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卒業企画16日目
7人目はラグビーにささげた大学生活を「財産」になったと語る岡本有生(総4=東海大相模)。最終学年では菅平合宿中に負ったけがにより、リーグ戦出場がかなわず「不完全燃焼に終わった」というが、チームの一員として裏方に回り最後まで仲間に寄り添った。岡本にとっては苦しいラストイヤーとなるも、「最高の仲間や素晴らしい環境でラグビーをすることができて、本当に恵まれていて幸せ者だなと感じています」と振り返る岡本が東洋大ラグビー部で過ごした4年間に感謝の思いをつづった。
岡本の4年間を表す言葉は「財産」
ーー4年間を振り返って
私は、最高の仲間や素晴らしい環境でラグビーをすることができて、本当に恵まれていて幸せ者だなと感じています。また東洋大学に来てからはラグビーだけではなく、人間性の部分を学ぶことが多く、改めて私生活の凡事徹底の積み重ねがラグビーに影響するんだと身にしめて感じました。
4年間全力でラグビーに向き合ってきましたが、けがに悩まされ自分の中で不完全燃焼で終わりましたが、怪我によって今まで試合に出たくても出れない人の気持ちや怪我をしているのに声を出してチームを盛り上げて仲間を鼓舞している姿を見て自分も何かできることはないかと考え、これも神様が今後生きていく上での試練だなと捉え、プラス思考に変わり、裏方としてサポートすることができました。
この悔しさを人生の糧にして次のステージでも頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました。
ーー4年間で最も思い出に残っていることは
自分が大学1年生の時に2部リーグから29年ぶりに1部に昇格し、王者東海大学を破ったことが思い出に残っています。
ーー色紙に書いた言葉について
大学3年生と4年生でけがをして今までラグビーができていたことが当たり前ではないことや、日常生活を何不自由なく生活できていた事に感謝しないといけないと改めて気付くことができました。その中で部員や初対面の方にけがのサポートをしてもらうことが多くて、本当に人のありがたみを感じて自分も困ってる人やけがをしている人に対して助けたいと思うようになりました。以上の事から自分にとって苦しい場面も多かったですが、今後生活していく上での財産となりました。
ーー東洋大ラグビー部で最も成長できたところは
ラグビーの面でも成長もしたのですが、一番は人間力について学ぶことが多くて、とても成長できたと感じています。
ーー4年間共に過ごしてきた同期にメッセージを
本当に4年間少ない人数ではあったけど、最高の同期です!みんな社会人でバラバラにはなりますが、東洋のプライドを持ってブランドカをあげていけるようにおのおの頑張っていきましょう!またみんなで飲みにでもいこ!
ーー最後に、後輩たちにエールを
大学選手権優勝を狙える頼もしい後輩がたくさんいるのでチーム一つになって、今試合に出れていない人も最後まで諦めずに最高の準備をしていればチャンスは必ず来ると思うので、頑張ってください!応援しています。
PHOTO=北川未藍