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気持ちと目標を掲げた一條
会見での受け答えは少し緊張した様子だった
野球部の仲間に祝福された
ついにプロの舞台へ。10月24日、プロ野球ドラフト会議（以下、ドラフト会議）が行われ、千葉ロッテマリーンズが第３巡目指名で一條力真（総４＝常総学院）の交渉権を獲得。指名を受け会見場に姿を見せた一條は、時折笑顔を見せながら今の心境、そして今後への意気込みを語った。
野球は始めたのは小学校入学前。きっかけは兄の影響だった。大学は自分のことを一番ほしいと言ってくれた東洋大に進学。レベルの高い仲間と共にこの４年間、切磋琢磨してきた。
会見の中では常総学院高校時代の悔しさも口にした一條。悔しい思いもうれしい思いも今まで経験してきた全ての経験が彼のこれからの野球人生の力になるに違いない。
「目標は日本を代表するピッチャー」その恵まれた体格と自信のあるフォークボールを武器にプロ野球の舞台でもマウンドで躍動する姿に期待したい。
ーー指名されての率直な感想は
すごくうれしいっていうのが率直な感想で、自分はあまりそこまで期待していなかったんですけど、すごくうれしく思います。
ーー千葉ロッテマリーンズにはどのようなイメージを抱いているか
常総学院の先輩の鈴木昭汰さんがいらっしゃって、一緒のピッチャーなので、トレーニングを一緒にやっていければいいなと思います。
ーー自身の１番のセールスポイントは
１番は変化球のフォークで空振りが取れるというのが１番の強みかなと思います。
ーーここまで支えてくれた家族や友人、チームメイトに向けて
最初に、やっぱり両親に今まで支えてくれてありがとうございますと伝えたいです。その他にもここまで来られたのはいろんな人の支えがあってのことだと思うので、その人たちにもしっかりとお礼を言って、いい報告ができるかなと思います。
ーーどういったピッチャーになりたいなどの目標はあるか
目標は、日本を代表するピッチャーになれればなと思います。
ーーリリーフとしての登板が多かったと思いますが、リリーフとしての心情はありますか
気持ちだけですかね。
ーー球速をどうやって上げていったか教えてください
大学入学当初よりも体重も増えましたし、トレーニングとかもいろいろやったので、そこが大きいかなと思います。
ーー常総学院の在籍時代の思い出とかありますかね
思い出というよりも悔しい気持ちのほうが多かったですね。
（それは最後の３年生の大会？）
それもそうですし、その前のコロナの前の２年生の秋ですかね、関東大会です。
ーー茨城県民の方に一言
しっかり茨城の代表となるピッチャーになりたいと思いますので応援よろしくお願いします。
ーー先ほどのお話にあった日本を代表するピッチャーとは具体的に
数字というのはあまり考えていないですが、日本代表に入ってそこで活躍したいという感じです。
ーー悔しさを味わった高校時代から大学に進まれたと思うのですがどこをいちばん自分の中で成長したと感じでいますか
一番はメンタルです。
ーーピンチの場面で動じないといったところになるのでしょうか
その通りです。
ーーウエイトトレーニングなど、肉体的にも改造されていると思うのですが、体重はどれくらい増えたとかはありますか
大学入学からは、10キロくらい増えました。
ーー先発、リリーフなど、ご自身で描いている部分はありますか
リリーフでも投げられたらなと思います。
ーープロ野球のピッチャーで憧れのピッチャーや、入団した後対戦したいバッターがいましたら教えてください
プロ野球にあまり詳しくなくて、パッとで出てこないです。
ーー会見は緊張されましたか
緊張しました（笑）。
ーー４年間を振り返って、つらかったことや苦しかったことは
今もそうですけど、なかなか思い通りに投げることがあんまりできてなくて、ずっと悩んでました。
ーーこれからも大切にしていきたいということはありますか
周りへの感謝、これだけは。
ーー座右の銘は
そういうのはあんまり考えなくて、なくても大丈夫ですか（笑）。
ーー大学生活で、プロ入りまでどういったことをしていきたいか
いつも通りこれからも今までやっていることをしっかり続けて、挑んでいきたいなと思います。
TEXT＝一ノ瀬志織 PHOTO=北川未藍、福田和奏、髙梨美遼
