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2015年度 関東大学ラグビーリーグ戦2部
10月11日(日) 14:00K.O 拓殖大グラウンド
〇東洋大95{50-0、45-7}7玉川大
東洋大 | スコア | 玉川大 | ||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
8 | 7 | T | 0 |
|
5 | 5 | G | 0 | 1
|
0 | 0 | P | 0 | 0 |
0 | 0 | D | 0 | 0 |
50 | 45 | 計 | 0 |
|
95 | 合計 | 7 |
背番号/ポジション | 選手名 | 出身校 | 学年 |
1/PR | 木田 大雅 | 国学院栃木 | 3 |
2/HO | 岡部 景和 | 東福岡 | 3 |
3/PR | 古館 康大 | 盛岡工 | 3 |
4/LO | 檀上 利大 | 御所実 | 4 |
➄/LO | 野崎 伊織 | 国学院栃木 | 4 |
6/FL | 高野 雅義 | 報徳学園 | 1 |
7/FL | 荒岡 悟 | 法政二 | 4 |
8/NO.8 | 土肥 航 | 長崎海星 | 1 |
9/SH | 篭島 優輝 | 東京 | 4 |
10/SO | 村上 晴太 | 仙台育英 | 2 |
11/WTB | 田淵 恵太 | 昌平 | 1 |
12/CTB | 古川 拓実 | 目黒学院 | 2 |
13/CTB | 柳井 佑太 | 荒尾 | 3 |
14/WTB | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 1 |
15/FB | 清原 祥 | 荒尾 | 4 |
Reserve Member | |||
16 | 桐山 大輝 | 御所実 | 3 |
17 | 藤倉 拓郎 | 黒沢尻工 | 3 |
18 | 小山内 健 | 昌平 | 1 |
19 | 杉山 直 | 常葉橘 | 4 |
20 | 石井 勇輝 | 日体荏原 | 2 |
21 | 内野 晃成 | 長崎海星 | 2 |
22 | 平原 賢 | 国学院栃木 | 2 |
23 | 小宮 幸太 | 長崎北 | 3 |
・選手交代
後半7分
FB清原→平原
後半10分
NO.8土肥→石井
FL荒岡→杉山
後半14分
WTB田淵→小宮
後半25分
SH篭島→内野
PR古館→小山内
PR木田→藤倉
後半33分
CTB柳井→桐山
攻撃の起点となった清原
トライを決め祝福される菊池(中)
次々にトライを決め終始大差でリードを保ち、開幕3連勝と今の東洋大の勢いを象徴する試合となった。
前半の攻撃では、右サイドから攻めあげFB清原とWTB菊池の息の合ったパス回しで立て続けにトライを成功させ点を重ねていく。また、前半18分にCTB古川が相手ディフェンスを突破しそのまま独走でトライ。30分にはゴール前のモールで、そして39分スクラムで押し込みそれぞれ5点をもぎ取った。守備陣では、目立ったピンチはなかったものの、中央に攻められ左サイドでスクラムを組まれたが、合宿で鍛えあげられたディフェンスで相手を抑えチーム一丸となってこの場面を防いだ。
疲れが見え始める後半でも、前半で活躍したFB清原やWTB菊池を筆頭に、後半12分にPR木田がモールで押し込みトライを決め、17分には蹴ったボールが減速することなく転がり、途中からグラウンド入りしたCTB小宮が全力疾走しトライを奪った。そして試合終了間際、SO村上がダメ押しトライに成功し格下相手に強さを見せつけた。
だが、後半の中盤に右サイドから攻め込まれ左サイドにボールを運ばれて得点を許した。「ディフェンス力を改善していかなければならない」と野崎主将が話すように、目標である1部昇格へ強豪校に勝つため課題を克服し、次週の白鴎大戦に挑む。
■コメント
・高野監督
後半出た選手がディフェンスのシステムを守らずにそれがきっかけでトライされたところが一番印象に残る。本当はできる相手なのにやるべきことをしていないトライだから喜べないということを前半の選手たちには言った。点は取れていたけど、いつもの雰囲気じゃない、調子じゃないっていうところがあった。後半はよくできていた。何回もやってきたことをしないでトライを取られたことは後悔している。内容はもちろんよかったけど、出来すぎて自分たちの形じゃないというところは少しあった。0点に抑えるっていうのはこの試合の目標だった。まだ自分たちのことを修正できる試合が1つあるからきっちり勝って、残りの3つにはやれることをすべてやって勝ちに行く。
・野崎主将(済4・国学院栃木)
(両チームの)BKにすごく差があったので、そこでパスを上手く回して点を取り切ることができ、やりたいことができたのは良かった。でも、95点取れる相手に対して5点取られることは問題である。もし、格上の相手だったら、そこのディフェンス力を改善していかなければならない。(1トライだけ許してしまったが)いつもとは違って、このプレーで点が取れてしまうのかというような場面がいくつかあって、何か違和感を感じてしまっていた。疲れていたというのもそうだが、どちらかと言えば先に言った方が(失点の原因に)当てはまる。(開幕3試合全て3トライ以内だが)やらなくてはいけないこと。これから対戦するチームに対しても、(自分たちは)4トライは取れるチームだと思っているので、これからも継続していきたい。公式戦でこれだけ点を取れたのは初めて。今日はFWの調子が良くて、スクラムをしっかり組んでくれたのが、この結果につながったと思う。(次戦は)自分たちのやりたいラグビーをして、白大戦につなげていきたい。
TEXT=星川莉那 PHOTO=千野翔汰郎