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2025.02.08
陸上競技

[陸上競技] 第101回箱根駅伝〜紡いだ鉄紺の伝統〜 5区・宮崎 シード内を死守し、復路へ希望託す往路9位フィニッシュ!!

第101回東京箱根間往復大学駅伝競走

1月2日(木)・3日(金)

大手町読売新聞東京本社前発着


総合9位 東洋大   10:54'56


往路9位 東洋大  5:27'53

1区(21.3km) 小林亮太 1:02'52(11位通過・区間11位)

2区(23.1km) 緒方澪那斗 1:08'50 (19位通過・区間20位)

3区(21.4km) 迎暖人  1:02'40 (16位通過・区間8位)

4区(20.9km) 岸本遼太郎 1:01'15 (9位通過・区間3位)

5区(20.8km) 宮崎優 1:12'16(9位通過・区間9位)


復路7位 東洋大   5:27'03

6区(20.8km) 西村真周 58'56(9位通過・区間9位)

7区(21.3km) 内堀勇 1:04'16(12位通過・区間12位)

8区(21.4km) 網本佳悟 1:04’18(9位通過・区間2位)

9区(23.1km) 吉田周 1:09’22(8位通過・区間7位)

10区(23.0km) 薄根大河 1:10’11(区間10位)




   5区を任されたのは、1年目にして主力として活躍してきた宮崎優(総1=東洋大牛久)。高校時代には全国高校駅伝で「花の1区」区間3位の実力を持ち、「箱根駅伝総合優勝」を目標に東洋大の門を叩いた。三大駅伝初出走を果たした出雲駅伝ではアンカーを務め、区間11位で11位フィニッシュと苦戦したが、その悔しさを箱根で晴らすべく準備を重ねてきた。


往路のゴールテープを切る宮崎


 憧れの箱根駅伝。初めて立つ夢舞台に宮崎は「自分がしっかり走るんだ」と強い覚悟でスタートラインに向かった。4区の岸本から9位でタスキを受け取ると前を走る日体大を懸命に追う。大平台の給水ポイントで仲間から力水を受け取ると一気にスピードを上げ、得意の上りの走りで箱根の山を駆け上がった。途中、ペースが落ちてしまう場面でも「1秒でも早く復路の先輩方にタスキをつなぐんだ」と自分を鼓舞し、芦ノ湖を目指す。その後もシード圏内を守り切り、9位でゴールに飛び込んだ。当日変更で4人が入れ替わった往路。一度は19位まで沈んだが、逆境を跳ね返し、20年連続シード権獲得へ復路に弾みをつけた。


険しい上りもチームのためにと一心で駆けた

(写真提供、「中大スポーツ」新聞部)


 「最大限シード圏内で復路につなげたい、意地でも9位という順位を死守する」と伝統の鉄紺を担う気持ちが宮崎の背中を後押しした。けがに苦しみながらも数々のレースに挑んだ1年目。来年度の目標はトラックシーズンでの自己ベスト更新、そして箱根駅伝で平地でも上りでもチームに貢献する走りをすること。この1年の経験を糧にして、2年目も全力で駆け抜ける。


ゴールでは小林亮太(総4=豊川)と迎暖人(総1=拓大一)が迎えた


箱根駅伝2日間のレース記事はこちらから➡️https://sports-toyo.com/news/detail/id/27645


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◼︎宮崎優 レース後コメント


ーー5区を任された時の心境は。また決まったのはいつ頃だったか

 5区も走れる準備をしていたため、任された時は自分がしっかり走るんだというワクワクする気持ちでした。また、決まったのは当日の6:20頃に監督からお電話をいただき出走が決まりました。


ーー酒井監督や先輩方からはどのような言葉をかけてもらったか

 監督や先輩方からはしっかり練習できているんだからいけるよというお言葉をいただき、自分はいけるんだという気持ちになりました。


ーータスキをもらった時の心境は

 テレビで観ていた憧れの舞台での襷リレーだったため、嬉しい気持ちと1秒でも早く復路の先輩方に襷を繋ぐんだという気持ちでした。


ーーレースプランなどは

 函嶺洞門までの目安のタイムがありましたが、本線では体がより動き目安のタイムより速く入るという形になりました。


ーーご自身の強みである上りの走りは、箱根の山ではどうだったか

 上りではペースが落ちてしまうところもありましたが、最後まで諦めずに坦々と上ることができました。


ーー山を走るための練習や強化してきたところは

 腕振りやフィジカルの部分、ストレッチなどの解し系をしっかり行ってきました。


ーー今大会のレースやタイムを振り返って

 初めての箱根駅伝での走りとしてはまずまずのタイムでしたが、あともう少しで71分台も見えていたことや、登りの途中でペースが落ちてしまう場面もあったなど反省点もあります。


ーー往路9位でフィニッシュした時の心境は

 20年連続シード権獲得がかかっている中で、最大限シード権内で復路に繋ぎたいと考えていたため、意地でも9位という順位を死守するんだという気持ちでした。


ーー東洋大に入学してからの1年を振り返って

 思うような結果がでないことや怪我をしてしまう時期もありましたが、それ以上に競技や生活の面で学ぶことが多く、たくさんの経験ができた1年だと思います。


ーー来季の目標、来年の箱根駅伝での目標は

 トラックやハーフマラソンでの自己ベストをしっかりだして、箱根駅伝では平地でも登りでもチームに貢献する走りができるようにしていきたいと思います。




TEXT=鈴木真央/PHOTO=岡本后葉

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