記事
小江戸川越ハーフマラソン 2024
11月24日(日)
川越水上公園発着
招待選手 ハーフ
1位 吉田 周 1:02'54
2位 西村 真周 1:03'37
4位 梅崎 蓮 1:04'02
5位 増田 涼太 1:04'11
6位 馬場 アンジェロ光 1:04'32
7位 永吉 恭理 1:04'40
8位 田中 純 1:04'42
9位 石田 洸介 1:05'08
10位 薄根 大河 1:05'39
11位 陳内 紫音 1:05'43
12位 永井 孝明 1:05'55
15位 藤宮 歩 1:06'13
16位 藤本 駿世 1:06'20
18位 稲葉 夢斗 1:06'30
69位 迎 暖人 1:13'22
70位 網本 佳悟 1:13'22
71位 濱中 尊 1:13'22
72位 宮崎 優 1:13'22
73位 藤本 祐輔 1:13'23
74位 倉本 晃羽 1:13'23
11月24日に小江戸川越ハーフマラソン2024(以下、川越ハーフ)が行われた。練習拠点である地元、川越市のこの大会に今年も東洋大から多数の選手が出場。吉田周(総4=広島国際学院)が1時間2分54秒のトップでゴールすると後続も続き、きたる第101回東京箱根間往復大学駅伝競争(以下、箱根)に向けて好調の兆しをのぞかせた。
好走を見せ、トップでゴールした吉田
今大会は各選手にペース設定が設けられ、練習の一環として出場。先頭グループは1㌔3分という設定の中、集団走でレースを進めた。レース後半、「5秒ほどペースが乱れたタイミングで3分ペースに戻した」という吉田が独走状態に。そのままトップで颯爽とフィニッシュし、2連覇を果たした。設定の3分ペースを切る好走を見せた吉田は、「最近調子が上がってなかった中で、ひとつ調子を上げるきっかけとなるレースになりました」と満足気な様子を見せた。
続く西村真周(総3=自由ヶ丘)、梅崎蓮(総4=宇和島東)と続々とゴールに駆けこむ選手たちも充実の表情を浮かべていた。
主将・梅崎も頼もしい走りをみせた
今大会はチーム上位8名中、5名が4年生となり、ひとつのポイントとなるこの大会でチームの中心であることを象徴するかのようなレースだった。特に三代駅伝未出走の増田涼太(済4=広島皆実)は「きつくなる場面でも、本当に最後だという思いが1番強かった」とラストチャンスに懸ける思いを走りに込め、チーム4番手でゴール。最後の箱根に向けた覚悟を示した。
ゴール後、笑顔を見せた増田(右)と西村
出雲、全日本と苦戦した東洋大だが、箱根に向けては明るい兆しだ。酒井監督も「トップは想定通り走ってくれた。けが明けの選手たちも今日はいい走りをしてくれました」と手ごたえを語った。今大会をステップに、チーム一丸となってさらなる強化へ。鉄紺の真価を見せるときは近づいている。
◼︎酒井俊幸監督
いつも地元のここ、小江戸ハーフで箱根に向けて調子を上げていきます。今日は吉田も非常にいい走りをしました。西村や梅崎、増田とトップは想定通り走ってくれていますので、箱根に向けてさらに調子を上げていきたいと思います。
けが明けの選手たちも今日はいい走り、手ごたえのある走りをしてくれました。出雲、全日本と本来の走りができていないのでしっかり今日をきっかけにさらに状態を上げていきたいと思います。
◼︎吉田周
ーーレースを振り返って
今日は箱根に向けてのペース走という意味合いで、後半少し風はあったのですが、18kmくらいまでは余裕を持って走ることができました。3分ペースも切れたので、最近調子が上がってなかった中で、ひとつ調子を上げるきっかけとなるレースになったかなと思います。
ーー後半の方は独走という形になったが
途中で時計のラップが3分5くらいになったので、戻そうと思って上げたら1人になったという感じでした。今日は集団で走ろうと思っていたので、ペースが崩れなければそのまま集団で行っていたと思います。
