記事
11月26日~12月1日にかけて2024全日本ボクシング選手権がひがしんアリーナで開催される。
大学生活最後の試合を迎える東洋大学4年生の選手たちのインタビューを3日間にわたってお届けする。
最終日となる3日目は黒田丈二朗(営4=崇徳)選手と、黒部竜聖(健4=札幌工業)選手の2人。
1人目は黒田丈二朗(営4=崇徳)選手。今年5月から7月にかけて行われた関東大学ボクシングリーグ戦において、連戦連勝。好調な彼が得たものとは。(取材日・11月21日、聞き手=村田旺亮)
Q.大学4年間のプレーや練習、試合を振り返って、学んだことや成長したと感じられることは何ですか?
A.4年間を通して強い自主性を身に付けることが出来ました。高校とは異なり仲間たちと練習することが多く、自分自身で考えてボクシングスタイルを築いていかなければならないところが、私の自主性を強くさせた所以であると思います。また、ヘッドギアなどが無くなり、戦い方が変わることでボクシングでの駆け引きという部分が強くなりスリルがあって試合を楽しむことが出来ました。
Q.全日本選手権に向けての目標と意気込みをお願いします。
A.引退をかけた最後の試合となるので、全力を尽くし悔いの残らないように戦いたいです。また同時に楽しんで試合をしようと思います。
[プロフィール]
黒田丈二朗
生年月日/ 2002・8・7
試合前のルーティン/音楽を聴くこと
最後は東洋大学ボクシングをキャプテンとして引っ張ってきた黒部竜聖(健4=札幌工業)選手。M級の選手であると共に、部のまとめ役である彼は練習だけでなく試合後も部員を鼓舞する。集大成となる今回の試合に一選手である馳せる思いと、キャプテンとしての思いとは。(取材日・11月21日、聞き手=村田旺亮)
Q.大学4年間のプレーや練習、試合を振り返って、学んだことや成長したと感じられることは何ですか?
A.4年間を振り返って身体面での成長はもちろんですが、精神面での成長が大きかったと感じました。ただ闇雲に練習するのではなく、毎日課題を持って練習に取り組むことで、少しだけですが試合での自分の理想の展開を作れるようになったのではないかと思います。監督やコーチ陣、先輩、同期だけでなく、後輩からも支えてもらって成長することが出来てよかったなと思います。
Q.キャプテンとしての振り返りをお願いします。
A.キャプテンとして1番に目標にしていたことは達成できず、かなり悔しかったです。しかし、いっしょに付いて来てくれたメンバーたちにはとても感謝しています。実績も力もない自分がキャプテンなんて務まるのかと思うことが何度もあったのですが、練習に対する姿勢や声出しなどで少しは引っ張っていけたかなと感じました。最後に全日本選手権で優勝して、キャプテンとしての意地を見せたいと思います。
[プロフィール]
黒部竜聖
生年月日/ 2002・10・7
試合前のルーティン/部屋の掃除と靴の手入れ、リングに上がる直前に背中を3回叩いてもらう、リングに上がってから3回高くジャンプ
いよいよ明日26日から12月1日まで全日本選手権大会が開催される。今年度、東洋大学からは16名の選手が出場する。どの選手も闘気に満ち溢れており素晴らしいい結果を残すことが期待される。
2024全日本ボクシング選手権大会
会場:ひがしんアリーナ(東京・墨田区)
主催:日本ボクシング連盟