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2024.12.13
ラグビー

[ラグビー] いざ、選手権。大学選手権3回戦・慶大戦展望

全国大学ラグビー選手権3回戦・慶大戦

会場:秩父宮ラグビー場




番号

Pos.

名前

1

PR

笠巻晴太(済4=北越)

2

HO

小泉柊人(済3=目黒学院)

3

PR

石川槙人(総4=日本航空石川)

4

LO

栗原大地(総3=伊勢崎興陽)

5


ジュアン・ウーストハイゼン(総3=Helpmekaar College)

6

FL

前川嵩登(済4=日体大荏原)

7


森山海宇オスティン(総3=目黒学院)

8

NO8

植田宗優(済3=筑紫)

9

SH

生田旭(総1=国学院栃木)

10

SO

天羽進亮(済3=城東)

11

WTB 

モリース・マークス(総4= Hoërskool Noordheuwel)

12

CTB

佐藤航大(済4=北越)

13


アダム・タマティ(総3=Sacred Heart College

14

WTB

ボンド洋平(済4=東海大相模)

15

FB

坂本琥珀(総2=仙台育英)

16

Re.

後藤大樹(総4=関商工)

17


小川雄大(済4=脇町)

18


岡田恭和(スポ1=脇町)

19


ステファン・ヴァハフォラウ(総3=札幌山の手)

20


金井悠隼(スポ2=東海大相模)

21


佐々木健人(総3=札幌山の手)

22


土田修也(総4=岐阜聖徳)

23


中山二千翔(総1=日本航空石川)



 ついに明日、ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場を舞台に全国大学ラグビー選手権(選手権)初戦を迎える東洋大。相手は今春の交流戦で大敗した慶大だ。勝てば選手権初勝利となる一戦。笠巻組はチームに新たな歴史を刻むことはできるか。歴史を変える挑戦が幕を開ける。



ピッチに入る笠巻


 今試合、初先発となったのは前川。2週間前に行われたジュニア選手権入れ替え戦ではゲームキャプテンを務め、チームをけん引した。「あとは気持ちの問題なので、自分が持っているパッションを出し続けたい」。最後の選手権に向けて気合い十分だ。さらにリザーブには中山がメンバーに名を連ねた。同試合で半年ぶりの復帰を果たすと、持ち前のランで相手を圧倒。2トライを挙げ、「いいアピールができました」と手応えを語っていた。わずかなアピール期間でメンバーの座を射止めた中山。ルーキーの躍動を見ることはできるか、楽しみである。


 2年ぶりの大舞台に向けてし烈を極めていたメンバー争い。仲間同士で刺激し合い、チーム力は3週間で間違いなく上がっている。格上の相手にも物怖じしないタックルで勝利を引き寄せたい。


インゴールへ飛び込む中山



  大学ラグビーの「ルーツ校」である慶大に打ち勝つには、連係のとれたプレーで個々が持つ能力を発揮することがカギとなる。


 今季は強みとするスクラムやモールなどのFWプレー、連係のとれたパスさばきで前進するアタック力など攻撃のレベルは増した。今試合、対戦するのは春シーズンで大敗した相手だ。しかし、この舞台にたどり着くまで数々の試練を乗り越え、シーズンを通して成長してきた東洋大。勝機は十分にある。

交流戦・慶大戦終了後のフィフティーン



 仲間と苦楽をともにし、計り知れないほどの努力を積み上げてきた1年間。すべてはこの舞台に立ち、頂点を目指すため。鉄紺をまとった選手たちが、冬のピッチを熱くする。




TEXT/PHOTO=北川未藍