15着でフィニッシュした。

 懸命な走りで最後まで前を追った永吉


 入賞した網本はレースを振り返って、「日本人1位を狙っていたので悔しさが残ったが、良い経験ができた」と語り、駅伝シーズンに向けては「出走メンバー争いに絡んで、チームの目標達成に向けて貢献できる走りをしたい」と意気込んだ。これまで三大駅伝は未出走の網本。しかし、今年の全日本大学駅伝予選会では、組トップを勝ち取りチームに貢献するなど、着実に力をつけ、存在感を示している。出雲駅伝はエース区間、3区にエントリー。今大会をステップに、駅伝シーズンでさらなる飛躍を誓う。

日本人2位で入賞を果たした網本 






  3日目に行われた男子10000mW決勝には、6月に順天堂大学競技会の5000mWで奈良県記録を更新した長田悠吾(総2=智辯カレッジ)が出場した。初となった日本インカレの舞台。前半は高校の先輩である土屋温希(立命大)が形成する集団後方に位置して食らいついていくが、レース開始から10分時点で集団から離され、単独でのレース展開となる。きつい表情を浮かべながらも、粘り強くレースを進めていく長田。しかし、残り7周でレッドカードが出されて失格となり、トラックから外れた長田は両手で顔を覆うようにして悔しさをあらわにした。

 ゴールがかなわなかった今大会。5月の関東インカレでも失格で歩ききることができず、今季の大きな大会では苦戦が続いた。

  次は今月27日に山形県で行われる第61回全日本35km競歩高畠大会の20km競歩に出場予定。屈辱を晴らす歩きで長田が笑顔でフィニッシュできることを願う。

初めての日本インカレで懸命にレースを進めた長田







◼︎網本佳悟

ーー今大会の位置付けや、目標

 夏合宿を終えてからのレースだったため、タイムを狙うというよりは、日本人トップを確実に取りにいくというレースを目標にしていました。

 

ーーレースを振り返って

 レースを引っ張ってもらっていたので後ろで力を溜めて、ラスト1000mからスパートをかけるというプランでしたが、スパートが中途半端になってしまい最後も勝ち切る事ができず、悔しい結果となりました。

 

ーー古川選手が留学生ランナーについていった際は

 気候やレース展開を見て、最後は日本人集団で追いつけるかなという考えだったので、そこは冷静にレースを進める事ができました。しかし、古川選手も中盤以降も先頭集団で走っていたので後半しっかりペースアップをしないといけないと感じていました。

 

ーー日本人2位で入賞という結果について

 入賞をする事はできましたが、日本人トップを狙ってのレースだったので、そこは悔しさが残りました。しかし、良い経験ができたと思います。

 

ーー駅伝シーズンに向けて

 個人としてはこれまで三大駅伝未出走なので、まずは出走メンバー争いに絡んで、チームの目標達成に向けて貢献できる走りをしたいです。





TEXT=髙梨美遼、近藤結希、北川未藍 

PHOTO=佐々木朋弥、北川未藍、鈴木真央、近藤結希

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