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ジャパンオープン2024(50m)
11月29日(金)〜12月1日(日)東京アクアティクスセンター
(2日目・予選)
男子400m個人メドレー
1組
4着 福田 4'24"14
→全体13位でB決勝進出!
5着 坊岡 4'24"37
→全体14位でB決勝進出!
2組
2着 牧野 4'18"14
→全体6位で決勝進出!
3組
1着 松下 4'12"47
→全体1位で決勝進出!
女子50m平泳ぎ
4組
8着 池田 33"38
男子50m平泳ぎ
3組
DNS 井口
男子400m自由形
2組
4着 今村 3'58"92
女子200m背泳ぎ
2組
DNS 佐々木
男子200m背泳ぎ
4組
1着 竹原 1'59"05
→全体1位で決勝進出!
(2日目・決勝)
男子400m個人メドレーB決勝
4位 坊岡 4'21"88
DSQ 福田
男子400m個人メドレー決勝
1位 松下 4'11"63
5位 牧野 4'15"62
男子200m背泳ぎ決勝
1位 竹原 1’56”91
11月30日、ジャパンオープン2日目を迎えた。大会2日目は、男子400m個人メドレーで松下知之(国1=宇都宮南)が優勝、竹原秀一(スポ1=東福岡)が男子200m背泳ぎで優勝し、竹原は今大会背泳ぎ2冠を果たした。
男子400m個人メドレーには、福田圭吾(国2=武南)、坊岡優眞(済3=市立太田)、牧野航介(営2=湘南工大付)、松下の4名が登場。
福田は前日の疲労が残る中でのレースだったが、1組4着でフィニッシュし、B決勝へと駒を進めた。今年を「飛躍できた1年だった」と振り返った福田。来年はさらに成長した姿を見せてほしい。
坊岡は自己ベストを更新して、全体14位でB決勝へ。B決勝では、前半を5位で折り返すと、最後の自由形で追い上げを見せ1つ順位を上げ4着でフィニッシュ。予選で更新した自己ベストをさらに上回るタイムで力泳を見せた。
自己ベストを更新した坊岡
牧野は「予選は苦手」と語ったが、力泳を見せ全体6位で決勝に進出した。決勝では200mを6位で折り返すと、順位を1つ上げて5着でゴール。表彰台はかなわなかったものの、レース後牧野は、「少しは自信がついたレースになった」と振り返った。
力泳を見せた牧野
松下は予選を全体1位で、難なく決勝に進出。決勝では、良いスタートを切り200mを1位で折り返すと、勢いそのまま1位でゴールし、見事優勝を果たした。だが、松下は「予選が良かっただけに悔しい」と決勝レースを振り返った。
女子50m平泳ぎには池田りんか(営4=豊川)が登場。スタートでやや出遅れるとその差を縮められず8着でゴール。「スタートで少し失敗した」と悔しさをにじませたものの、「来年はこれよりもっと頑張って結果を出していければ」とさらなる活躍を誓った。
レース後の池田
続いて男子400m自由形には今村陽向(スポ1=日大豊山)が登場。200mを4位で折り返すと、後半は差を埋めることができず2組4着でフィニッシュした。
男子200m背泳ぎには、前日の男子100m背泳ぎで優勝し2冠への期待がかかる、竹原が出場。予選全体1位で決勝へ駒を進めると、迎えた決勝では、攻めた泳ぎで一度も首位を譲らず、圧倒的な強さを見せ1位でゴール。見事2冠を達成した。
見事2冠を果たした竹原
大会2日目も素晴らしい成績を残した東洋大勢。さらなる高みを目指して日々努力を続ける選手達から目が離せない。
♢コメント
福田圭吾(国2=武南)
ーー予選レースを振り返って
昨日、200mのバタフライ2本やって、かなり疲労感がある状況だったんですけど、まあまあの出来かなと。60点、70点ぐらいのレースはできたかなと思います。
ーーレースプランは
今回のレースはあんまり自信がなくて、これといったレースプランはなかったんですけど、とりあえず周りの選手を見ながら、なるべく上の順位取れるように、競ったら負けないという風に考えていて、それは少しできたかなと思っています。
ーー今年を振り返って
インカレの400m個人メドレーで、4年ぶりのベストがでて、200mバタフライも昨日オープンで初めて決勝に残れて、かなりいい1年というか、飛躍できた1年なのかなと思っています。
牧野航介(営2=湘南工大付)
ーー予選のレースを振り返って
予選から動かすのがすごい苦手で、こういう大会だと予選からいかないとなかなか決勝に残れないっていうのもあって、集中して挑んでみたんですけど、まだ体が動かなくて、へばってしまいました。
ーー決勝のレースを振り返って
去年のこの大会で、インカレでベスト出した時にずっこけてしまって、そこから1年苦しい思いをしてしまったんですけど、今年は去年ほどの落ち幅はなくて、一回オフを挟んでからの大会で(4分)15秒で泳げたので、ちょっとは自信がついたレースになりました。
ーー背泳ぎが課題と言っていましたが、背泳ぎの出来は
まだタイムにはつながっていないんですけど、キックの強化だったり、ストロークの軌道とかを今いろいろ試しているところなので、いい収穫ができたと思います。
松下知之(国1=宇都宮南)
ーー予選で泳いだ感触は
昨日の疲れが少し感じる中でのレースだったんですけど、まずまずいい感触で泳げました。
ーー決勝はどのぐらいのタイムを見据えてますか
