記事
第39回デンソーカップチャレンジサッカー 静岡大会 グループA/グループB 第3節
2月28日 時之栖スポーツセンター 裾野C
U-20全日本選抜2―1東海選抜
関東選抜B3-1北海道選抜
4日間を通して開催される第39回デンソーカップチャレンジサッカー 静岡大会が早くも3日目を迎えた。U-20全日本選抜に高橋輝(国2=大宮U-18)、関東選抜Bに荒井涼(国3=日大藤沢)、鍋島暖歩(国3=長崎U-18)が登場し、両チームともに白星をあげた。
全日本選抜は東海選抜と対戦。髙橋は3日間連続の出場を果たした。前半戦は相手の勢いに押され失点を許すも、後半戦では流れを立て直し、逆転の機会をうかがった。
66分、相手選手らが右サイドからの攻撃が続き、コート左への意識が薄れたタイミングで髙橋が仕掛ける。仲間からパスを受け取ると左サイドから得意のドリブルで一気にゴール左わきまでボールを運び、体勢を整えシュート。
しかし相手に軌道をふさがれてしまい、打ったシュートはゴール上に大きくそれてしまった。なかなか得点につながらずチームに焦りが見え始めた時、全日本選抜に好機が到来。試合終盤に差しかかった74分、池田春汰(筑波)がシュートを決め、続く75分、小湊絆(法大)がゴール中央ヘFKを確実に収め、立て続けに決めた2点が全日本選抜の逆転につながり、今大会初の白星を勝ち取った。
北海道選抜との一戦になった関東選抜Bは、東洋大から荒井と鍋島が出場。プレーオフ優勝チームである北海道選抜に引けを取らず、連携されたスピードのあるパスをつないでゴールを狙う。37分、鍋島がセンターからゴール目前までボールを追うも、相手GKによって弾かれる。跳ね返ったボールを後ろから前田快(神大)が素早く差し込み、見事ゴール。関東選抜Bは前半から3点を決めるなど好調なプレーで流れを作った。その後、北海道選抜に失点を許したが逃げ切り、3-1で関東選抜Bが勝利した。
第3節では両チームともに勝ち点を獲得。最終節は、関東選抜Bが3位決定戦、全日本選抜が5位決定戦へと駒を進める。直接点数にはつながっていないものの、今日までの試合では、チャンスを見定めゴールを狙いに行く積極的な姿勢を見せる東洋大の選抜選手ら。その威勢を止めることなく、最終節でも活躍を期待したい。
TEXT=森花菜