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第99回関東大学サッカーリーグ戦1部第1節 東洋大vs桐蔭大
4月5日(土) 味の素フィード西が丘
〇東洋大5-0国士大
〈得点者〉(アシスト)
10分 鍋島
24分 田制(篠原)
58分 髙橋(西村)
61分 鍋島
66分 宮永(村上)
〈出場メンバー〉
▽GK
上村 倫士(国4=日大藤沢)
▽DF
荒井 凉(国4=日大藤沢)
中村 琉聖(国3=横浜FC)
大橋 斗唯(国3=柏U-18)→87分 福原 陽向(鹿島Y)
西村 龍留(国3=柏U-18)
▽MF
田制 裕作(国4=柏U-18)
鍋島 暖歩(国4=長崎U-18)
篠原 佑岳(国3=横浜FM)→61分 仲野 隼人(三菱養和SC)
▽FW
村上 力己(国4=尚志)→84分 髙橋 愛翔(大宮U18)
湯之前 匡央(国4=柏U-18)→64分 宮永 羚進(JFAアカデミー)
髙橋 輝(国3=大宮U18)
笑顔のハイタッチ
第99回関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)が開幕した。昨年度、全日本大学サッカー選手権(以下、インカレ)初優勝を果たし、勢いに乗る東洋大はリーグ戦優勝、総理大臣杯優勝、インカレ2連覇を目標に掲げる。さらなる強さを求めて挑む今節の相手は桐蔭大。ケガのためキャプテン山之内を欠いた初戦となったが、日本代表も経験した髙橋を始め5得点をあげ、無失点で完全勝利を果たした。
キャプテンマークを巻く湯之前
春の陽気に包まれ、快晴の中キックオフ。キャプテン山之内に代わり、副キャプテンのFW湯之前がコート内でキャプテンマークを巻き、プレーと声でチームを引っ張る。先に攻撃をしかけたのは東洋大。10分、FW髙橋がボールを奪うとMF鍋島がシュートを放ち、先制に成功。24分、MF篠原のコーナーキックからMF田制のヘディングで追加点を獲得した。
好セーブが光るGK上村
桐蔭大の攻撃にはGK上村が好セーブでゴールを守り抜く。相手のペースを作らせないまま前半を2点リードで折り返し、後半戦へ突入。点差をつけたい東洋大は積極的に攻めの姿勢を見せた。13分、DF西村のパスをFW髙橋が押し込みゴール。16分、仲間がドリブルでつないだボールを鍋島がシュートでゴールネットを揺らした。1試合のうちに2得点を決めたことは自身初だという。さらに21分、FW村上がスペースを見つけパスを出すと途中出場の宮永がシュートを決め、5ー0で勝利を収めた。
コーナーキックを放つ鍋島
開幕戦を無失点と大量得点で終え、リーグ戦初優勝に向けて幸先良いスタートを切った東洋大イレブン。ここから半年ほどかけて試合は続いていくが、髙橋は「いろんな出来事があると思いますが、チームの力で乗り切っていきたい」とうなずいた。リーグ戦は始まったばかり、紆余曲折を経てたどり着く頂へ。チーム一丸となって優勝を目指す。
リーグ戦は始まったばかり
■コメント
・髙橋輝(国3=大宮U18)
ーー個人が成長するためにお手本としてる選手や好きな選手はいますか
伊藤純也選手。どんな時でも、縦にも行けるしうまいし、サイドの精度も持ち合わせているし、そういう日本で突き抜けた選手だと思います。そういう選手みたいにならないといけないなと思います。
ーー新チーム中心核としての自覚
1年生から出させてもらって、3年生になってチームを引っ張る立場にならないといけないなと思いました。自分のプレーで献身性もそうだし、ボールを持った時のスキルの発動もそうだし、チームのために戦わないといけないという自覚は、開幕戦始まる前も持ってたし、始まってからもその部分は心の中にありました。
ーープレッシャーを感じることはあるか
そんなに。正直そんなに感じてないのかなと思ってます。そんなに気負いすぎてもダメだし、自分は自分のプレーをチームの勝利のためにやるというのを1番思っていることなので。
ーーリーグ戦への意気込み
今日素晴らしいスタートが切れたんですけど、まだ1試合終わっただけでここから長いですし、先を見過ぎず、一戦一戦今日みたいな戦いができれば、チームの目標である優勝には近づくと思うので。いろんな出来事があると思うんですけど、チームの力で乗り切っていきたいです。
ーー今試合の自身の活躍について
1、2年生から出させてもらってる立場で、しっかり結果を残したいと思っていたので、しっかり結果を残せて。でもそんなに力まずにチームのためにやっていきたいと思います。
・田制裕作(国4=柏U-18)
ーー試合を振り返って
前半いい形で2-0で折り返して、後半も自分たちの時間帯に3点取れたので、いい試合だったと思います。
ーー得点シーンを振り返って
ファーに走ったらいいボールが来たので、あとは合わせるだけでした。
ーーチームの雰囲気は
下の学年も迫力を持って練習からやっているので、チームとしての雰囲気はいいのでその雰囲気を持ったまま開幕戦挑めたのかなと思います
ーー幹部について
キャプテン含め、副将主務もいい感じにチームをまとめていて、あとは自分たちがついていくだけだと思います。
ーーラストイヤーの目標
関東リーグ優勝に向けて一戦一戦を大切にして、その中でもゴールとアシストにこだわりを持ってやっていきたいと思います。
ーー次節にどのように挑んでいきたいか
あと一週間あるので、今日出た課題とか来週からの練習で改善していって連勝できるようにいい準備していきたいと思います。
・宮永羚進(国4=JFAアカデミー)
ーー振り返って
チームとしては大量得点をできて、無失点で終えられたので、それはすごい良かったです
ーー出場で意識したこと
得点取ることを何よりも頭に入れて出場したので、結果的に出場し点を取れたのが良かったと思います。チームとしては前線の守備を求められていたので、ある程度はできたのかなと思います。
ーー監督からの指示
前からの守備というところと、得点というところも言われました。どちらもある程度できたと思います。
ーー得点シーンを振り返って
9番の村上にいい形でボールが入って、力きが僕の動きを見てしっかりスペースにボールを出してくれたので、あとは決めるだけでした。
ーーラストイヤーの目標
途中から出たり、スタートから出たりどちらもあると思うんですけど、状況に関わらずチームのためにプレーをして、その先に自分の得点があればいいと思います。
ーー次節の目標
今節いい形で終われたので、来節もいい形で、継続できるように。2連勝してできるようにしたいです。
ーーリーグ戦への意気込み
チームとして関東リーグ優勝が目標なので、そこが達成できるように、チームとしても個人としても日々の練習からできることをやっていきたいと思います。
TEXT=鈴木真央/PHOTO=森花菜