予選からいい泳ぎをして決勝に向かうというのが今回の目標だったので、まずは一つクリアできて、決勝では自己ベストを目指して。実力はあると思うので。いつも予選いい感触でいっても決勝がイマイチっていうことが多々あるので、そこは気を抜かず、しっかり準備して決勝に進みたいと思います。
ーー決勝レースを振り返って
どうしてこんなことになってしまったのかイマイチわかっていないんですけど、予選の感覚からいったら(4分)8秒台は絶対出ていたと思うので、ちょっと悔しいですね。
ーー最も納得できなかった部分は
バタフライの後半と背泳ぎの泳ぎ方はまだまだだったのかなと思います。予選が良かっただけにすごい悔しいですね。
ーー次のレースに向けて
予選がいい泳ぎができたので、それをちゃんと狙ったレースで出せるようにするというのが次の目標かなと思います。
ーー決勝レースのタイムについて
まだまだ決勝でしっかりタイムを上げられないようじゃ、 実力不足というか、 まだまだ上げられるな、 伸び代があるなという感じです。
ーー成長する上で同年代、 年下の存在は大きいか
自分の周りはレベル高い選手で固まっている、そういった環境でできているというのも一つの要因かなと思います。
池田りんか(営4=豊川)
ーーレースを振り返って
思っていたより遅かったのと、スタートをちょっと失敗したのでそこが悔しかったなというところです。
ーーこれまで力を入れてきたところは
環境が9月以降変わって、自分で練習していく中でも、自分の得意な浮き上がりはなにがなんでも外さないっていうのを意識していたんですけど、久しぶりなのもあって、ちょっと力んじゃったなというのはあります。
ーー今年を振り返ってみて
4年目のインカレが自分の中で大きくて、12月から3月にかけて怪我して泳げなくてっていう時期も乗り越えて、最後しっかり4年の集大成として見せれたのと、大きい試合でも泳ぐことができたのはすごい楽しかったなと思うので、来年はこれよりもっと頑張って結果を出していければなと思います。
今村陽向(スポ1=日大豊山)
ーーレースを振り返って
思ったよりもめっちゃきつかったです。
ーーレースプランは
前半を楽に1分56秒ぐらいでいって、後半ラスト100mあげる作戦だったんですけど、後半がちょっときつかったです。
ーー明日のレースへの意気込み
明日は2個メで、同期のまっちゃん(松下)とかもいるので、楽しく気楽に泳ぎます。
竹原秀一(スポ1=東福岡)
ーー予選のタイムはいかがでしたか
タイム的にはあんまり良い悪いはないんですけど、泳ぎ的には大きく泳ごうと思ったんですけど、予選なのかわからないんですけど、すごいきつかったです。
ーー決勝に向けての改善点は
100(m背泳ぎ)みたいに力む必要はないと思うので、自分に合ったテンポで、浮き上がりから最後まで一定のスピードで泳ぎ続ければいいかなと思います。
ーー具体的な目標タイムは
ベスト付近では泳ぎたいなという思いはありますし、55秒も狙っていきたいなと思います。
ーー決勝レースを振り返って
予選からうまく泳げていなかったので、 その面を考えると、 56秒台はよかったかなと思います。
ーー決勝でとくに気をつけたことは
予選は平井先生とも大きなテンポでとりあえず最後まで泳いでみようということだったんですけど、体をうまく使えず無理やり大きく泳いだ感じだったんですけど、 自分1番(の速さ)が出るテンポをマネージャーたちと確認して、そのテンポでうまくレースにつなげられたかなと思います。
ーー今後の課題は
変わらず、 最後の50mでもう一回ラストスパートをかけられるように、というところとそれまでの150m のところを効率よく泳がなければいけないので。それはこの決勝でうまくできたかなと思うので、そこの練習もやっていければ選考会でも 55 〜54 秒近くいけるかなと思います。
ーーこの一年を振り返って
日本選手権やジャパンオープンでは勝ち切れるようになったんですけど、やっぱり国際大会、 自分より速い人が周りにいると、自分のレースプランや自分の泳ぎが崩れてしまうので、そうなったときでも自分の持ち味が活かせられるように。 一発本番に強い選手になりたいなと思います。
ーー世界選手権に向けて
選ばれれば3度目のシニアの国際大会なので、そこで何がなんでも決勝に進んで、世界と戦えればなと思います。
ーー今後の目標は
100mも200mもベストが出る自信は練習からあったんですけど、 どっちも及ばず今は悔しいです。200mでは選考会や、 KOSUKE KITAJIMA CUPにもつながるレースになったかなと思うので、 12月のインターナショナル合宿や東洋での年末年始の合宿でいい練習を積めるように頑張っていきたいなと思います。
坊岡優眞(済3=市立太田)
ーー決勝レースを振り返って
予選でもベストで、決勝でもベストで泳げたので、専門ではないんですけど良かったなと思います。
ーーレースプランは
バタフライと背泳ぎがいい感じで泳げていたので、後半勝負だなと思っていました。
ーー種目内での得意、不得意は
不得意は平泳ぎで、平泳ぎで離されてしまう部分が(ある)。これからもっと詰めていかないとなと思っています。
ーー今後もメドレー出場を考えているか
考えてはいないので、速い人が東洋大にはいっぱいいるので、自分の種目を集中してやりたいと思っています。
TEXT=髙梨美遼/PHOTO=鈴木真央、望月桜