ーー箱根に向けて
次が最後の箱根駅伝になるのですが、自分はチームに前半シーズンから貢献できていなくて。チームとしても出雲、全日本で厳しい状況ではあったのですが、今回のハーフやこれからの練習をきっかけとして、箱根駅伝ではシード権を目標にしているわけではないので、その上をしっかりと目指していけるように、チーム一丸となって全員でがんばっていきたいです。
◼︎西村真周選手
ーーレースを振り返って
今日のレースは練習の一環でペース走として出場したのですが、後半までしっかりと体を動かすことができて、目的通り走れたかなと思います。
ーーここまでの状態や調子は
夏合宿が体調が悪くて走れていなかったのですが、先週、先々週とかなり走り込みができていて、今日も練習の一環だったのですが、状態は悪くなく、上がってきたかなという感じでした。
ーー箱根に向けて
箱根駅伝は4年生とタスキをつなぐ最後の駅伝で、すごくお世話になっているのでしっかり恩返しをする気持ちと、来年は自分が4年生となるので、そこにもつなげられるような箱根駅伝にしたいです。
◼︎梅崎蓮
ーー今大会の位置付けは
今大会は毎年出てるレースで、しっかりペース設定があるのですが、それに向かって各々がしっかり走るといういうイメージでした。ここは結構きついコースなので、練習の一環として出たレースでした。
ーー今日の調子は
走りこみも一緒にやりながらのレースという感じなので、調整をしているわけではなくて、そこまで調子がいいという訳ではなかったのですが、もう少し行けば良かったかなと思います。
ーーレースでの意識については
今回、自分たち先頭グループは3分のペースで行くというプランで、後半少し個人としては落ちてしまったので、もう少し刻んでいく意識を持てれば良かったです。
ーー箱根に向けて
個人としては前回以上の2区での走りを求められていると思うので、しっかりそこは自分がチームを引っ張っていけるように頑張っていきたいなと思います。
◼︎増田涼太
ーー今大会の位置付けは
箱根駅伝に向けて、自分は4年生でここで走れなかったらメンバー入りは厳しいとなると引退という形になるので、最後だという気持ちでしっかり結果を残すという思いで臨みました。
ーー今日の調子は
練習をしっかり積んできた中だったので、体の状態としてピークだったかと言われるとそうではないのですが、そこは全員、状態は一緒だったと思うのでその中で自分がどんな走りができるかというところを意識して臨みました。
ーーレースを振り返って、意識したことは
きつくなるタイミングは絶対にあるのですが、本当に最後だという思いが1番強かったのでどれだけ粘れるか、ずっと着いていくだけということは意識して走ってました。
ーー箱根に向けて
まずはメンバーに入れるかどうかというところから始まると思いますが、4年生なので最後、しっかりとプライドを持って走れるように頑張っていきたいと思います。
◼︎馬場アンジェロ光
ーー今日のレースを振り返って
想定したレースプランではいけなかったのですが、中盤の耐える場面でしっかり耐えられたので、収穫のあるレースだったかなと思います。
ーー先週は上尾ハーフにも出場されたが
上尾で足を痛めてしまって、結構ひどい症状だったので、今回走れるかなと思っていたのですが、調整なしの中でもしっかり目標どおりに走ることができました。
ーートラックシーズンは800mや1500mに出場されていたが、距離が伸びた上で意識していることは
中距離から入ったので、そのスピードをしっかり長距離でも活かせるように意識しています。後半のラストスパートが自分の苦手な部分なので、中距離で磨いたスピードを活かせるような走りをすることを心がけています。
ーー箱根に向けて
今年は1年目なので、まずは出走を目標に、チームに貢献できる走りをしたいです。
TEXT=近藤結希/PHOTO=北川未藍、鈴木真央、近藤結希